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節約生活で貧困になる

色々なものが値上げラッシュで生活するだけで高コストを余儀なくされています。これでは将来に備えるのもままならないので節約生活を始めましょう。

まずは食事毎に食べてるデザートの大福をお昼だけにしよう。1日に3個食べていた大福が1日に1個になるのでこの分が節約される。よし、がんばろう。

3ヶ月後
バイトのシフト減らされて月に稼げるお金が減ってしまった。節約を加速しないとこのままでは立ち行かない。どうしてこうなった?

それはね
個人的には1日3個の大福が1個になったので節約だが、大福を作っていた企業からしてみれば売上が1/3になったという事。もちろん1人だけなら問題ないがみんなが節約を始めたらどうなる?この場合は大ダメージです。ちなみに彼のバイト先は大福製造の工場でした。以前のように作っても売れないので、工員のシフトが減らされてしまいました。

そして
大福を減らして節約した金額よりも減った給料の方が多いという事で「節約に励みすぎると貧乏になる」法則です。節約や倹約は個人的には合理的な行動です。しかし、多くが節約に励むと上記のような事が起きます。経済学では個人的な事柄をミクロ、全体的な事柄をマクロと呼びます。

合成の誤謬
ミクロ的には合理的な事でもマクロ的には予期しない事になる事を「合成の誤謬」と呼びます。不景気で倹約するとさらに不景気になる、という倹約のパラドックスでした。この説を唱えたのはケインズてす。ケインズはこの他にも色々なパラドックスを唱えているので興味があれば調べてみると良いと思います。

では、またお会いしましょう。

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