短歌【暮らし】

"暮らし"にまつわる短歌




性別が違っていたら殺してたけど殺さずに運の良い人


お風呂場の絆創膏を片付けるオーダーメイド自分の輪郭


雨の日の紙袋くらい頼りない 自重で落ちて車に踏まれる


足音をあえてさせてくれている 気遣いの鬼を泣かさんでくれ


小説の間に溜まった消しカスも気分によっては愛おしい事


もう君を愛する資格はないけれど司法試験に受かって暮らす


ちゃんとした格好をして店員に話しかけられ人の輪郭




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