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先攻でも勝てる!無限起動列車デッキレシピと回し方【遊戯王マスターデュエル】

※当記事ではマスターデュエルの環境を前提に解説を行っております。

【デッキレシピ】

刃要素はカーネル


【このデッキの魅力】

1.初手の安定性
実際にこのデッキで20回まわしてみたところ、16回の初手スペリオルドーラに成功しました。
実に初手スペリオルドーラ率80%です。
豊富なサーチカード故に手札事故を避けやすいのは安心感に繋がります。
※先攻ソロプレイかつ妨害無しで検証

2.高い捲り性能
スペリオルドーラが出せるということはグスタフマックスからのジャガーノートリーベも同様の展開方法で召喚可能ということです。
また、当デッキでは高火力のモンスターを複数並べることも容易であり、臨機応変なワンショットキル(以下ワンキル)が可能です。
さらに、後攻の場合は上記に加えて緊急ダイヤによる展開も可能であるため、純正列車デッキの強みを踏まえた上で展開力を上乗せして強化できています。

3.先行でも戦える
列車デッキレシピで検索すると後攻特化型の列車デッキをよく見かけます。
実際、最初は筆者も後攻特化型にて作成したのですが、結論から言うとなかなか勝てませんでした。
今のマスターデュエル環境(2022年4月環境)では先攻制圧が非常に強く、列車のパワーを持ってしても壁を越えられないケースが多かったです。
その解決策として考えたものが先攻で妨害を立て、相手にベストな状況を作らせないようにして3ターン目でワンキルするという戦法です。
詳細は後述しますが、当デッキ使用の際は基本的に先攻を取る事を推奨します。


【採用カード紹介】

※この後の説明の「レベル10列車」とはデリックレーンorバレットライナーを指します。ナイトエクスプレスナイトは含まれないので注意。

モンスター編
●無限起動

・無限起動ハーヴェスター

ギミックの始動要因。基本的に通常召喚権はこのカードに使用します。
効果によりブルータルドーザーをサーチすることで、X召喚やL召喚に繋げられます。
また、レベル10モンスターとレベルを合わせることでレベル12のモンスターを並べられるため、素でアーゼウスを出せることも覚えておくと役に立つかもしれません。
最初のターンに手札にいて欲しいカード筆頭のため3枚の採用。


・無限起動ロックアンカー

基本的には2ターン目以降の展開に絡むカードです。古代の機械箱とレベルを合わせてランク8を出したり、手札で持て余しているカーネルを特殊召喚できます。
このカードで特殊召喚するモンスターはレベルを問わず、効果が無効にならない点も強いです。
また、転回操車と古代の機械箱、両方のサーチに対応しているところも採用理由として大きいです。
ハーヴェスターのサーチ効果を使用する際に、既にブルータルドーザーが手札にある場合はこのカードをサーチしましょう。
基本的に捲りで使うことに加えサーチ手段が豊富なため1枚の採用。


・無限起動トレンチャー

ブルータルドーザーで呼び出す最有力候補。
基本的に1ターン目にブルータルドーザーで呼び出しそのままX素材として使います。
1ターン目に手札に来てしまったとしても自力で特殊召喚できるので腐りにくいです。
除外した後は機甲部隊の超臨界で再利用を狙いましょう。
デッキのスペースの都合で1枚の採用。


・無限起動スクレイパー

地属性機械族専用の貪欲な壺。
ブルータルドーザーの効果発動時にトレンチャーがデッキにない場合呼び出すレベル5機械族です。
このデッキでは基本のルートに含まれており、先行1ターン目に2ドローまで持っていけます。
このカードのおかげで手札を切らさず次ターンに回せます。
こちらも除外後に機甲部隊の超臨界で再利用が狙えます。
何度も効果を使うほどの余裕は流石にないので1枚の採用。


