コロナが世に出てから二年たって思うこと

こんにちは。

現在自身の体調不良(職場の感染対策室からは出勤しても良いと言われているが…)&家族の職場でコロナ陽性者が出たことで絶賛職場から自宅待機を命じられています。
前日に咽頭痛があり、職場に報告したらPCR検査を受けるよう指示がありました。1月24日にも咽頭痛があり、報告したらフィルムアレイ検査という、新型コロナウイルス以外のウイルスの感染の有無も調べてくれる検査をすることに。

https://www.pmda.go.jp/files/000235253.pdf


検査に関する詳細はこちら↑

もちろん結果は全て陰性。その後出勤は可能になり、普通に働いていたのですが、31日に咽頭痛が再発、感冒症状が出現した際には報告するようにマニュアル化されていたので、病棟に再度伝え、まあ24日にフィルムアレイ検査したし、今回はかかりつけ医に受診して、それで出勤になるだろうと高を括っていたら、再度PCR検査を受けるように指示があり…。31日にPCR検査を受けてもちろん結果は陰性。ジスロマックという強力な抗生物質を内服し症状は大幅に改善、今は咽頭の違和感くらいで済んでいます。

しかし次は同居している家族の職場(デイサービス)でコロナ陽性者が出て、その利用者のバイタルサインを家族が何度も測っており、濃厚接触者ではないが、接触はしているとのことで、大事をとって、本日は休むように私の職場から指示を受けました…。濃厚接触者でもないのに、接触者の接触者ということ、自分の体調も万全ではないとのことで…。

この1週間でこれだけただの風邪に翻弄されていました。結果的にコロナでもなんでもなかったので私の咽頭痛はただの風邪です。
症状がコロナ感染症の症状に当てはまるから。検査をして陰性確認がされれば出勤。これはわかります。でも31日に咽頭痛がぶり返して、また検査。これは果たして必要だったのか。検査に行った時に検査をしてくれた医師も言っていました。

「風邪症状で陰性が確認できて、それがぶり返しても、そこから様子を見て改善するのであれば、こんなに検査しなくてもいいと思うんですけどね。どこかで線引きが必要ですよね。」

本当にそう思います。2年間私たちは何をやってきたんだろう。何を失敗して、そこから何を学んだんだろう…。

今私は大学病院で看護師として働いています。コロナ患者に直接接触する部署ではありませんが、コロナ専用病棟はできていますし、ICUでも重症患者を受け入れています。そこが逼迫しているわけではありません。(あくまで自分の病院に限りですが)今、自分の勤める病院で起こっていること、それは働けるであろう人が働けないことによって起こる、医療逼迫だと思っています。

正直私も今日は働けますし、病院の感染対策室からも働ける許可はいただいています。しかし、部署の責任者からは念のため、家族のこともあるし休んでおくように言われて、自宅でこの記事を書いています。

濃厚接触者の濃厚接触者だからとりあえず自宅待機で、今PCR検査をしている家族がいるからとりあえず自宅待機で、その“とりあえず“”念のため“のおかげでどれだけ働けるであろう人が足止めを食らっているか、それは医療現場に関わらず、いろんな場所で起きていると思います。

そろそろ検査をする対象についての定義や、濃厚接触者に関すること、もう少し考えなければ、いずれ社会は止まります。

検査は発熱+感冒症状があったら施行する、濃厚接触者は毎日検温、健康観察をおこなった上で出勤、通学は可とする、症状が出た時点で発熱がなくても検査をする。濃厚接触者だからと言って無症状であれば無駄な検査はしない。
そのくらいに対策の基準を下げなければ、ウイルスとの共存はできないと、この2年間過ごしてきて思いました。

2年間で様々なウイルス変異が出て、今世間で感染が広がっているウイルスは、重症化も比較的しにくい、軽症で治癒してしまう人が多いウイルスである、その特性をその時々で判断して、対策の基準をその都度考える、そういう柔軟性が必要だと思います。



と言っても簡単に基準や対策を変えることは現状では政府はする気はないみたいですよね。これからの日本が、世界がどうなるか本当に不安です。

Romiro

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