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AI分析でわかったトップ5%社員の時間術/越川慎司

※以下は私が自分に響いた箇所のまとめ(備忘用アウトプット)であり、書籍の要約ではありません。表現も所々本書と異なっています。

意識が変わるのを待っていたら、5年10年かかる。行動を変えることで、意識を変えよう。 大切なのは「始めること」「続けること」「気づくこと」。

なぜ時間が足りないのか

能力が低いから、やる気がないからではない

もっと簡単なやり方を見つけていないから。いつも仕事に追われているのは、リソース(時間・集中力・エネルギー)が限られているから。
限られた手段しか持たない、固定概念や過去の成功体験に固執すると、全てをそれで解決しようとし、問題の本質を捉えられなくなる(ハンマーしかもっていなければ全てが釘のように見える)。

本来目指すべきことを見失い、達成できなくなる

仕事の目的を明確にせず、作業効率を上げようとする。
確証バイアス:手段を目的化し、結論ありきで行動すること。用意した結果に向けて行動することが目的になってしまう。
仕事をこなすこと自体が目的となり、作業充実感をもってしまう。
与えられたタスクで頭がいっぱいになり、何かをやめるという選択肢を持たない。

5%社員の時間術・思考

働く時間への考え方

時間は有限であると心得ている。その上で、More with Less の考え方をもっているため、働く時間に制限があることを心得ている
時間がない、はポジティブな発言。「やりたいことが多いのはいいこと」「やるべきことが多いのは周りから認められている証拠」と考えている。有限の時間をポジティブに捉えている

新しい挑戦に興味がある

新しいことに飛びつくときは、「やめるべきタスク」を決めてから飛びついている。

自分でコントロールできるエリアにエネルギーを投じる

上司の愚痴→人はコントロールできないので、エネルギーの無駄。
より多くの人と共通点を持とうというマインドセットを持つ。意外にも「気遣いをしすぎる人間関係では生産性は低くなる」ので、カジュアルなコミュニケーションを心がける。

「効率を上げる」ことを重視しない

「効果」優先主義。最短距離の仕事術を実践するのはあくまでも成果を出すプロセス。「効率」はあくまで目的ではなく手段。仕事の目的が明確であり、その仕事に達成するべき目的がなかったら、効率よく取り組んでも無駄。
何でもかんでも短い時間でやればいいわけではない。効率が高いのに頂上に着かない仕事になる。

作業は必ず目的を明確にしてから:週に1回の内省、作業の中断

作業充実感は危険。目的を見失う可能性がある。目的なし時短には価値がない。
必要のないこと(成果につながらない、目標達成にインパクトを与えない)をやめること(ゼロにする)に注力する。
週に1回の内省:重要ではない仕事の確認。成果につながらない仕事の見極め方を磨き、仕事にメリハリを持たせる。
作業の中断:こまめな休憩により「作業興奮」を抑える。作業興奮に襲われると作業自体が快感になり、作業時間が伸びる。休憩により目的に立ち返りながらも、心理的リアクタンス(行動制限されるとやりたくなる)とツァイガルニク効果(達成できなかったことは気になる)を利用して集中力を持続させることができる。あえてよく動く、水をとりに行く仕組みづくり、ちょっと外出など。

努力に頼らない

間違った努力はマイナス評価になって然るべき。
若さも有限であり、努力や体力を解決手段にするのは継続が困難。
体力や努力する気持ちがなくても仕事が終わる仕組み化や自動化の確立が大事。

バイアスの影響を抑える

当たり前を疑うことを原則とし、自分の習慣や経験に引っ張られることを防ぐ。(苦労している姿を見せれば評価してもらえる、などもそう)
バイアスを見つけ出す方法3つ:社外との接点を増やす行動習慣をもつ。内省タイムを活用する。クリティカルシンキング(第三者の視点を取り入れることで思い込みを排除する思考法)。

業務の見える化ではなく、業務の見せる化を徹底

マネジメントについて。成果を出し続けるためには、しっかり管理する、というマイクロマネジメントは逆効果。管理することを目的にせず、目的達成のための手段としての管理をよりスマートにしていくことが求められる。
うまくいっているように見せず、うまくいっていないことも報告。
周囲を味方につけるコミュニケーションスキルを重要視(95%社員は資格取得に関するスキルに関心が高いのに対し)。

ランチを取らない

パワーナップ(昼寝)と、エネルギーの分散補給(血糖値のコントロールで眠気を起こさない・集中力持続)のため
仲間との交流が目的のランチは別物。
眠気に襲われてしまったら、立ち上がって軽くストレッチし血行を良くしたり、冷たい水などでリフレッシュなど。

ため息をつく

深い呼吸の動作は、脳の働きや精神的な落ち着きをもたらすプラスの効果がある。仕事の初動を早めるルーティンに取り入れる5%社員も。

ローリスク・ローリターンを積み重ねる

小さくていいから行動量を増やす。失敗に慣れること、成功確率は3割でよしとすること、成功よりも継続力を高めること、を大切にする。

気持ちの余裕をつくる

時間がないと心の余裕がなくなるのではなく、気持ちの余裕がないから、時間に追われる。
出勤時のテンションを上げるのもよい。カバンや靴などから。

実践の際の心構え(ちょいスイッチABC)

