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待つ写真と仕掛ける写真

こんにちは。Rome .photographのmisatoです。

写真を撮っていると意外と言われる感想が「撮るの早いよね」

あんまり自覚はないのでそうなのかな!?(他のカメラマンさんの状況をあまり知らないのでよくわからない)という感じだったんのですが、ちゃんと考えてみたら私には「待つ撮影」と「仕掛ける撮影」があって、仕掛ける撮影の日によくその感想をいただいているということに気付きました。
だから早いって言われるんだ、とひとりで納得。

待つ撮影と仕掛ける撮影。
この2つをざっくり解説すると、

  • 待つ撮影…私から被写体に対して積極的なアプローチをあまりしないという意味。動物の撮影に選択することが多め。

  • 仕掛ける撮影…私から被写体に対して声を掛けたり、遊びに誘ったり、積極的にアプローチをすること。家族写真や子どもの写真など、人物の撮影ではほぼこちら。

というような感じ。子どもの写真を撮りたいとして、ずっとカメラ向けて難しい顔をしながら待っていても子どもが笑ってくれるとは限らないし、それどころか撮影時間が長くなるほど疲れてしまうからこんな写真を撮ろう!と頭に思い描いたものを最短ルートで撮りに行くイメージというのでしょうか。
だからって作り笑顔を残したいわけではないから、身体張るなり何なりしてナチュラルな笑顔を引き出しに行くわけです。

逆に待ったほうが良い時もあります。今は亡き愛犬の写真を撮るとき。彼女はカメラ嫌い(アニマルコミュニケーターさん曰く、レンズが迫ってくることとレンズに写る自分自身に嫌な感じがしていたそう。あとちょっと恥ずかしかったらしい←かわいい)だったため、カメラを向けると高速まばたきでほとんど半目の写真になるか、カメラを察知しておうちから出てきてくれないかの二択でした。そういうときは、お茶でもしながらゆっくり待つ。いつも通りくつろぎ始めたらゆっくり撮り始めるくらい。

この時もここで座ってくれたら良いなとカーテンをセッティングしれお茶しながらひたすら待つ!

だから撮る相手によって、どちらの撮影にするのかやどんなアプローチにするのかを変えていました。

「こんな写真を撮ろう」が先に来て、その写真を撮るために動くというのはフォトアルバムのデザインと考え方が同じかもしれません。

過去に勤めていたフォトスタジオに入社したときに社長から「今日からカメラマンになるんじゃない!今日からお笑い芸人になったと思え!」と言われていましたが、その身体張っていけ精神だけは今もしっかり受け継いでいるような気がします。


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