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2020年行った美術館まとめ4 東京オペラシティアートギャラリー 「ドレス・コード着る人たちのゲーム」

2020.7.11
東京オペラシティアートギャラリー
「ドレス・コード着る人たちのゲーム」
美術館でファッションの展示があるのは年に何度もあることでは無い。マネキンが洋服を着ているのにデパートと美術館じゃ意味が違うから面白い。
楽しみにしていた展覧会の一つなので、会期延長で心底良かった。

会場がちょっと狭いのでは?と思うぐらい盛りだくさんの展示。
人はどんな時にどんな服装をしてどんな暗号を送るのか(意識的にも無意識的にも)ということをドレス・コード(暗号)とする解釈がストンと腑に落ちた。

自分自身もその日行く場所、会う人、やること、見ることに合わせて服装を選ぶ。時として面倒な事もあるが、暗号作りは楽しく、稀に暗号を読み解いてもらう楽しさも知っている。

しかし暗号作りが楽しいと思える程度に自分自身が自由で、制約の少ない環境だからこそなんだろう。
仕事に行くのにスーツでなくても良い、一昔前のように母親らしさみたいな服装を強要されない、年相応な服装しましょう的な干渉もない。いや、あるのかも知れないけれど自分が気にしなければ良いという話で。自分っぽさがあれば良いのだ。自分自身に送っているコードに気がつけるか。

見終わった後、エネルギーが湧いてくる展示だった。

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