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付き添い登校。担任の本音。

こんにちは、麦原です。

先日Xでのトレンドに「付き添い登校」が入っていました。
詳しい流れは分かりませんが、付き添い登校についてのポストが話題になり
多くの方の関心が集まったみたいでした。

私は担任としても、学年団としても
付き添い登校の対応をしたことがあります。

その時、私の教員としての本音は
「お家の人への申し訳なさと、感謝」です。

なぜ申し訳なさがあったのか‥
自分でもよく分かりませんが、
付き添い登校をしているお家の人を目の当たりにして、その大変さや過酷さが想像以上だなと感じたからだと思っています。

教師と子どもたちだけの日常に
保護者が1人で入っていくこと‥

これはとても勇気がいることです。

参観日や行事の日とは全く違う雰囲気があり、周りの子からの視線(低学年ならば直球の言葉もあります)も気になるはずです。

それでも子どもたちの前では、
落ち込んだり緊張したりしているのを悟られないように
わが子のために教室まで来てくださるお家の人。

担任として、「私ではダメなので‥本当にすみません、ありがとうございます。。」と
何度も思いました。

Xでは「付き添い登校を好きでしている親なんていない」という経験者のポストがたくさん見られました。

学校の様子が知れてラッキー🎵と思う方はほぼいない、というのはその通りだと思います。
その日だけ行けばいいものでもなく、
多くの場合が「いつまで」を決めずにスタートします。
その子の様子によって、その後の対応が変わるからです。

お家の人にとっては、付き添うことで我が子が登校できるのならば‥と
自分の気持ちや状況を抑え込んで、無理してしまう傾向もあると思います。

「見えないトンネルのような日々」

付き添い登校を経験したお家の人が、その日々を振り返って言いました。

朝、わが子を起こして支度をし
フォローしながら登校。
授業が終わったら帰宅して家事や育児‥。
登校して疲れたわが子のフォローも。

想像するだけで、お家の人の大変さは明らかです。きっと私の想像以上の葛藤や辛さがあるのだと思います。

付き添い登校をがんばる子どもはもちろん、
お家の人の心にも配慮が行き届くような対応が見つかったらいいなぁと心から思います。

これからも自分なりに考え続けていきたいテーマです。

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