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「論語」って言葉は聞いたことあるけど・・・

 みなさんは、自分自身の中で、心の底から「これだ!」という、生きる柱となる考え方をお持ちでしょうか?
 人生をイキイキと生きるには、自分の指針を持つことが大切です。偉大な経営者も、学校の校長先生も、お寺の住職も、生きる指針を持っておられます。
 歴史上の人物で、人生の指針を説いた一人に「孔子」がいます。思想家だった孔子は、幼少期から学問を習得し、数々の言葉を残しています。それらは、多くの弟子によって語り継がれ、「論語」として書物に残っています。二千五百年にも渡り読まれ、時代に関係なく世の中や人としての真理が書かれています。論語は、のちに、聖徳太子も影響を受け、十七条憲法にも記載されています。素晴らしい言葉のシャワーを浴びることで、はじめは言葉の意味がわからなくても、人生で何かを経験した時に、その言葉が指針となってくれます。こどもの頃に覚えた言葉は一生忘れません。

 論語は、二千五百年前に、中国の思想家、孔子が弟子たちに語った言葉をのちに、弟子が文章化したものとされています。論語は、一般的な「章」と言える「編」が二十編あり、それぞれの編に漢詩が記載されていて、その漢詩が五百十二詩あります。
 このテキストでは、論語を学ぶにあたり、筆者がお子さんや社会人に特に学んで欲しいと思う詩をピックアップして掲載しています。また、書き下し文の表記、表現については、筆者の論語の指導者(師匠)である大阪大学名誉教授の加地伸行先生の「論語」(講談社学術文庫)をもとにしております。

さて、「論語」という言葉は知ってるけど、中身について知らないという方、一緒に学んでいきましょう。哲学書などと比較して、孔子は日常のことを弟子に語っています。読んでいてほのぼのする場面もあります。このnoteでは、誰にでも親しみやすい詩を筆者がピックアップして、50ほど紹介していきます。

#論語 #孔子 #哲学 #生きる指針 #日常のいいコトバ