共働き=妻倒れ?!
共働きは、妻倒れのリスクが非常に高い。ここでいう妻倒れとは、(1)文字通り妻が体調を崩し倒れてしまう、(2)妻が心身共に疲労し家事・育児や就労ができなくってまう、(3)妻が追い詰められ別居・離婚など夫婦関係が崩壊する、の3ケースを示す。
男女共同参画局が実施した「第6回全国家庭動向調査」の結果によると、女性の平日の平均家事時間は、平日263分・休日284分である。もう一方で男性の平日の平均家事時間は、平日37分・休日66分である。明らかに女性が家事を行う時間が男性を大きく上回っており、これに平均就労時間1日7.5時間を加算すると、共働き女性は1日約12時間働いていることになる。ちなみに、この時間に育児時間(子供の世話)を加算すると、もはやブラック企業レベルの1日15時間以上の労働時間(金銭の有無に関係なく)となる。
妻倒れとならないためには、(1)夫が家事時間を150分くらいにするか、(2)家事時間を大幅カットするしかない。我が家でも結婚直後から、妻倒れリスクに直面した。当時メーカー勤務していた夫の帰宅時間は、23時〜であった。そして土曜日は休日出勤か寝ていたため、家事は全て私が行っていた。夫とは何度も話し合ったが、残業ありきで業務を任せられる為どうしようもないと平行線であった。そもそも深夜に帰宅し早朝に出社するという勤務体制だったので、まともに話し合える時間も精神的な余裕もなかった。
離婚する直前まで夫婦関係が追い詰められた結果、夫は転職を視野に入れるようになった。別業種の専門職へ転職したことで、柔軟な働き方をすることがでに家事時間を確保することが出来た。また、私も意識改革をした。極論を言えば、家族が健康で生きていればOKと考え、掃除・洗濯、夕食作りは最低限生存するために必要なレベルにとどめるようになった。子育ても、親主体の育児から子供主体の育児へと変わった。7年間を要したが、我が家では妻倒れすることなく共働きを続けている。
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