・無限起動ブルータルドーザー

このデッキの展開の要。
基本的には1ターン目にこのカードを展開することを狙います。
様々なサーチに対応している上、(1)の効果は無限起動以外もコストにできるため非常に特殊召喚しやすいです。
できればこのカードの展開より前に灰流うらら等手札誘発は使わせたいです。
※(2)の効果を使用した後は地属性機械族以外特殊召喚できません!アーゼウスを出せないことをよく忘れてしまうので注意!
後述のマシンナーズメタルクランチで確定サーチするため3枚の採用。


・無限起動リヴァーストーム

地属性機械族デッキの万能サーチカード。
ブルータルドーザー1枚からX召喚に繋げます。
列車モンスターをサーチしたり、カーネルを墓地に送るなど非常に便利です。
また、墓地に残しておけば3ターン目以降、ゴライアスをリリースして特殊召喚することで再びサーチ効果を使えるようになるので、1枚は墓地に残しておきたいカードです。
墓地とエクストラデッキにそれぞれいて欲しいカードなので2枚の採用。


・無限起動アースシェイカー

無限起動のエースモンスター。
このデッキではロックアンカー+レベル5orハーヴェスター+マシンナーズフォートレスで特殊召喚します。
決まれば2枚は最低でも破壊できるので非常に強力です。
このカードを特殊召喚する際は速やかにワンキルを決めたいところ。
基本的に1枚あれば十分のため1枚の採用。


・無限起動ゴライアス

便利なリンク1のリンクモンスターで縁の下の力持ち。
地味ながら非常に重要な役割をいくつも持ちます。
主な役割として下記が挙げられます。
・墓地肥やし
・場の無限起動モンスターを墓地に送る
・エースモンスターに効果破壊耐性付与
・エクシーズ素材の補充
・「地属性機械族を特殊召喚」の条件を満たす
・墓地のリヴァーマウンテンの効果を再使用
・総攻撃力の傘増し
などなど、一体で様々なサポートが行えます。
特に、1番最後の総攻撃力の傘増しについては苦し紛れの利点の追加に見えますが、無限起動モンスターは特殊召喚される場合守備表示固定で攻撃に参加できないため、ゴライアスに変換することで決めきれることが意外とあります。
「地属性機械族を特殊召喚」の条件を満たす、については後述するデリックレーンの召喚に繋がります。
展開に3枚確定で必要なため3枚の採用。


●列車
・重機貨列車デリックレーン

レベル10列車モンスターその1。
緩い召喚条件が上述のゴライアスと非常に相性が良く、通常召喚と展開効果を使い切った後にスクレイパー等で引いても特殊召喚することができます。
また、破壊効果は墓地発動のためスキルドレインも問題なく破壊できる上、スペリオルドーラと合わせると相手のターンに使えるフリーチェーンの除去になります。実質ドランシア。
初手にレベル10を引きたい都合と優秀な効果を併せ持つ点、またマシンナーズメタルクランチで確定サーチするために3枚の採用。


・弾丸特急バレットライナー

レベル10列車モンスターその2。
こちらは自分の場が地属性機械族モンスターのみであれば特殊召喚することができます。
ただの素材に留まらず、墓地に送られるという緩い条件で機械族のサルベージを行いハンドアドバンテージを稼ぐことが可能です。
古代の機械箱を回収すればさらにサーチを行うことができるので積極的に狙っていきましょう。
また、軽くないコストがありますが他のレベル10列車と違い攻撃力が据え置きのため、フィニッシャーを務めることもできます。
サーチ手段が豊富で使い回すため1枚の採用ですが、初手にレベル10モンスターを引き込みたい都合で2枚入れても良いと感じます。


・深夜急行騎士ナイトエクスプレスナイト

他のレベル10列車モンスターと違い自力で特殊召喚することができません。
そのため、このデッキでは上記デリックレーンとバレットライナーとは根本的に運用方法が異なります。
このカードの最大の利点は転回操車からサーチでき、かつ通常紹介が可能な点です。
他の機械族モンスターの召喚条件を満たすための潤滑剤として機能します。
基本的に事故防止要因であり保険である点、召喚権を使ってしまう点を考慮し1枚の採用。


