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選抜発表後にアイドルが謝罪する文化はもう止めにしよう

先日、櫻坂46の9thシングル選抜が発表された。個人的には妥当という感じがするが、当落に関してSNSで少し話題になっている。

また、メンバー自身もブログや有料のメッセージアプリで謝罪や悔しさを吐露しているが、多くは「私の力不足です」とか「応援してくれたのにごめんなさい」などの言葉が並んでいる。

だがちょっと待って欲しい。坂道グループの選抜メンバーは基本的に「お話し券」の売り上げ順で選ばれている。さらに、最近では完売が当たり前になってきたので、完売までの速度が重視されるらしい。

つまり、メンバーが歌やダンス、バラエティを頑張ったところで売り上げが増えなければ選抜入りには繋がらない。となると、メンバーが頑張るべきは新たな購入層(ファン)の確保だ。

しかし、坂道グループはご存じの通り個人のツイッター(あえてXとは言わない)やインスタグラムは基本的に認められていないので、SNSの活用という手段も縛られている。

となると、残るはファンがしっかりと買うということしかないのだが、いかんせん金が掛かることなのでメンバーも言いづらい。よって、最初に紹介した「私の力不足です」とか「応援してくれたのにごめんなさい」という言葉に行きつくのである。

そのような背景や選抜に入れないことはファンも早い段階から察しているので、謝罪ではなく明るく前向きな気持ちを表明してほしい。

今回はメンバーの謝罪や売り上げ順の弊害を見てきたが、免除という名の聖域がある乃木坂や、売り上げ関係なく抜擢される48グループに比べれば、櫻坂や日向坂は「チャンスは平等」と言えるのかもしれない。

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