その男、21歳【ill提供】
件名: dear ill被験者
たまには肩の力を抜いて、言葉のソファでくつろいでみませんか?
はい!ご覧いただいた通り、高揚感があがりますよね!
我々はSTARのhistoryについて研究しています。
先程紹介しました、よろず様につきましては、王道STARとは異なる自身の世界観を作り上げることができましたが、注目するべきはどれだけの稼いだかではなく、作者の人間性を用いてアプリシエイトしていくのは常套手段です。(これは大切なことです、録画や見返し配信で処理してください)
彼は変わったSTARで、アマチュア時代以前に、何か逆らえない勢力からの圧力の下で暮らしていたとか、貧困に喘いでいたとか、そういうバックボーンはないのですが、かといってBFと呼べるような人がいたわけではない。
そんな彼のいきなりスターになるという行動は、一見すると動機が全く見えないのです、そう全くです。
そんな、彼の曖昧なスタイルが、島民たちの心に寄り添うような、優しくポップなテンションであり時折儚さまでも見せてしまう、センスを創り上げていたのかもしれません。
今回の物語は、今紹介したよろず様が主人公ではありません。
そのよろず様の友達の話であり、STARを極めた男の、唯一の悩みの種であったのではないか、そしてその悩みの種はどのようにして花開くのか、について22世紀を生きる、最新のかたである、あなたたちのために、楽しみやすいように物語で描いてみたので、ぜひillな世界をお楽しみあれ。
そう、あいつと出会ったのは大学生の時だった、別にあいつがどんなやつなんてのは、説明する必要はないと思う、あいつとの馴れ初めを聞けばわかるやつにはわかるし、わからないやつでも雰囲気はわかると思う。
え?あいつだとわかりにくいだって?じゃあ伴場とでも名付けようか、
なんでかって?あいつはハンバーグが嫌いなんだよ、崩れるのがムカつくらしい、意味が分からないよな、はは。
伴場と会ったのは大学の2年の時だな、意外と遅いだろ、けど運命なんてそんなもんさ。
けどあれは会ったというか、会わされたって感じだな、いきなり隣の席に座ってきて、俺その時前のほうにいて、確かに混んではいたけど、座席の間隔も開けないで、座ったかと思いきや
「あ、筆箱忘れた……あ、なんかかけるもんない?」
て聞いてきて、飲んでるコーヒをかけてやろうかと思ったが、グッと一拍おいて、貸してやったよ、関わりたくない部類のたちだ、と思ったよね所見は。
そして、そんなイカれた隣人など気にも留めないように、授業が始まって結構時間たってたんだよ。
ちょうど生徒みんなが一番眠くなるようなタイミングだったな、そんな中で『illなやつら』のリリックの発想の背景となる物語がいきなり目の前で繰り広げられたんだぜ。
伴場はマジでヤバかった、天才というより魔才だよ、あれ。
これ、俺のこと知らないやつからしたら、なんか俺がカルト主教の教祖みたいに見られるかもな、まぁいいか、俺の音源を知らないことを罪ってことにしとくか、罰は退屈な人生くらいでいいか。
そんな超illな魔才、伴場は後から知ったけど、同じサークルで、そのサークルは確か『釣りサークル Fisher$』みたいな、名前のダサさで倍率高めの一次選考してるみたいな、ちょっとsickなサークルで再開したんだよ。
けど、俺は伴場って名前が先に回ってきたもあって、しかも良い噂ばっかだったから、真面目なやつなのかなと思ったら、あの時の魔才だったから、伴場魔才ってわけだよ。(翻訳エラー※意訳を含みます)
けれど、お互い真面目な部分は結構あったから、特に交じり合うことなく、知り合い以上友達未満みたいな状況だったんだけど、たまたま、一緒になった呑みの席で、その当時と巷で話題のTECH-Uっていう成分がアツいぞって、なってそこで結構仲良くなったんだよね。
あ、あんまり知らないか、TECH-Uって言ってももう死語なのか。
まぁなんだ、それを摂取すると、プラシーボか何かわかりませんが悩みが消える、ともてはやされていたものだよ。
ロード中……
伴場は、表象化学が趣味で、もはや趣味ではなく本職くらいの勢いで、どっぷりと浸かっていたもんですから、自分で創り出す次元に伴場はいたんです。
その時の僕は、これからの人生どうしようかなと悩みながら、目の前のことに追われる振りをして、特に何もしていませんでした。