・No.81超弩級砲塔列車スペリオルドーラ

ランク10列車エースその1。
基本的に先行で出すランク10列車です。
フリーチェーンで万能耐性を好きなモンスターに付与できます。
ステータスも高く、先に出しておきさえすれば崇高なる宣告者も戦闘破壊できます。
ただし、壊獣や禁じられた一滴などで突破されることもあるため過信は禁物。
効果耐性を活かして、自分のマシンナーズカーネルや機甲部隊の超臨界のコストを踏み倒すことができます。
エクシーズ素材を墓地に送る際、デリックレーンもバレットライナーもそれぞれ効果を発揮できるため、状況に合わせて選択しましょう。
先行1ターン目以外ではあまり出さないことに加え、回収手段もそれなりにあるので1枚の採用。


・超弩級砲塔列車グスタフマックス

ランク10列車エースその2。
基本的に後攻の際にワンキルを狙い出します。
単純明快な2000ダメージは腐ることがほぼなく、またこの手の効果にありがちな攻撃できない制約もありません。
列車といえばこのカードの2000ダメージ+ジャガーノートリーベの6000攻撃によるワンキルでしょう。
このデッキでも問題なく狙う事が可能であり、後述の古代の機械弩士で相手攻撃力を0にしたり、デリックレーンで露払いするなどして攻撃を通します。
このデッキでは基本的にグスタフマックスを出したターン中に決めることが目標なため1枚採用ですが、決めきれなかった場合を考えると2枚採用も十分考慮に入るでしょう。
その場合はクリフォートゲニウスあたりと入れ替えるのが良いと思います。


・超弩級砲塔列車ジャガーノートリーベ

列車デッキの切り札。
このカードを使いたいがために列車デッキを作成する人も多いでしょう。私もその1人です。
上で述べた通り、少ない手数でワンキルを行えるため積極的に狙って行きたいところです。
複数攻撃に加えて自力で攻撃力を6000まで上げることができますが、この効果を使用した場合は他のモンスターは攻撃できなくなるので注意です。
十分な攻撃性能ですが、このカード単体では相手の場に守備表示モンスターが並んでいると以外と決めきれないことも多く、あえて効果を使わず他のエースモンスターと合わせて攻撃することも考慮に入れましょう。
基本的にこちらも出したターンに決め切りたいところですが、防がれた後に再展開する際、無いと困ることがあるので2枚の採用。


・機関重連アンガーナックル

墓地のレベル10モンスターを蘇生できる展開をサポートするカードです。
手札1枚をレベル10モンスターに変換することができるので格段にランク10モンスターを出しやすくなります。
また、相手ターンにも効果を使うことができるので、転回操車を相手ターンに発動させコストを回避することができます。
(1)のコストと(2)のコストでは対象範囲が異なるため注意しましょう。
自力で蘇生することができますが、蘇生したターンは(1)の効果を使えないため、こちらも注意が必要です。
自力蘇生ができることもあり1枚の採用。


●マシンナーズ
・マシンナーズフォートレス

古いカードですが現在でも通用する魅力的なカードです。
無論戦闘要員としても使えますが、ハーヴェスターと合わせてランク9のモンスターを出したり、手札で燻っているモンスターを墓地に送ることができる点も素晴らしいです。
戦闘破壊時の効果は墓地発動のため、スキルドレインの影響は受けません。
この効果を使用するために自爆特攻を仕掛けることも十分選択肢に入ります。
また墓地から蘇生する際も、このデッキでは高レベルモンスターが多いため1枚の消費で蘇生させやすく、相性が良いです。
サーチ可能であること、自己蘇生効果を踏まえて1枚の採用。


