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Snow Drop裏話

 初めてSnow Dropを書いたのは、2016年の冬だったと思う。
 当時は初心者と呼ぶのもおこがましいほど文章力は最悪だった。当時所属していた創作グループ(現在はほぼ解散状態)でも、よくわからない話と言われていたような気がする。余り鮮明には覚えていないけど。
 自分は自分なりにやりたいことがあって書いたのだろうが、今改めてみるとスキル不足だし、かなり恥ずかしい。今でも文法無視とかはやりがちだが、それを超える域だ。
 ただ、やりたかったこととしては、読者に考えてもらい、それぞれの物語をそこから構築して遊んでほしかったんだと思う。
 残念ながら、全くをもって覚えていない。ただ、書いている文章を見る限り、外れではないと思う。

 そして、2020年8月に旧改訂版を小説家になろうにアップしている。この時は既に前の名義ではなく、今の名義で投稿している。この時、実はなろうの機能を利用して前の名義で投稿しようとも考えていたのだが、それもどうなのだろうと思い止めた記憶がある。
しかも、前の名義で登録していたカクヨムは作品削除、および退会していたので今更感もあったような気がする。
そして、今回エブリスタにて新改訂版を投稿した。
別に直して投稿したのには深い意味はない。ただ、作品を再掲するに当たり、気になる部分が出てきたため、直したまでである。

 経緯はここまでにして、裏話を書いて行こうと思う。
 まず、別名義時代に書いていた「Snow Drop」だが、あまり記憶がない。ただ、スマホのメモで書いていたため、書きにくかったぐらいしか記憶がない。今みたいにPCなんて持っていなかったため、スマホのあの小さな画面で執筆していた。今考えてみれば、手書きよりもめんどくさいことをよくやっていたなと思う。
 執筆したきっかけは、当時大好きだったアイドル(今の推し)の曲で「スノードロップ」というカップリング曲があった。金銭的な理由でそのカップリングが入っているCDは買えなかった。ただ、その曲のおかげでどういう花なのか、どんな花言葉を持っているのか調べるきっかけにはなった(その後、レンタルCDを借りて曲を聞いたら、花言葉のイメージと少し離れていて、びっくりした。しかも、この話を書いた後だったから余計何故かびっくりした覚えがある)。
 そのおかげで、現在公開中の「Snow Drop」が完成したのだが。
 それが、この話を書いた始まりだ。
 その後、2018年にカクヨムから小説家になろうに移行、現在の椿綾羅名義で小説投稿を開始した。
 この時は、カクヨム時代の作品をリメイクする気もなかったし、大半の原稿がなかったため、再掲するつもりもなかった。
 正直、どういった経緯でなろうに再投稿したのか全く覚えていない。今回のように気まぐれで投稿した可能性は大いにあるが、真相は闇の中だ。
 全くをもって覚えていないというのも珍しい気もするが、大した理由ではないのだろう。多分。
 ちなみに、カクテル言葉を使い始めたのは旧改訂版の時からだ。旧改訂版を執筆しているときに、カクテル言葉を伏線として使うのを好んでいたためである。

一応、作中に出てきたカクテル言葉などを私なりに書いておこうと思う。味は知らない。呑んだこともないし、吞む機会もなかった。

初期版
スイートマティーニ…
カクテル言葉なし。食前酒として飲まれることが多い、口当たりの柔らかいマティーニ。特に意味があって出したわけではなく、酒に疎いが恰好付けたくて、某アイドルグループの曲名から持ってきた。今思えばとても恥ずかしい。

改訂版
コロネーション…
カクテル言葉は「あなたを知りたい」。辛口でさっぱりとしたカクテル。食前酒にオススメ。度数は高め。旧改訂版では、男が女のことを知りたいという意味で注文した。なお、女視点「雨という名の二人舞台に花束を」にて、コロネーションのカクテル言葉について触れているが、女はかなり呆れていた。

スティンガー…
カクテル言葉は「危険な香り」。ブランデーベースのカクテルで、度数は高い。呑みやすいためのみ過ぎには注意。「Snow Drop」および「雨という名の二人舞台に花束を」では、マスターなりの警告として使用されている。なお、男が気が付くことはなかった。

フローズンマルガリータ…
カクテル言葉は「元気を出して」。マルカリーダにクラッシュドアイスを加えてシャーベット状にしたものであり、マルカリーダよりも甘いカクテル。本作品では、マスターが泣き崩れる男に慰めの意味で提供したカクテル。勿論、男はこれに気が付くことはなかった。

といった具合だろうか。
スノードロップの花言葉に関しては、かなり有名なのでここでは書かないで置く。
大した裏話がなくて非常に申し訳ないなとは思う。だが、最初に書いたのはかなり昔のことなので許してほしい。本当にあまり覚えていないのだ。
それでも、これを読んでくれたあなたに、感謝する。本当にありがとう。

それでは、次回作が出たらお会いしましょう。

エブリスタ投稿
新改訂版「Snow Drop」
→ https://estar.jp/novels/25863350

小説家になろう投稿
旧改訂版「Snow Drop」
https://ncode.syosetu.com/n5846gk/

「雨という名の二人舞台に花束を」
→ https://ncode.syosetu.com/n2578gn/

カクヨム時代の原稿(note再掲)
https://note.com/romeo_juliet20/n/n340e4940d0f7

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