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環の直積〈龍孫江の環論道具箱〉
2つの環から新たな環をつくる方法として直積という操作が知られています.
定義(環の直積)
環$${A, B}$$の直積集合$${A \times B}$$に
加法 $${(a_1, b_1) + (a_2, b_2) := (a_1+a_2, b_1+b_2)}$$
乗法 $${(a_1, b_1) \cdot (a_2, b_2) := (a_1 \cdot a_2, b_1 \cdot b_2)}$$
で演算を定めると環をなす.この環を$${A, B}$$の直積という.
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771字
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