・マシンナーズメタルクランチ

レベル9ですが妥協召喚が可能です。
このデッキでは主にブルータルドーザーかデリックレーンをサーチするために採用しています。
初手にブルータルドーザーとこのカードがある場合はデリックレーンを、逆にレベル10列車モンスターが既にいる場合はブルータルドーザーをサーチします。
このデッキにおいて第一に狙うことがブルータルドーザーの特殊召喚とレベル10列車を手札に加えることであるため、そのどちらにも対応しているところが非常に優秀です。
2ターン目以降は妥協召喚を狙いにくいため、優先的に手札コストにしてよいでしょう。
このカード1枚でマシンナーズフォートレスを蘇生できる点も優秀です。
場に表側のカードがある場合は妥協召喚できないため、転回操車や超重機回送よりも先に出しましょう。
初手に来てほしいカードであり、また機甲部隊の再編成の対象をある程度確保するために2枚の採用。
優秀なカードですが、初手に2枚以上来ることは好ましくないので3枚採用は多い気がします。


・マシンナーズカーネル

列車以外のレベル10モンスター。
破壊をトリガーに墓地から蘇るため戦線維持しやすく、相手ターンに展開を妨害できるため出来るだけ早く呼び出したいカードです。
引いてしまうと処理に困るため、既に手札に必要なカードが揃っているのであればおろかな埋葬等で積極的に墓地に送りたいところです。
基本的に1枚あれば困らないので1枚の採用。


●古代の機械
・古代の機械箱

初手に来てプレイヤーを困らせるデッキのアイドル枠。
後述の古代の機械弩士の効果でサーチし、そのままスクレイパーをサーチします。
このデッキでは効果の対象は3体と少ない(トレンチャーは大体序盤にサーチするので実質2体)のですが、このカードを採用することで2ドローやランク8エクシーズに繋げられるので採用しています。
墓地から手札に加わった際でも発動するのでバレットライナーと相性が良いです。
絶対に素引きしたくないので1枚の採用。


・古代の機械弩士

繋ぎ&ワンキル補助を行う以外と重要な1枚。
展開に仕様するのがメインですが、場に残った転回操車や超重機回送を破壊することで実質直接攻撃できる状況を作ることができます。
手癖で展開していると(2)の効果を使う前にリリースしてしまうことがあるので注意です。
サーチ対象が1枚しかないことに加え、このデッキのテンプレ展開では墓地のこのカードをデッキに戻せることもあり、1枚の採用。


●その他
・灰流うらら

唯一の非機械族。
相手の展開妨害はもちろん、こちらが展開する際に邪魔な増殖するGを止められるため採用しています。
デッキのスペースの問題で2枚の採用。


・宵星の機神ディンギルス

ロックアンカー+古代の機械箱で召喚します。
場に出すだけで対象を取らない除去を行える上に破壊耐性を付与できるため非常に強力です。
また、相手の場にカードがない場合でも効果を使った後のトレンチャーを回収できるなど無駄がありません。
闇属性のためブルータルドーザーの効果使用後は特殊召喚できない点がたまにキズ。
出すパターンが1つしかないので1枚の採用。


・天霆號アーゼウス

捲りでも展開妨害でも役に立つ強力な1枚。
重ねて出す以外にも、このデッキでは正規召喚が可能であることは頭の片隅に留めておくと良いでしょう。
ゴライアスや超重機回送を用いれば効果を2回使えることも珍しくありません。
このカードは光属性のため、例によってブルータルドーザーで特殊召喚できない状況に陥ることがある点は注意です!
制限カードのため1枚の採用。


