革命だ・その11。私達人類はこれからどうなるのでしょう。普通に考えれば、人類は滅ぶでしょう。では、どうすればいいのか。
この記事は先の記事(上に表示)の続きとなり解説になりますので、できれば先の記事の憲法草案私案の序文と宣言文を先に読んでから見ていただくとありがたいです。
人は人を愛する。愛し合えば子供を授かる。
人は人を愛する。
愛し合えば子供を授かる。
これは人のもっとも幸福な一瞬であり、否定することはできない。
根本的に人口調整は難しいし、不可能だと思う。
もちろん、新興国では教育が有効な抑制効果はあるだろうが、人口調整というのは、至難の業だと思う。
普通の頭の良さで、理解出来る問題だと思う。
今世紀中に地球の人口は100億人を超える。
しかし、現時点で生態系に異常が見られ、温暖化は止まらず、異常気象が普通になり、食料、水などに限界値が見え始めている以上、このまま人口が増え続けると限界が近いというのは誰しもわかる。
普通の頭の良さがあれば、有限であるこの星の人口に限度があることはわかる。
難しいのは、その人口の限度が何億人なのかわからないことだ。ひょっとしたら現在の七十八億人で限界を超えているのかもしれない。
百億人でも分配方法を根本的に改革すれば、大丈夫なのかもしれない。
二百億人を超えても大丈夫なのかもしれない。
だったら、人口を増やさない政策、発展途上国の女性への教育普及などをもっと広範囲で行う必要はあるけれど、しかし、本質的な問題として、全ての生命の最大の目的は種の保存であり、それはDNAに書き込まれた本能である限り難しい。
人類はこれからどうなるのでしょう。
結論的には、人口百億人の未来は、温暖化、飢餓の増大、多大な難民の発生、食料、水の奪いあいによる戦争の危機、生態系の破壊による生物種の絶滅など、人類の絶滅を本気で心配しないといけない未来が待っていると思う。それも今世紀中という近い未来に。
しかし、それは不確実な問題で、誰の目にも見えている問題ではないので、どこの国も本気で対策を行っていない。
しかも、その問題の本質が自分たちの生活にあるので、現在豊かで便利な暮らしの中にある先進国の人たちは、その問題の本質すら理解できてない。
例えば、このままでは、二〇五〇年に地球上の生物の半分が死滅するとはっきりとわかっていれば、世界中の政府が手を取り、全力で対策を打つでしょう。
しかし、そうはなっていない。
本当に目に見えてこないと本気で世界の国の政治家は手を打たないでしょう。
問題の本質はそこで、いつ手を打てば間に合うのか。今、手を打っても間に合うのか。ということだと思う。
科学の力で解決できるのか。
何故、真剣に手を打たないのでしょう。
楽天的に、科学の力で解決出来ると思っているからでしょう。
今は無理でも科学は日進月歩で進化している。
だからきっと科学の進歩で解決出来るはずだと考えている。
それは、正しい考え方なのだろうか。
科学の進歩は、デジタル技術の進歩を基礎に、通信システムは5Gから6Gになり、AI、自動運転自動車、ドローンなど技術革新が凄まじく、インターネット資本主義の時代と言われ、資本主義経済が更に高度化できると言う人が多くいるのは確かなのだけれど、
しかし、インターネットで商品の注文は出来ても食料は増産出来ない。
ドローンが空中を飛び回り、輸送や配送が効率化されても、
AIが進化しどれだけ賢くなっても、
ロボットがどれだけ人間に近くなっても、
スマホやパソコンが進化し、医学が進歩し癌を撲滅できたとしても、
食料は増産されないし、
水も増えないし、
エネルギー問題も解決しないし、
温暖化の進化は止まらないし、
人口を調節できない。
我々が今、突き当たっている問題は、誰も否定のできない人口増加問題、それに付随する食糧問題、人間の生活による温暖化など、もっと根源的で深い問題だ。
科学の進化は、人々の欲求や希望を実現してきた。
便利に豊かに楽しくしてきた。
そして、その科学の進化はこれから更に人間の欲求を満たし、より便利に楽しく、豊かにするだろう。
しかし、それらの進化は、今、僕たちが突き当たっている問題の解決には無力だと思う。
正直、今の科学の進化は、危ないという情報を世界中に早く伝達するくらいしか役に立たない。
科学の進化で解決出来るという楽天的な見方はやめたほうが良い。
この記事続きます。
参考文献
この記事及びこのマガジンの基礎となる本です。僕自身4冊目の本です。憲法草案(私案)全条文。高校生がこの記事にあるようなことを読書会で話し合い、その動画をアップして周りに広がっていくという小説です。ぜひ一読を。
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