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さようなら、RomeのCDケース

こんにちは。Rome .photographのmisatoです。

数年前に身の回りのものを見直し、減らしてから、定期的に身の回りのものを見直すようになりました。

そのときは必要なものでも、今の私にとって本当に必要とは限りません。

手に入れるより手放すほうが大変。そう感じるたびになんで私はあのとき手に入れたのだろう…とすら思う時期もあったけれど、あのときの私には必要なものだから、最初から不要なわけじゃなかったのだと思うようになりました。
自分の考え方や価値観が月日を重ねると変わることがあるように、必要なものだってその時々で変わります。

そんななか、Romeとして手放せなかったものがありました。
それは撮影データをお渡しするCDです。

開業時からお客さまには写真をプリントしてお届けするのではなく、撮影データをCDにやいてお届けしてきました。
お客さまとお話しするなかで、「スマホの待受にしている」「スマホにデータを移動させている」という話を聞き、数年前からはスマホにデータを移しやすいようオンラインでデータ共有をしつつ、CDはバックアップのひとつであるという考えで変わらずにお届けしていました。

時代的にもどんどんCDではなくなっていることを感じていました。
でも、Romeの大事にしていることのひとつを象徴するものもこのCDでした。

私たちが何気なく過ごす毎日はふと気付いて振り返ったら宝物のようないとおしい時間であること。
たくさんの時間がたったあとに振り返ってそう思うのではなくて、その時間を過ごしている今、日々の時間を抱きしめて過ごせたら素敵。


プレゼントをイメージさせる包装だったのは、そんないとおしい日々を宝物のようにお届けしたいRomeの思いから。

だから時代的に…と思いつつもすぐなくすことはできなくて、長らくバックアップとしてお届けしていたのですがCDを自宅で開けない方も増えていると思うので2023年末にてCDでのデータお渡しは終了することを決めました。

ちなみにRomeのCDケースは、ロゴを生み出してくれた絵描きのKushaMiさんにお願いをしてCDケースのためだけに絵を描いていただいていました。
撮影データって増えるとどれがどれかわからなくなってしまうことがあるから、いろんなパターンをお願いしてパッと違いがわかるように。そして絵を飾るような気持ちでインテリアの一部として楽しんでもらえるように絵だけを見せた作りに。

バックアップの重要性はもちろん変わらないし、Romeとして大事にしていることのひとつがなくなるのは寂しいことかもしれませんが、日々の時間はいとおしいという思いに変わりはありません。
つい慌ただしく毎日が過ぎていってしまうけれど、ね。

ひとまず、2023年中に撮影の方は今までと変わらずオンラインシェア+CD郵送させていただきます!

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