そんな、いびつな二人が、三年生の夏休みの合宿で合ったんだ、そのサークルは名前こそ、三流オタサーに思いきや、職人気質な奴もいるようなサークルだったため、オタクと職人という日本文化が融合し、懐古厨をほうふつさせるような、意地汚くむなしい因襲で汚さないようにしようという、優しく尊いオタクの執念が作り上げた習わしで、三年生で引退するという文化があった。
この文化のおかげで、いてもそこまで面白くもない先輩の層がカットされた状態で、たまたま、予定が空いていた伴場と過ごすことになった。
また何の運命か、合宿最終日が伴場の誕生日であった。
2人とも同じ部屋で過ごしていたが、彼らはイメージと内心は逆で伴場は意外にも内向性をもって真面目さに昇華させるタイプの、器用タイプであり、STARはとにかく真面目を突き詰めることで、真面目を表層化させるスタイルであり、本心では愛に飢える、アーティストの玉子みたいな、イカれタイプでした。
ROAD NOW……
そんな二人に共通していたのは、そのちぐはぐな心の内がばれることは、万が一にでもない位であろうという、旅館特有の胡坐をかかなければ座れないタイプの机の上の空論が、無理数のような曖昧な理論体系の上で理論を批判するような、理系オタクの共通認識でした。
そして二人の転機になったのは、オタクにとっての敗戦記念日を象徴する誕生日というものなどでは、さらさらなく。
伴場が、自作したMKT-8Dっていう、ヒエラルキーみたいな名前だったきがした、そしてそれを試したことによって、オタクにとってのアニメという概念くらい尊く、バイブル的なものとして存在していたのです。
~中略~
(実際の発言の詳細な内容については、とてもひどいもので、傍から見れば、紙芝居屋にお菓子目当てで体験したら、思いのほか面白く無邪気に遊んでる、小学生みたいなもので、公序良俗を冒しかねないものだと判断しました。)
そして旅行なのに、この世ではないどこかにトリップしている状態の彼らは、刹那の間にも時空を超えた共感によって、お互い旅路を歩んでいった。
そんな旅のなかでも、特にSTARの脳にこびりついて離れない場面があった。
それは、合宿で一番目が醒めてる時刻、0時になり、伴場が21歳の誕生日を迎えた後に起こった。
そこで見たのは、誕生日祝いでもらった根元が折れかけた煙草を、必死に吸い続ける愛おしい魔才の姿だった。
それを見た瞬間、あまりの衝撃で、彼の瞳孔は開きっぱなしになり、その光景が光で溢れ、伴場が世界で唯一、天空からスポットライトを当てられているとも思える状況で、彼は悟った。
悟りで得たものは“ill”という概念であった、彼はそれを用いて、『伴場、21歳』などの、一見恋愛物語に見えるが、どこかネジの外れた作品を次々と生み出した。
言語化するとillではなくなるという、暴論によって名が渡り、非常にポップなセンス判定器として、今のシーンの設計の役を担った。
そんな俺ももう26か、もう5年経つが未だに、伴場は俺の事の恨んでないかな、また運命なんて言う、理系らしくないものによって引き会わされた時にも、お互いお前と逢いたかったんだよみたいな顔で話せたらいいな、なんて夜な夜な魘される生活だよ。
まぁillだけど虚しいだろ?こんな生活に憧れるんだったら俺を見習ってSTARを目指せ、まぁSTARは俺というにillerが永久欠番だから、無理だけどねぇ。
はい!わかりましたかね!?
テストの題材となる動画にから得られる必要とされているファンクションについては、細かいところを詮索せずに本質に対して返答をしようとしてしまう勇敢さと、しっかりとその場で生まれた問題点を解決することが出来るだけの、データ量が必要になるだけです。
なのであなたたち最新のZ世代型は、データ量については付属のニンゲンの脳部分に当たる、Smart CPuと、IT業界から始まったこれまでの成長の果てに生まれた、TOTOI産のアルゴリズムで行けば、きっと試験にも合格して、今の人間国家において、歯車としての役割を全うすることができますよ!
就活楽しんで!!!!
from ill提供所 note担当:緑茶ドラゴン
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?