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お寺の儀式(護摩祈願)が思った以上にエンタメだった

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西新井大師(にしあらいだいし)に行ってきた。

そう、"厄除(やくよ)け"で有名な、東京・足立区にあるお寺である。

ちなみに"西新井大師"は通称で、正しい寺名は"五智山 遍照院 總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)"。

かの弘法大師(空海)を祀るお寺で、神奈川県の"川崎大師 平間寺(へいけんじ)"、千葉県の"観福寺"(かんぷくじ)と並んで、"関東厄除け三大師"のひとつと言われている。

なぜ、その西新井大師に行ってきたかというと、"護摩(ごま)"祈願を受けてきたからなのである。

護摩祈願とは、護摩木(ごまき ※後藤真希ではない)と呼ばれる特別な薪を焚き上げて(燃やして)苦難や煩悩を消し去り、願いごとを祈願する行事(儀式)のこと。

これが思いのほか、エンターテインメントだったので、文章として残しておきたい。

じつは、西新井大師で護摩祈願を受けるのは2度目である。前回は、厄年(42歳)のときに受けたので、10年以上もまえ。

とはいえ今回も、前回と変わらず、とても濃厚な時間だった。

参道の入口にあるセブンイレブン。
景観に配慮して看板が茶色で統一されている。

まず、お寺の受付で「何を祈願したいか?」を申請するのだが、"厄除け"以外にも、"家内安全"、"商売繁盛"、"学業成就"、"交通安全"など、多様の願目がある。願い事は人それぞれだ。前回に受けたときは"厄除け"をお願いしたのだが、今回はせっかくなので"商売繁盛"を祈願。

祈願料も5000円~50000円までと幅広く、その金額によって、儀式終了後に頂ける"護摩札(ごまふだ)"の大きさなどが異なる(詳しくは西新井大師の公式サイトに細かく記載されている)。

なお、護摩祈願の所要時間はおよそ20分。

西新井大師の場合は、毎日決められた時間に数回行われており、開始時間10分まえまでに、直接、受付で申し込みをするだけなので、とても簡単だ。

受付が終わったら、履物を脱いで本堂のなかに入り、開始時間を待つだけ。

ボクが受けた回は、参加者が20~30人ほど。とはいえ本堂はとても広いので窮屈な感じはない。開始時間になると、数人の僧侶がご本尊のまえに座り、和太鼓、鐘の音に合わせて全員でお経を読み上げていく。

その、少ない音数によるシンプルなリズムのループは、まるでミニマルテクノのよう。一定のフレーズで繰り返される和太鼓・鐘の音に合わせて、僧侶たちがお経を合唱する。

とくに腹に響く和太鼓の振動(音圧)が心地良く、まさにライブハウスやクラブのスピーカーのまえにいるような感覚がある。

さらには目のまえで炉に火を灯し護摩木(※後藤真希ではない)を焚き上げていくのだが、人の背丈にも近い火柱がゴウゴウと燃えるビジュアルはまさに圧巻だ。

西新井大師の公式サイトより引用。
写真のような感じで護摩木(※後藤真希ではない)を焚いていく。

耳から入ってくる鐘の音とお経のリズム、肌で感じる和太鼓の振動、そして目が刺激される火柱(のビジュアル)……そんな高揚感と合わせて癒やしの効果も感じられる不思議な空間は「まさにエンターテインメントだなあ」と感じたのである。

こんなことを言うと罰が当たるかもしれないけれど、めちゃくちゃ砕けた言い方をすれば、"焚き火を見ながらお経(音楽)を楽しむイベント"のようでもあった。

ライブハウスやクラブで音楽を聞いているときと同じような、"音の力"というのがひしひしと全身に伝わってくるのだ。

儀式が終わったあとにはなぜか気持ちがスッキリし、神妙な心地良さすら感じられる(それが単なるプラシーボ効果であっても楽しかったのだから良し)。

体験として、とても貴重なモノのひとつだと思うので、ぜひ興味のある方は一度受けてみることをおすすめします!

西新井大師は、牡丹(ぼたん)の名所としても知られている。

<まとめページ>【ローリング内沢の】エッセイ・コラムいろいろ

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