男と女は違う景色を見ている

先日、職場でフラワーデモの話題が出たとき、同僚の男性が全くその名称も知らず、本人も会話に参加していた女性たちもそのことに驚くということがありました。

というのも、その男性は、些細な言葉にも反応する筋金入りのフェミニストで、幅広い社会問題に関心をもち、FacebookなどのSNSも積極的に活用しています。それなのに、フラワーデモを知らなかったということに、本人が最も衝撃を受けていて、「帰ったらすぐに調べます」と言いました。

その場にいた全員が、ネットで見ているものが男女で違うのだ、という実感を持ちました。もちろん、フラワーデモに攻撃的なコメントをする男性がいるのですから、知っている男性もいるわけで、全く違うものを見ているわけではないのですが、それでもやっぱり、「ちがうんだねぇ~」と言い合いました。

そもそも、女性が日常茶飯事的にセクハラや暴力、性被害を受けている、もしくはそれらを恐れながら生きていることを知っている男性は少なく、「そんなバカな」と一蹴されることが多いです。男性が見ている社会と女性に見えている社会は違う、ということを認識したうえで、私たち女性は自分たちが置かれている現状を、正しく、分かりやすく、伝え続ける必要があります。

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