ちょいスイッチABCはこうして押す

  • Accept
    過去の浪費を受け入れる。
    よかれと思って続けてきた浪費行動を否定せず、そこから改善ポイントを探す

  • Build
    行動を早め、継続する仕組みづくり。
    仕事前のルーティンをもつ(やる気がなくても体調が悪くても、仕事を始められる、しかも簡単にできる仕組み(儀式的な)を確立する)

  • Concentrate & Continue
    成果に繋がる作業に集中して継続する。時間・集中力・エネルギーは有限。
    感情コントロール、作業ショートカット(ITツールの活用)

A 作業時間と思考時間を分ける

作業に集中する→脳をはたらかせるエネルギーを使わず、肉体的に疲れそうになったら休憩、その間に思考を動かす(本来の目的から逸れないよう修正)
週に1回15分の内省タイム(金曜日)・・・それぞれの業務に費やした時間、生み出した成果の振り返り→バイアスの補正。無駄に気づく。
45分で1回区切る、仕事中に10分の外出なども

A アウトプットを先にする

まずは自分の今の情報でアウトプット、フィードバックを受けて足りないところを埋めていく。
フィードバックは相手に関するインプットでもあると考える。

A 時間の計画でなく「企画」をする

意義や目的をはっきりさせるという意味での「企画」。自分の求める「結果」「やりがい」「楽しさ」などを考える。時間を効率的に使うとどういうベネフィットがあるのか。
例えば、早く仕事を終えることを目的にするのではなく、何のために早く終えるのか考え、その上で段取りを練る。「自分がコントロールできるゆとりのある時間を持つこと」など。

A 大成功を目指すのでなく、大失敗を避ける、という考え方

ローリスク・ミドルリターンを目指す。目的から時間の使い方を企画し、いざ始めた後で、肉体や精神的に疲れてしまうことを避けている

B タスクの超細分化

ちょっとした隙間に業務をこなせるようになる。何をやるか、の準備ができて否けば、隙間は隙間のままで終わる

B やめることを決める

トレードオフの考え方(何かをやめることには、引き換えとなるチャンスが隠れている)をもつ。割り込み仕事がある時ほど、やめる勇気を持つ。
人生の優先順位を決める(4L Labor,Love,Learning,Leisure)。外部要因にとらわれず、自分軸でやめることを決められる。
手段を目的化しない。目的を意識し、行動のブレをなくす。仕事を「目的そのもの」「目的を達成するための手段」「目的につながらない手段」に切り分け、エネルギー配分を決める。目標達成を常に意識しつつ、あえて苦手なことに取り組むなどの回り道はよし(やめる基準は持っておく 読書は見当違いのことが3回出てきたらやめる、など)。
自分でコントロールできないことにエネルギーを費やさない。

C 丁寧で遅い仕事をしない

仕事を受ける時の相手の期待値確認。途中段階の確認。
相手にも発言してもらうことで、仕事を共同作業に持っていく。

C 悩む・心配する時間を減らす

反芻思考で負の感情に時間とエネルギーが奪われるのを避ける。
自分が思うほど、周囲は自分に注目していない。
今に集中する。未来に不安を感じる時間は無駄、切り捨てる。今やることに集中することが最大の準備。
得意なことに全精力を集中。苦手なことに時間を費やすより費用対効果が高い。

C せっかちにならない

時短のためにイライラしない。せっかちになると、むしろ時間を浪費する。エネルギーを浪費し、冷静な判断ができない。
相手の立場になって、お互いのメリットを考え、相手のハートに届くようにゆったりとしたペースで語りかける。
自律神経を整えたり、時間に余裕を持つことで、感情のコントロールができるよう努める。

C 自己否定の感情をリセットする

自分の判断を尊重する。
ポジティブな言葉を使う。うまくいかないときはポジティブな言葉で言い換える

実践ネタ

ビッグロックから仕事を決める

大きい仕事(ビッグロック)を最優先して時間をきめ、残りの時間を細かいタスクを埋めていく。
ビッグロックは2つが良い(行動ハードルを上げない、コンスタントに行動改善する)。金曜日に書き出す(月曜日の初動が早い)。

45分単位で仕事をこなす

体力ややる気に頼らず、処理速度を上げられる(100%のパフォーマンスを出せる)
アナログ時計で直感的に残り時間を捉えるのも良い。

達成感が得られない時は、承認される仕組みづくり

承認されるために上司と目標を作り、進捗状況を可視化することによって上司と周囲の信頼を得て、自由なやり方で目標を達成し、貢献する。

得意でないタスクは締め切り効果で

得意でないタスクの行動目標と完了期限を明確にする。やる気の有無に関わらずスイッチを入れる。
周りに伝える宣伝効果も有効。

ビジネスとプライベートの切り分け

切り分けができないと、仕事時間をコントロールする意識が薄れる。
通知を切る(情報により感情値が高まると、集中力を奪われる) 

アウトプットの適切な「間」

プレゼンの「間」で空気を変える。間は1秒(3秒で不安、5秒で恐怖に)。間が長くなりそうなら、目に入ったものをそのまま話したり、口を止めない。

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