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私が活動する理由②

今の状況を伝えると両親がすぐさま飛んできた

変わり果てた私の姿に母が泣いた


当時の私はなぜ母が泣いているのか
なぜ自分が生きているのかわからなかった

どうやって家に帰ったのか
覚えていない



一つだけ覚えているのは
帰りの車の中で渡された
おにぎりの食べ方がわからなかったことだ


発泡スチロールを食べているような感覚で
何をどう飲み込めばいいのかわからず
口の中で何十分もモゴモゴしていた


(おにぎりってどうたべるんだっけ)

(のみこむってどうするんだっけ)



今思えば、味覚を失うほどの
精神的身体的ダメージを負っていたのだろう



それから気づけば実家に居て
ぼーっと座っていた

時間の感覚もない
食欲もない物欲もない
感情がない


一人で買い物をすることができなくて
子供のように
母の後ろをついて歩いていたのを覚えてる


もう21歳なのに

本当に子供に戻ってしまった

一人では何もできない


「愛ちゃんがこんなことになってしまうなんて」

と目に涙をためて母が言ったのを覚えている





それから数ヶ月が経ち
ある程度、身の回りのことができるくらい回復した


毎日、太陽を浴びること
毎日、ちゃんとした食事を摂ること
毎日、夜には寝ること

私がやったのはこれくらいだ

うつ病の薬ももらっていたが
怖くて飲めなかった

でも回復したのだ



規則正しい生活
栄養バランスの摂れた食事

当たり前のことがどれだけ大切だったのか
身に染みてわかった


夜中まで電気をつけて起きていたり
お腹さえ満たされればいいという
バランスを考えない食事が
どれほど体に悪影響を及ぼすのかわかった




食事は偉大だ
その人の人生を変えるほどに


だから私は伝えたい
食の大切さを

そして正しい食生活をすれば
こういった現代病である
うつ病をはじめ、情緒不安定
慢性疲労やメタボリック
もなくなると思っている

だから私は決めた



「食で世界を幸せに」することを


これが私の使命であり宿命だ
パティシエとしての仕事をするのはもちろんだが
ライフスタイルを提案するのが私の本当の目的だ

たくさんの人に正しい食事方法をシェアして
世界を幸せにしていきたい




お腹が満たされるのが
食事ではない

食事バランスを守れば
精神は安定する

人間関係も仕事も
すべては食事から



「食事が変われば人生が変わる」


私は伝え続ける
活動し続ける



「食で世界を幸せに」するために



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