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らかんノート

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謎に満ちた北条石仏についてのノート
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2021年11月の記事一覧

熟柿の如き

熟柿の如き

小春日和に誘われて羅漢寺へ。
草画帖の新号と、バックナンバーの補充分を納める。
境内は紅葉が見頃で、山茶花の紅白も盛り。

いつもより早い時刻に来たので、東側のらかんたちに日が射している。
いつもではないらかんに、見馴れない日の当たり方がしてとても新鮮。

前に並ぶらかんの影。北風なら有難いだろうが、日光は……。

日 あ た り や 熟 柿 の 如 き 心 地 あ り  漱石

小春の柔らかい陽

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雪虫が舞った

雪虫が舞った

初めてのホームページ「ふうら美術館」を開いて今日で二十五年。
ふうらの一人と共に羅漢寺の石仏を訪ねた。

迎えてくれたのは、そろそろ現れる頃だと心待ちにしていた雪虫。小さな個体だったが、しばらくこのあたりを浮遊、石のらかんと綿の虫はとてもよく調和する。

ここに来るまでは足も体も重かったのが、石仏を巡る間にやや楽になった。いつの年からか、ここに咲き出したノジギク。石と草も親和する。境内にもう少し草

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