レアルマドリードvsアラベス クリスタルパレスvsチェルシー

レアル・マドリード〜パリでの敗戦を受けて〜
レアル・マドリードvsアラベス

レアル・マドリードのこれからの戦いは、2ndレグパリサンジェルマン戦に向けてということになる。この試合では、クロースを休ませて、バルベルデ。パリ戦では、カゼミーロ、メンディがいない。バルベルデが先発で出場する可能性は高い。ナチョは、この試合先発はしなかったが、パリ戦での先発は十分に有り得る。特にカゼミーロの穴は、大きい。どうやって埋めていくのか、今後の試合に注目である。
この試合では、レアル・マドリードが押し込む形、アラベスは、ある程度ディフェンスラインが高い中で、前線からプレスをかける場面もあった。アラベスは中盤ミドルゾーン4-4-2セット。その中で、ベンゼマ、ヴィニシウスが裏を狙う。バルベルデは、ハーフスペースを駆け抜けて、裏を狙う。アセンシオは、ライン間で受ける。バルベルデとアセンシオの相性は良く感じる。バルベルデは中盤での強度、攻守における貢献は高い。カゼミーロが上がった時のカバーなどもこなし、バランスも取れる。アラベスは、ルームがセンターバックまでプレスを行う場面も見られ、ハイプレスは行わなかったが、ディフェンスラインも高めに設定し、コンパクトな形を作り、中央を締める。メンディリバル監督らしさを出す。レアル・マドリードは、中央を固く閉められたため、サイドからの攻撃で押し込んだ。カルバハルのコンディションも上がっているように感じる。ミリトンは、フィード能力が上がっている。ヴィニシウスに対する対角のロングボールも精度が高い。パリのプレス回避において鍵となるかもしれない。この試合では、アラベスが低い位置で持った時、モドリッチがセンターバックに対してスプリントでプレッシングを行う場面も見られた。今季のレアル・マドリードは、ハイプレスを行うことはあまり考えていない。引いて守る相手に対して、3点取れたこと、アセンシオのミドルは、大きな収穫だ。アラベスは、ルームの持ち運ぶドリブル、ボールキープ、推進力を活かしたかった。ルームは、攻撃力があり、攻撃に違いを出せるように感じた。良い選手だ。

クリスタルパレスvsチェルシー
チェルシーは、4-3-3の形、パレスは、4-2-3-1。カンテは、コバチッチよりも基本高い位置をとり、たまに降りてボールを受ける。プリシッチは、降りてボールを引き出すことが多かった。ハヴァーツは、サイド張ったり、中入ったりする。シエシュは、基本張る。ルカクも基本中央に構える。後半、アロンソ入ってからは、ハヴァーツは中に入ることが多くなった。ハヴァーツ、プリシッチ、シエシュの守備意識が高い。ハヴァーツは、前年度と比べると守備意識が高くなった。チェルシーは、ワンチャンスをものにして辛勝。パレスは、チャンスを作ったが決めきれず。ザハ、オリーセは、起点になれる。ボールを奪われない。攻撃で違いを出せる選手。センターバックのグエイも配球が良かった。良い選手である。

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