・クリフォートゲニウス

種族属性が噛み合っており、いずれの効果も使えなくはないので空いたスペースに採用。
(2)の効果で妥協召喚したモンスターの攻撃力を戻すことができます。
また、リンク先に緊急ダイヤで呼び出したモンスターを特殊召喚すれば(3)の効果も発動できます。
実際のところ上記のコンボを使えるシーンに出くわしたことがないのでなんとも言えないですが、リンク2地属性機械族の中では最大の攻撃力なので起死回生の一撃を繰り出すことができる…かもしれない。
一応パック限定SRなので、持っていない場合はチュートリアルで手に入る電影の騎士ガイアセイバーでも良いかもしれない。
展開に邪魔な壊獣やラヴァゴーレムを素材にできたり、場のモンスターの数を減らして緊急ダイヤを発動しやすくできるので無くはないです。
デッキレシピではガイアセイバーが入っています。
どちらにせよ複数採用する理由がないので1枚の採用。


魔法・罠編
●サーチ

・超重機回送

好きな無限起動モンスターをサーチできます。
基本的にはハーヴェスターをサーチすることになりますが、既に手札にある場合はブルータルドーザーが良いでしょう。
両方ある場合はロックアンカーをサーチしておくと3ターン目以降、役に立つかもしれません。
(2)の効果で墓地から蘇生した無限起動エクシーズモンスターを攻撃表示にできるので、リヴァーストームの低い守備力を晒さなくて済みます。
また、スペリオルドーラやアーゼウス、アースシェイカーのエクシーズ素材を補充することができるのも強力です。
初手の安定性を高める有用なサーチカードのため3枚の採用。


・機甲部隊の再編成

こちらはマシンナーズをサーチできます。
メタルクランチをサーチすることで、実質無限起動or列車のサーチになるため非常に便利です。
既に必要なカードが揃っている場合はフォートレスとカーネルをサーチすることで守りがかなり固くなります。
マシンナーズカードをコストにした場合は魔法罠もサーチできるようになるため、機甲部隊の超臨界もサーチできます。
超臨界でさらに上記モンスターをリクルートすることもできるので、臨機応変に使い分けましょう。
上記有用性を考慮し3枚の採用。


・転回操車
・テラフォーミング

貴重なレベル10サーチカード。
できるだけ引く確率を上げたいのでテラフォーミングも入れています。
手札に被ったとしてもコストとして捨てられるので完全に無駄にはなりにくいです。
手札にレベル10モンスターがいるときに引くことができればそれだけでランク10エクシーズモンスターを召喚できます。
(1)の効果を使ったターンは戦闘ダメージを与えられないので、使うなら先行1ターン目か相手ターンに使いたいところ。
初手にレベル10モンスターを引きたいのでそれぞれフル投入です。


・おろかな埋葬

アンガーナックルによって墓地からレベル10モンスターを特殊召喚できるため、このデッキでは実質レベル10サーチカードとして運用できます。
上記カードが既に手札にある場合はカーネルを墓地に送るのが良いでしょう。
制限カードなので1枚の採用。


・機甲部隊の超臨界

このデッキ唯一の罠カード。
耐性を付与したスペリオルドーラやゴライアスを素材にしたエクシーズモンスターを対象にすることでノーコストで使用できます。
また、サクリファイスエスケープを始め、ゴライアスを破壊することでエクシーズモンスターの素材に変えたり、墓地のカーネルの蘇生効果を発動させたりと中々テクニカルな使い方ができます。
デッキから特殊召喚するモンスターはカーネルが筆頭ですが、デッキにいない場合は守りを固めるならフォートレスを、手札を増やすならメタルクランチを呼び出すのが良いでしょう。
妥協召喚ではないので、メタルクランチは素のステータスで戦えます。
(2)の効果も非常に便利で、効果を使った後のトレンチャーやスクレイパー、除外されたカーネル等を回収し1枚ドローできます。
(1)の効果を使ったターンには使えないので気をつけましょう。
採用枚数は悩みどころですが、機甲部隊の再編成に対応している点と引きすぎても困る点を考慮して2枚の採用。


