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体験から得られる情報の価値

こんにちは、RooKです。

このnoteをはじめた頃は、絵で食べていけるプロのアーティストを…と目指しはじめたものの、何の手がかりもなく模索状態でした。

けれど、とにかくできることを…と、もがき続けて
見つけた自分の絵をInstagramで公開し続けたことで、アートフェアや展覧会へのお誘いを受けることになりました。

出展料がかかるのですが…とにかく体験してみなければ何も得られません。わたしは、わたしに、やりたいことを満足いくまでさせてあげたい。

お誘いいただいた展覧会にすべて参加することを決めました。

この8月は、今年の10月に石川県金沢市で開かれる展覧会に向けての作品の締切があるため、制作に取り組んでいました。
今まで、B4サイズまでの作品しか描いていなかったのですが…今回は額の長さの最大が70cmまでという規定。
すべてが初めてのため、そもそもの絵のサイズに迷い最終的にA1サイズを正方形に切った59㎝×59㎝で描きました。
規定のなかで、とにかく大きく…と考えたのですが額装の際にマットをはさむ余地もなく額のサイズもギリギリすぎるということに 笑

かなり余裕のないなかでも最大限の魅力が発揮されるように、と提案くださった画材屋さんの担当の方には本当にお世話になりました!
オーダーメイドの額が、これもまた想像以上のお値段だったのですが…笑
プロによる見立ては、わたしの中にはない発想からのご提案で…候補としてあげてくださる額がどれも素敵で迷うほど。
とても贅沢な時間でした。
やっぱり何事も実際に体験してみなければ分からないもので、貴重な経験となりました。

今日はそんなオーダーメイドの額に入って綺麗に飾られたうちの娘を引き取りに行きました。



共鳴



わたしの絵はブルーブラックのボールペン1色のみで描きあげるペン画。
ほんとギリギリのサイズのためマットをはさむことを考えていなかったのですが…マットで色味を加えることで、絵に優しさや色気を出せるとご提案いただき、ほんの少しでもマットを差し込むことに。
このマットも、幅が広くなると黒のシャープな額よりも金の額のほうがよくなったりと面積によって印象は変わるのでかなり悩みました…。


壁に飾って見映えする大きさの作品の制作だけでもかなりの収穫でしたが、この額装も含めてよく分かりました。

売るための絵の原価をどれだけ下げられるか。
そのための工夫が必要だと。

絵を描く技術や表現力、体力の必要性もさることながら、自分で自分を売るその方法も考える。
それができれば絵を描いて生きていくことができます。

本を読んで頭に入れた情報が、今回の体験を通じて血肉となって腑に落ちました。

出展料が高いので展覧会やアートフェアで絵を売って生計を立てるのは難しいというお話も聞いてましたが、まさに、と実感です。
わたしにとっては今回の展覧会への参加は、聞いていただけのアート業界に足を踏み入れて体験を通じての情報を得ること。

いまは半歩、足を踏み入れた状態です。
これから展覧会出展を通してどのようなご縁を結ぶことができるのか、アーティストとして学べることは何か、今後の成長に向けて得られるものは貪欲に吸収していこうと思っています。

ただの傍観者として終わるなんてもったいないですから。

久しぶりの記事のため、内容がてんこ盛りになってしまいましたが…
アーティストとしての表現、技術的なことも大切ですが個人経営者として自分を売り出す視点もとても大切だということも伝えたいのです。


ただ、何よりも大切なのは金銭的に損をしてでも得るべき体験はしなければダメ、ということ。
実体験に勝る情報はないのですから。
もちろんこの情報を分析して今後に生かし、金銭的にも成功します!


***  出展情報 ***
【未来へ届けアートの光 in いしかわ】
主催:株式会社アートクロス様

期間:2023/10/17(火) - 10/22(日)
時間:11時~17時  *最終日は13時まで
会場:ギャラリーアルトラ
石川県金沢市下堤町7-2


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