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15年前からの想い

1999年当時、イタリアの最後の修業先であるサルデーニャのサンピエトロ島。マグロ料理が有名な小さな島で5年間のイタリア滞在を終えようとしていた。

ある日お店が営業終わった後、港の真っ暗な場所に寝転がりながら星空を眺めていた。日本に帰ったら何をしようか?
今思うとかなり真剣に考えていた。

①20代でchefになる
②魚料理専門店を作る
③渋谷で皆んなが集まれる様なお店を作る

出来るか出来ないかはわからないが、こんな目標を立ててみた。
因みに会社の名前も既に決めていた。

結果は?......人の強い思い次第で結果は如何様にもかわる。

2007年渋谷にOPEN
創業当初から一貫して" 渋谷にコミュニティーの場を創る" をお店の理念とし、お客様に楽しんでいただき、知らない人同士を繋げ、縁を広げる事に終始一貫力を注いでまいりました。

何故そんな想いが?

1999年、イタリアより帰国した私は何か違和感の様なものを感じていた。
それは、
イタリアには何処でもあるのに日本には少ないもの
 "コミュニティーの場" 
が圧倒的に少ないと感じた事でした。

自分が見たイタリアは、知らない人同士でも直ぐに喋る、挨拶する、老人から子供まで年齢関係なく喋る、喋る。

自分自身もコミュニケーション力があるとは言えません。が人間、自分に無いもの程興味が湧くもの。

未だにコミュニケーションは得意ではないが、その場を創ることに関しては常に意識が続いている事がお店が15年続いたことなのか?

この想いを次の世代に繋げ、常に新しい発想で継続して行きたいものである。

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