●捲り札
・緊急ダイヤ

列車デッキの切り札その2です。
先行1ターン目に使えない点以外は全てが優秀です。
このカード1枚と手札に機械族モンスター1枚があれば3破壊+合計攻撃力8000オーバーの布陣を築くことができます。
後攻の場合はこのカードを通すことを最終目標にしたいので、できるだけ他のサーチカードに妨害札を使わせたいところです。
速攻魔法であるため、アンガーナックルをリリースし蘇生効果を使うことで自分の場のモンスターを一時的に減らしつつ発動を狙えます。
便利なテクニックなので覚えておくと役に立つかもしれません。
後攻において重要なカードなので3枚の採用。


・禁じられた一滴

相手の制圧盤面を捲るための必須カード。
少ない手札でもそれなりに動けるので相性は悪くないです。
また、手札や場の不要カードを利用することもできます。
このカードを引けないと捲れない盤面も存在するため3枚の採用。


・ハーピィの羽根帚

相手の厄介な伏せカードを割るために採用。
ワンキルを通したいデッキなのであると安心できます。
制限なので1枚の採用。


●その他
・墓穴の指名者

増殖するGが非常に痛いためこれで駆除します。
初手に引けていると安心感がすごいので可能な限り採用したいカードです。
準制限のため2枚の採用。


【基本戦術】

可能なら先行を取りスペリオルドーラを展開+できるだけ妨害を構え、スペリオルドーラを生存させた状態で3ターン目(自身の2ターン目)に回しワンキルを狙います。
なお、このデッキは所謂先行制圧デッキ(アダマシアやドライトロン等)と比べると制圧力は低いため、全てを妨害するのではなく要所要所で妨害し、相手にベストな状況を作らせないことを目標にしています。
中途半端にモンスターが攻撃表示で立ってくれていれば、逆にジャガーノートリーベのエサになるのでそれで十分です。

後攻の場合は同様の展開でグスタフマックスからのジャガーノートリーベで総ダメージ8000を狙ったり、ディンギルス+アースシェイカー+リヴァーストームで3破壊&総攻撃力8200でのワンキルを狙います。
先行と異なり緊急ダイヤが使えるので余程の制圧でなければ捲れる望みはあります。
先行後攻どちらも苦手としない点は当デッキの強みと言えます。


【展開方法】

●先行の場合
とにかくブルータルドーザーの特殊召喚とレベル10列車モンスター(デリックレーンorバレットライナー)の確保を狙いましょう。

下記手札であればスペリオルドーラがX召喚可能です。
・ハーヴェスター(超重機回送)+バレットライナー(デリックレーンor転回操車)
・メタルクランチ(機甲部隊の再編成)+バレットライナー(デリックレーンor転回操車)
・メタルクランチ(機甲部隊の再編成)+超重機回送(ブルータルドーザー)
・転回操車+ナイトエクスプレスナイト
・転回操車+バレットライナー(デリックレーン)
・ハーヴェスター(超重機回送)+おろかな埋葬

などなど。おそらく、他にも召喚パターンはあると思いますが、覚えるのも大変なのでこの辺りに留めておきます。
この辺りは実際に回してみるとわかりやすいでしょう。

1.ブルータルドーザーの召喚条件を満たしつつサーチできるハーヴェスターを召喚します。

超重機回送→ハーヴェスター→ブルータルドーザー
機甲部隊の再編成→メタルクランチ→ブルータルドーザー
メタルクランチ→ブルータルドーザー

上記も同様にブルータルドーザー特殊召喚に結びつくので、実質ハーヴェスターは11枚入っています。

2.ハーヴェスターをリリースし、サーチしたブルータルドーザーを特殊召喚します。

3.ブルータルドーザーの効果でデッキからトレンチャーを特殊召喚します。

4.ブルータルドーザーとトレンチャーでリヴァーストームをX召喚します。

5.リヴァーストームの効果でトレンチャーを捨てバレットライナー(既に手札にある場合はデリックレーン)を手札に加えます。
※手札にレベル10列車がおらず転回操車がある場合は発動し、リヴァーストームで加えた方とは違う方の列車を手札に加える。
※初手にレベル10列車および転回操車がない場合はとりあえずバレットライナーを手札に加える。

