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人生が変わるホテル運営はじめの一歩

人生、変わるよ
旅館経営、生まれ変わるよ

こんにちは、吉岡ライズです。

今日は、69歳のおじいちゃん旅館経営者の人生が変わった話をします。

代々続く旅館を経営する後藤さん。
紙の台帳で予約を管理をしていて、ネットから予約が入ると、お客様の名前や料金、プラン名を紙の予約台帳に転記します。

もちろん変更やキャンセルも発生するので、その度に二重線を引いて、その下に新しい情報を書き込みます。

紙面が限られているので、忙しい時期になると予約台帳が真っ黒になることも...

当たり前ですが、この予約台帳が手元にないと部屋の空き状況が不明なため、外出中は電話で予約を受けることができません。

チェックイン当日はお客様から住所や電話番号、職業をチェックインカードに書いてもらい、その情報をもとに古い会計システムに打ち込むという..

この会計システムは20年も前に導入したもので、ページの遷移に30秒もかかるんですよ...

加えて、ホテル予約サイトの管理食材の仕入れ税金の申告など旅館の仕事はやることが多すぎます。

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後藤さんのそんな現状に目も当てられないため、先日PMS(Property Management System)と呼ばれるホテルシステムをご紹介しました。

以前は導入するだけで100万円(!)月々のランニングコストもかかり、地方の小さな旅館がPMSを導入するハードルは高かったです。

設定も複雑なため、ネットに疎い経営者にPMSを使うことは無理な話でした。

しかし時代が変わり、現在はクラウドベースの安いPMSがたくさんあります。設定も運用も劇的に使いやすくなりました。

今回の導入にあたり、PMSが後藤さんの代わりにできることを伝えたところ、後藤さんは驚きの表情を隠せませんでした。

PMSを使えば、在庫や料金の一元管理・予約管理の自動化、レポートの抽出、客室の管理、料理帳票の作成、各種税金の申告書作成(宿泊税や入湯税)が一発で可能だからです。

後藤さんが夜な夜な行なっていた手作業を、PMSで自動化することができるのです。

加えて全体の予算も伝えたところ、今度は満悦の表情を浮かべながら、「そんなに安いのか...」と漏らしました。

ここでは明言を避けますが、毎月数万円のコストでPMSは使えます。
もちろん初期費用は0円。

それこそ24時間休まず文句も言わない、絶対辞めない最強のバックオフィス正社員を採用したも同然です。

「後藤さん、これでもう何もしなくてよくなりますよ。」
と伝えたら、

「それじゃ、俺の仕事なくなるなぁ...」
嬉しそうにボヤいていました笑

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こんなことを書く理由ですが、
実は、以前じぶんも同じだったからです。

せっかく旅が好きだからと宿の仕事を始めたのに、宿の仕事が忙しくなると、旅に出られなくなる..

理想と現実のギャップを埋めるため、ホテル運営を自動化する方法を調べ実践してきました。

サイトコントローラーやPMSに始まり、Stripeアプリを使った自動決済やメール送信の自動化、オンラインチェックイン、スマートキーの導入など。

これまで5年費やしましたが、ホテル運営を自動化することにかけては、人様にレクチャーできるくらいにはなったかなと思います。

日本ではDX(デジタルトランスフォーメーション)と叫ばれて久しいですが、ホテルのDXはPMSの導入から。まさに一丁目一番地です。

紙やエクセル、サイトコントローラーだけの管理はもうやめましょう。

本当に、人生変わります。
旅館経営、生まれ変わります。

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今後の日本は、高齢化が進み人手は足りなくなるので、宿の生産性改善は急務です。

日本全国には、約80,000軒の宿泊施設がありますが、その8割は小規模宿泊施設です。そして多くの宿が今だに紙やエクセルだけで宿の管理をしています。

チェーンや新興ホテルが完全武装で戦っている中、まさに裸足に竹槍で戦いっているも同然です。

本来、宿の経営者は「集客」や「施設の改善」に時間を使うべきであって、売上や顧客満足を生まないバックオフィス業務に時間を割くべきではないのに...

今ならまだ間に合います。
変革するなら、PMSです。すぐに効果がでます。

69歳のおじいちゃんでも出来たのですから。

最後に。

もしPMSやホテルの自動化に興味があれば、こちらが参考になるかもしれません。


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