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リテラシー。

今年は少し本を読む時間を増やしたいななんて思っていますが、圧倒的にSNSやってる時間の方が多い。自分に限らず、その言葉に人がどう反応するのかというのが限りなく麻薬的なんでしょうね。チェックせずにいられない。一方で、ふと見た書き込みに、ああいい言葉だなあと思って、あとでじっくり読もうと思って…2度と見つけられない。こういうのってなんなんでしょうね?わかっていて何度も同じ失敗を繰り返す残念な私。冒頭の写真のとおり、春日神社にお詣りに行く途中、並んでる間に見かけた書き込みだったのです^ ^;

今日逃してしまったその書き込みは、言葉を受け止める力についてのものでした。リテラシー、ですね。言葉の定義は、もともと「基本的なレベルの読み書きができる能力」=「識字力」というものですが、昨今は「伝えたいと筆者が考えていることを的確に捉えて、なんならそれにぴったりなリアクションができる力」を指している気がします。

現実世界ではこれが正しくできないとバカ扱いどころか相手にされなくなる。今でもドキドキしますけど、子どもの頃というか、かなりな年になるまで僕はこれが苦手で。具体的にいうと咄嗟に反応出来なかったんですね。経験値とか駆け引きとか場の空気を読む力とかに加えて、どう持って行きたいのかとかいろんな要求される力があると思うけど、まず相手が何を言おうとしてるのかを咄嗟に理解する力がないとリアクションできない。今日逃してしまったのは、そのことについて恐ろしいくらい冷静にぶった斬っている文章でした。

最近よく思うことだけど、某SNSを見ていて、もうわざと絡んでるでしょと言いたくなるくらいヘンテコなリアクションしてる書き込み多いですよね。それ見て苦笑いしてるうちにはっとしたのは、もしこれが大真面目にやってこれだったら、ということ。毎日そういうの見てるとゼロの位置を見失ってしまう。

たとえば。「ステージのこっちと向こう」という言葉があった時、あなたにとって「こっち」はどっちですか?わかるように書けよっていうのが普通だと思うけど、ここの突っ込みなしに、勝手に受け取って反応しちゃう人があまりにも多い。たぶんこれが今のSNSの揉める原因。これ、力は落ちてますよね。悪いけど。

ちゃんと伝えるために持っていないといけない力がある。美意識というか、こうでありたいと思う気持ち、大切だなあと思って。勉強しようと思った話でした。

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