6.バレットライナーを特殊召喚し、続けてデリックレーンも特殊召喚します。

7.バレットライナーとデリックレーンでスペリオルドーラをX召喚します。

8.墓地のトレンチャーの効果を発動し、墓地の無限起動モンスター(この場合はハーヴェスター)を特殊召喚します。

この際、メタルクランチからブルータルドーザーを展開している場合は墓地に無限起動がいないので特殊召喚できないと思いますが、場のリヴァーストームを素材にゴライアスをL召喚することで特殊召喚できるようになります。
この場合でも最終盤面は変わりません。

9.蘇生した無限起動モンスターを素材にゴライアスをL召喚。続けてリヴァーストームを素材に2体目のゴライアスをL召喚。
この時点で場は「ゴライアス2体とスペリオルドーラ」になります。
(初手にレベル10列車がなかった場合はゴライアス2体とバレットライナー)

10.ゴライアス2体を素材に古代の機械弩士をL召喚します。効果を使用し古代の機械箱を手札に加えましょう。
(この際、片方のゴライアスをスペリオルドーラのX素材にする)

11.古代の機械箱の効果でスクレイパーを手札に加えます。
(既に手札にある場合はロックアンカーを手札に加える)

12.古代の機械弩士をリリースしスクレイパーを特殊召喚します。続けてスクレイパーを素材に3体目のゴライアスをL召喚します。

13.3体目のゴライアスをリリースし、墓地のリヴァーストームを特殊召喚します。
(10でゴライアスの素材効果を使用しているのでここで素材にはできません)

14.墓地のスクレイパーの効果で「ゴライアス2体、古代の機械弩士、ブルータルドーザー、ハーヴェスターorメタルクランチ」をデッキに戻し2枚ドローします。

この時点で
場「リヴァーストーム、効果破壊耐性スペリオルドーラ(バレットライナー)」
手札「+3」
ここまでが基本コンボになります。
ここからは2ドローで引いたカード次第で追加されるルートになります。

15.初期手札にレベル10列車が無くスペリオルドーラを出せていない場合でも、ここでデリックレーンを引ければ展開が可能です。
場のリヴァーストームを素材にゴライアスをL召喚。それをトリガーにデリックレーンを特殊召喚します。

16.デリックレーンとバレットライナーでスペリオルドーラをX召喚します。

最終盤面は「スペリオルドーラ、ゴライアス」になります。

17.まだ機甲部隊の再編成を使用していない場合、フォートレスとカーネルをサーチし、カーネルをコストにフォートレスを特殊召喚することで、場に「スペリオルドーラ、ゴライアスorリヴァーストーム、フォートレス(墓地にカーネル)」の布陣を築くことができます。

この布陣が組めればモンスターゾーンにおいてはベストでしょう。

あとは灰流うららや墓穴の指名者、機甲部隊の超臨界を構えてターンエンドです。

仮にスクレイパーの効果でレベル10列車を引けなかった場合、リヴァーストームとバレットライナーを素材にアンガーナックルをL召喚するのがオススメです。
バレットライナーの効果で墓地の機械族を回収できることに加え、相手ターンにアンガーナックルの効果でバレットライナーを蘇生させれば再度効果の発動を狙えます。
また、手札で燻っているカーネルを墓地に送ることもできます。
妨害カードと併せてなんとか凌ぎましょう。

