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戯曲集

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戯曲「CLOCK」③

シーン3

『ヒトと妖怪』

  屁太郎たち。

屁太郎  走れ、はよ走れ。

  式神飛び込む。

ウクイ  屁太郎、逃げろ!

屁太郎  逃げてえけど逃げらんねえんだよ!

  辺りが炎に包まれる。

セイメイ これは!?

  九尾、ミズチ、ウシオニ飛び込み式神を蹴散らす。

屁太郎  おわー!九尾の妖狐!

ウクイ  こいつが九尾!?

屁太郎  こいつらは、人間を食っちまう恐ろしい妖怪だ

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戯曲「CLOCK」②

シーン2『政策』

ある国のある城で。

赤ん坊の泣く声。

従者2  生まれ、うまうまうまれましたー!

従者3  もちつけいもちつけい!

従者4  レッツ、パーティー! 

  音楽がかかる。ノリノリ。壇上にシグレ、ツチクレ、ウクイ、登場。

シグレ  ずんちゃずんちゃ!

ツチクレ いいねいいねえ!乗ってるねい。

従者たち いえーい!   

ツチクレ 音楽ストーップ!ナイスミュージック

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戯曲【CLOCK】

昔書いた戯曲をここに残します。

これは、僕がまだ26歳のころ、遠い昔、まだ山に神様がいて、妖怪がいて、人間がいた頃を思って書いたもの。

愛は普遍だということを書いたもの。

CLOCKむかーしむかし、陰と陽がまだ一つだった頃、人と妖怪は共存していました。

僕たちが生まれるずーっと昔から森にいて、たくさんの人間を見てきて、時には脅かして、時には助けて、時には助けられて、そうやって山や川を守って

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