見出し画像

裏から抜け出す


前回はポジションの話を書いた。
改めて書くことで整理できたがやはりポジショニングは大事だと思う。
今回はその上でさらに何が必要かについて考えてみた。
もちろん僕の場合はこうしたというだけで
正直、博打みたいなものだ。
正解なんてさらさら言うつもりはない。

さて、ポジショニングはいいところにつけれた。
ここまではいいだろう。
ただ、それだけで抜きん出ることは難しい。
そんな簡単な話はあり得ない。

サッカーなどでもそうだ、いいポジションを取るだけでは
ゴールは奪えない。
タイミングを見計らってディフェンスから抜け出す、裏をつくことが必要になる。

ここで大事なのがポジショニングもそうだが
タイミングよく抜け出すといった要素も
元々、先天的に持っていた足の速さや身体の強さのような才能はあまり関係ない
もちろん卓越した足技のような技術力でもない。

どちらかというとしっかり観察するみたいなことが一番大事な気がする。
状況をしっかり見る、本当か疑い、とにかく考えるということだ。
押し引きと言ってもいい。
そして時には「勢い」みたいなことも重要だ。
タイミングは待ってはくれない。
考え続けてもいけない。
場合によっては見切り発車も必要だ。
なぜなら、成功の確約ができることなんていくら待ってもないわけで
もしそんなことが存在したとしたらすでに誰かが実践したあとだろうと思う。
ビジネス書が書店に並んだ瞬間にそれはもうすでに遅い手法だと誰かが言っていた。
おそらくそういうことだろう。
もちろん、見切り発車の場合誰もやってないことの方が多いわけだから
変人扱いされることもあるだろう。
ただ、その瞬間は批判もあるかもしれないが
それはどうしてもやると決めたなら必ず通らないといけない関門だ。

これはスポーツだけでなくどんな業種にも言えることだと思う。
もちろん工芸の世界でもだ。
そして先に書いた通り
この話に関しては
天才的なデザインの才能や一瞬で正確に作り上げる職人としての技術は
全く関係ないと言える。

しっかり状況を見極めて自分のポジションを作り
周りがやれていないタイミングで行動に移す。

実は現在、挑戦中のクラウドファンディングもそこを意識した。
景気が落ち込み、皆が下を向いているタイミングであり、
そしてファンドのほとんどが助けを叫ぶものが並ぶなか
上を向けるような
ポジティブな企画をブチ上げることで
裏から抜け出す意識だ。

正直これは賭けだ。
先が見えない中、人を助けてる余裕なんてないと言われたらそれまでだ。

ただ、なんとなくだが
独立してから良くも悪くも忖度せず様々な人たちと付き合ってきた時間というものが僕のポジションを強固なものにしてくれたのだと思う。

あとはどこで行動に移すかどうか。

いつやるの?
今でしょ的なやつだ。

僕は常にそのタイミングを伺っている。

クラウドファンディングを挑戦すると決めてから公開までは
一気呵成。
止まらずに立ち上げた。
時間をかけてはこれはだめだという意識だったからだ。

実際にこれは狙ったわけではないが
立ち上げた当日、全国的に緊急事態宣言が解かれることになる。

どこまでそれが効果としてあったかわからないが急いだことにより
実際にそのタイミングに間に合ったことに変わりはない。

おそらくこれは性分でこれからもずっとこうなのだろうと思う。

ちなみに急にやりだすので嫁さんはいつも戸惑っているし、
当然ですがこっぴどく怒られることもあります笑

最後にもう一度言いますが最初に書いた通りこれは僕がこうだと
思ってやっただけで
正解というわけではないのでお勧めしているわけではありません。

引き続きクラウドファンディング挑戦中です。
応援お願い致します。
https://motion-gallery.net/projects/rokurosha

ではまた。

2020 / 6 / 24  ろくろ舎 酒井義夫





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?