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うそみたいなほんとの話。8月4日の日記

14時すぎにベッドを出る。スマホを見るとDから何件かラインが入っていた。Dはお昼にうちに来ようとしていたみたいだ。きっと昨日作ったという肉じゃがとあさりの炊き込みご飯を届けようとしたのだろう。Dは私に送ったラインが既読になったかどうかで私が起きたかどうか判断しているようだ。11時すぎに一回起きて既読にしたのだが、その後「13時ころに行く」と送ったラインに対して一向に既読がつかないので、私が再び寝たと判断し、やめたようだ。何度も「大丈夫?」と入っている。心配をかけてしまった。

起きて洗面してコーヒーを飲んでいると、Dから電話。「4チャンつけて」という。テレビをつけるとミヤネ屋がやっていた。大阪府知事が「ポビドンヨード」の入ったうがい薬がコロナに効果があると会見していた。会見を見ながら、ああ、これすぐ売り切れになるんだろうな、と思った。このようにテレビで報道されると、その情報が真実かを確かめる前に、「とにかく買わないと!」とばかりに店に客が殺到し、あっという間に売り切れてしまう、ということを、私たちはマスクのときにも、トイレットペーパーのときにも、都知事が「ロックダウンするかも」と言った会見の直後のスーパーでも実感した。そこで学んだことは、「買い占めはよくない」なんてことではない。「日本人は買い占めをする。だから、手に入れるためには一刻も早く行動をしなくてはならない」ということだ。「買い占めはよくない」なんて言って買いに走らなかったら、結局は自分が不便な思いをすることになるのだということを、私は何週間もトイレットペーパーが買えなかった経験からよくわかっていた。お金があって買い物に来ているのに本当に必要な商品を買えない、ということは大変なストレスだ。

幸いにも、というべきか、うちにはポビドンヨード入りのうがい薬がもともとあった。ただしだいぶ前に買ったものなので、効果があるかは不明。喉が痛いとき、うがい薬を飲みこむぎりぎり寸前まで奥にやってうがいをするのが、私は大好きなのだ。苦い薬で喉の奥をうがいすると、すっきりするし、それだけで消毒されて治った気になる。Dの家にはないとのことで、Dはテレビを見てすぐ薬局に走ったらしい。三軒回ってやっと一人一個限定で買えたとのことだった。もう取り合い状態だったという。Dが焦っていたのは、会社から感染者が出たという偽の情報が出回ったからだった。よくよく調べてみると、感染が確認されたわけではなく、ただ発熱しただけだったらしい。その後病院へ行って風邪だとわかったとのことだった。感染が確認されてない、ただの体調不良の段階で発表されてしまうって、なんなんだ。皆、不安になっているな。

今日も燃えるゴミを出す日だった。ゴミ出しで外に出たついでに買い物に行く。スーパーで必要なものを買った帰りにドラッグストアを覗いたら、案の定うがい薬はすべて売り切れていた。Twitterによると、さっそく買い占めて転売している人がいるようで、呆れた。

火曜日は『竜の道』と『私の家政夫ナギサさん』という真逆なドラマを観なければならないので、忙しい(笑)。毎日家にいると、ドラマをリアルタイムで観ることが曜日確認にもなるし、大袈裟だけど生きがいにもなってるな。

『竜の道』は今回も面白かった。高橋一生も玉木宏も良すぎる。この二人がじつは双子で、片方が顔を整形して親を死に追いやった男に復讐とか、その設定だけでぞくぞくする。ほかの役者も濃くて、次回も楽しみ。

そして『わたナギ』は安定の面白さ。多部ちゃんがナギサさんに渡す高級牛肉を買って帰ってるんるん!とスキップしてる姿、可愛かったなー。次回ではナギサさんの過去が明かされるみたいでこちらも楽しみ。

昨日読んでいた本の続きを読みながら、しばらく起きてようと思います。

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