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小説 『チョコっと変わった世界』

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現実世界となにも違わない、異世界。 でも、ほんのチョコっと違っていた。そのチョコっとした違いを埋めるために、ぼくは命がけの冒険に向かう。
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2019年10月の記事一覧

第8話 チョコレートは母の味

  (連載小説 『チョコっと変わった世界』)    なければ欲しくなるのが人間の常で、ぼく…

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第7話 チョコはいずこへ

(連載小説 『チョコっと変わった世界』)   もう一軒、今度はドラッグストアに入ったが、…

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第6話 チョコレー途方

(小説 『チョコっと変わった世界』)     と、いうことで、気持ちを整理させたぼくはスイ…

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第5話 もう、現実世界でいいじゃないか!

(連載小説 『チョコっと変わった世界』)       ぼくが早く戻ってきたので、夕飯もそれ…

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第4話 ぼくは、ぼくの「死」を思い返す

  チョコレート小説 『チョコっと変わった世界』    駅からまっすぐ、家へと向かう。異世…

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第3話 現実世界とちがうところがあるはずだ!

小説 『チョコっと変わった世界』    大学の3限は必修科目だったけど、まったく授業を受け…

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第2話 なんら変わったところのない大学生活

(小説 『チョコっと変わった世界』)     ぼんやり見つめるぼくの視線に、同じサークルの3人が近づいて来るのが映る。彼らとは、さっきの授業も一緒に受けていた。たくさんつるんでいるが、特段仲がいいわけではない。大学では、ある程度の付き合いがあった方がいろいろと楽なのだ。もっともぼくが付き合っていたのは、彼らではなく、現実世界に生きてる『彼ら』だ。   「あ~座ってる~~」    石見知子がぼくを指さして言う。言い方から表情から、現実世界の石見知子とまったく同じ。   「あぁ

第1話 事実は小説より『普』なり

(小説 「チョコっと変わった世界」)     日常に戻ってみても、なにひとつ違いがない。あ…

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