●後攻の場合
【パターン1】

上記の6までは同様の展開になります。

7. バレットライナーとデリックレーンでグスタフマックスをX召喚します。

8.場のリヴァーストームを素材にゴライアスをL召喚します。

9.相手の場に攻撃表示モンスターがいる場合、墓地のトレンチャーの効果で無限起動モンスターを蘇生し、ゴライアスと蘇生したモンスターで古代の機械弩士をL召喚。適当なカードを伏せ(超重機回送等でも良い)、効果で相手モンスターの攻撃力を0にします。
併せて、ゴライアスをグスタフマックスのX素材にします。
※魔法罠を引けなかった場合でも後述のデリックレーンの効果で破壊することはできます。

10.グスタフマックスの効果でデリックレーンをコストに2000ダメージを与えます。
ついでにデリックレーンの効果で場のカードを1枚破壊できます。

11.グスタフマックスに重ねてジャガーノートリーベを特殊召喚します。

12.必要に応じてジャガーノートリーベの効果を使い攻撃力6000にします。コストにするのはバレットライナーが良いです。ゴライアスを素材にしていると効果破壊耐性が付くので。

13.攻撃で勝ちです。


【パターン2】
緊急ダイヤ+機械族モンスター1枚

1.緊急ダイヤを発動し、デッキからハーヴェスターとトレンチャーを特殊召喚します。

2.ハーヴェスターとトレンチャーを素材に古代の機械弩士をL召喚します。効果で古代の機械箱を手札に加えます。

3.古代の機械箱の効果でロックアンカーを手札に加えます。

4.ロックアンカーを召喚し、効果で古代の機械箱を特殊召喚します。そのままロックアンカーの効果で2体のレベルを8にします。

5.レベル8になったロックアンカーと古代の機械箱を素材に宵星の機神ディンギルスをX召喚します。(特殊召喚時効果で1枚除去)

6.墓地のトレンチャーの効果で墓地のハーヴェスターを特殊召喚します。そのままハーヴェスターの効果でブルータルドーザーを手札に加えます。

7.古代の機械弩士をリリースしブルータルドーザーを特殊召喚します。効果でスクレイパーを特殊召喚します。

8.ブルータルドーザーとスクレイパーを素材にリヴァーストームをX召喚します。

9.リヴァーストームの効果でマシンナーズフォートレスを手札に加えます。

10.手札の適当な機械族モンスターとフォートレスを捨て、フォートレスを蘇生します。

11.ハーヴェスターの効果でフォートレスを対象にし2体のレベルを9にします。

12.ハーヴェスターとフォートレスを素材にアースシェイカーをX召喚します。

13.アースシェイカーの効果で2枚までカードを破壊できます。(ディンギルスと併せてここまでで3枚の除去)

14.ディンギルス、リヴァーストーム、アースシェイカーの攻撃で勝ちです。(総攻撃力8200)

緊急ダイヤがあれば上記のように爆発的に手数を増やすことが可能です。

勿論、古代の機械弩士を経由するので、相手のモンスターの攻撃力を0にすることも可能です。

また、上記では省略していますが、無限起動モンスターをL素材にする場合、都度ゴライアスに変換してから素材にすることで墓地を早く肥やし、スクレイパーの効果を発動させやすくできます。
こちらも覚えておくと生きる機会があるでしょう。

上記展開に加え、墓地や手札次第ではさらに展開することも可能であり、相手の妨害を踏んだ上で展開することが可能な点はこのデッキの強みと言えるでしょう。


【あとがき】

「なげぇよ」
という、皆様からのお声が聞こえるようですが、遊戯王の構築記事は初めて書いたもので勘弁して頂きたい次第です。
本当は泊をつけるため、プラチナ1の環境で10連勝!とか、〇〇大会優勝!とか実績を積みたかったのですが、先に記事が完成してしまいました…

一応、配信中にプラチナ1で10戦やって9勝はできたので決して弱くはないと思います。
実は配信でフレ戦もしているので時間が合えばどうぞ〜。

Youtubeチャンネル↓
https://www.youtube.com/channel/UCPhC1u6jn-7SUvXEhhq2i1w

ニコニコ生放送コミュニティ↓
https://com.nicovideo.jp/community/co3525919

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