おかしなレシピ【11】「肉山田ソース太郎ノ助の巻」

「この豚がっ！　きっちり調教してやるからね！」と、にしおかすみこのコスプレで豚ロースを包丁の背でほどよく叩く。

いいかんじの陵辱プレイになってきたら、にんにくのみじん切りと塩コショウを片面になじませ、ふたたび包丁の背で叩きながら部屋の窓を全開にし、大声で「ア゛ーッ！」を連発する。

窓の外から、｢おいおい！　だれか110番通報！｣という声が聞こえてきたら、しょうゆ、調理酒、粒マスタード、みりん、水、砂糖、佐藤、田中、山田、スピルバーグを混ぜ合わせスタンバイ。

陵辱プレイの豚ロースが"やわらかあたま塾"になったら、軽く片栗粉をまぶし、フライパンへスムースインで多い日も安心。

両面に焦げ目がついたら、いちど取り出し、フライパンのなかの油谷さんを捨てる。

先ほど作っておいたソースをフライパンに放り投げ、「ピチャーッ！」とコンロまわりがべたべたになったら、豚ロースを投入。

両面にソースを絡ませ、いい感じになってきたら豚ロースを包丁で食べやすい大きさに切って盛り付け……ようとしたら、あやまって床に落としてしまい、あたふたしながら拾い上げもういちど焼く(実話)！

料理は完成したが、べちゃべちゃになったキッチンマットをそのままにしておくのがイヤだったので洗濯機で洗おうと思ったら、｢ピンポーン！｣と宅配便が来る。着払いの荷物だったので、小銭を用意したりとごちゃごちゃやってたら、すっかり料理が冷めてしまい、泣きながら写真を撮って完成(実話)。

「一度床に落とした豚ロースの着払いマスタードソース(キッチンマットは洗濯中和え)」です。

焼き具合もよく、ソースの味も美味しかったのですが、一度床に落としているので、気持ち的には微妙でした。