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遺伝子の変化なのか?

同年代のおじさん同士の会話では
誰とでも同じネタにぶち当たる
それは 『バイクに乗る若者がいなくなった』 ということ
僕自身、リターンして一番最初に気づいたのがこれだ

道の駅に行けば数多くのバイクが集まっている
どのバイクを見てもオーナー達は
僕とはいくらも違わない年代の男達
高速道路のPA、SAだってそれは変わらない

YouTubeを観るようになった
バイク復帰をする上で知りたい事はいくらでもあるから
動画編集の得意な若者ばかりが動画をアップしているのかと思えば
あまりITやデジモノに縁のなさそうな60代、70代の人の動画が
随分目につく
中には若い人の動画もあるけれど、玄人として動画を上げているのが
殆どのようだ
ここにも若者がバイクを楽しむ姿が見られない

僕がオートバイに乗り始めた頃も
バイクを降りるまでの10数年も
バイクに乗るのは皆若い者ばかりで
中高年がツーリングを楽しむ姿はあまり見た記憶がない
知り合いのバイク屋のオヤジが30代40代なくらいで
それだって当時の僕らにはかなり年配の部類の人達だった
随分と世の中は変わってしまったのだと思う

同年代のおじさん同士の会話は
『バイクに乗る若者がいなくなった』 という話題から
『何故バイクに乗る若者がないのか』 に変わっていく

面倒なことが嫌いなんだろう
機械に興味がなくなったんだ
男の本能が削られてしまったんだろう
あれこれと推論はあるのだけれど、どれも決定打ではない

少し話が横に逸れるけれど・・・
僕らが子供の頃、物心がつくとすぐに男女の遊びは違っていた
男の子は車のオモチャを手で押して走らせたり何かにぶつけたり
そうかと思うと怪獣と怪獣をぶつけて戦わせたり
いかにも男らしい遊びをしていた
女の子は人形で遊ぶ子が多かった
タオルやハンカチを布団に見立てて人形を寝かしつける
お母さんを真似てキッチンで料理をするようなママゴト
そう、まだ3才4才で、既に男の子と女の子では遊びの内容が
まるで違っていた
そう考えると、男には生まれつき男としてのDNAが組み込まれていて、
動くものや機械、道具には敏感に反応する本能があったんじゃないかと思う
現代の乳幼児はどんな遊びをしているのだろう?

遺伝子の中に組み込まれていたはずの
スピードに対する憧れ
機械に対する興味
車やバイクのような動く物を操ることへの興味と好奇心
そういうものが削り落とされてしまったんじゃないかって思ったりする
もっと言うと
男としての本能も
遺伝子から削られてしまったのか?
本当のところはどうなのだろう?


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