バイクに乗ること、諦めますか?
40代、50代、或いは60代、皆さんは長い間一生懸命に働き、会社のため家族のため、体や心をすり減らしてきたのだと思います。
時に亭主であったり、父親だったり
時に妻であったり、母親だったり
その時々でいろいろな立場も経験されてきたのでしょう。
ある程度の年齢になると、年齢を重ねれば重ねるほどに、
「自分はあと何年元気でいられるんだろう?」
「あとどれだけ好きなことができるだろう?」
そんなことを考えてしまうことがいつの間にか増えてはいませんか?
そろそろ自分のために体や心を使うことを考えても良いのではないかと思うことはありませんか?
僕はこういう気持ちがすべて当てはまりました。
だから62歳になった今、バイクを離れた32年間の空白をここで終わりにしたのです。
多分皆さんの中には、
・若い時にバイクに乗ってみたかったけど、乗れないまま今の年齢になった
・若い時にバイクに乗っていたけれど結婚或いは子供ができたのでやめた
・今までバイクには興味がなかったけど、今の年齢でチャレンジしてみたい
・バイクに乗りたいけれど家族や同僚の視線が冷たい
この中のどれかが当てはまる人がいるのではないでしょうか?
YouTubeでは高齢で二輪免許にチャレンジした人や、50歳、60歳を過ぎてからリターンした人の動画が多いですが、リターンすることのメリットやデメリットを話題にしている人も少なくありません。
バイクは素敵だ、風を切って走る魅力がたまらない、ツーリングすれば若返る・・・・
色々な美辞麗句がある一方で、
お金がかかる、危険を伴う、家族には理解されない、体力がついてこない、
そんな苦しい現実が待ち受けていることも事実ですしデメリットがないはずがありません。(僕個人はデメリットとは考えていませんが)
僕は30歳の時にやむにやまれぬ事情から、バイクを離れることとなりました。正直キツかったです。
それまでは毎日がバイク中心の生活でしたし、バイクのない生活なんて1日だってあり得ない暮らしでした。
だからバイクから離れたことは本当に辛かったです。
だから生半可にバイクの雑誌をみたり、街でバイクをみかけても興味のないふりをして無視していました。
どうしても乗りたくなるし触りたくなりますからね。
そして今年、2024年になって早々にバイクを買うことを決意しました。
2ヶ月間、購入する車種をあれこれと迷った結果、3月にCB1300を手にいれたのでした。
では何故今この年齢(とし)でリターンを決めたのか?
答えは簡単です。
いつ僕の寿命が尽きるのかはわかりませんが、わからないからこそ、
今リターンしなかったら絶対にあの世に行く時に後悔する。
心残りになる。
絶対にそれだけは嫌だ。
そう思ったからです。
その目的を果たすためには、お金がかかるなら使える範囲で使えばいい、体力が追い付かないなら体力を付ければいい、家族が理解しないならしてくれなくていい
働いて今まで通りに収入を得て、やるべきことをやって、最低限の責任を果たせるのなら、後悔しない人生にするための僕がすることを、止められなければいけない理由はない。
それが僕の中で出された結論でした。
だからリターンライダーの方々がYouTubeで言われるようなバイクに乗ることのメリットもデメリットも、僕にはまったく関係なくて、
バイクに乗るために越えるべきハードルを越えるか越えないか。
僕は越えることにした、それだけのことでした。
僕は正直に言いますが、CBを購入して、自分で整備して、ツーリングにも行って、そんな今の生活ができていることを心底喜んでいます。
根っからバイク大好き人間だということがよくわかりましたし、自分が想像していた以上にバイクが大好きで仕方がないのです。
年甲斐もなくガキのようなことを言いますが、恥ずかしいことかもしれませんが、これが嘘偽りのない本当のことなのです。
モンキー125
CB650R
TDR250
車種は問わずオフロード車
もし許されるならこれら4台のバイクを追加購入したいとも思います。
現実には無理ですけどね。
でも、将来寿命が尽きるまでにあと一台購入してCBとは違う楽しみ方も味わいたいというのが次のターゲットかな。
CBで行きたいところもあるんです。
来年には九州にも四国にも行くて決めているし、今年は京都、大阪に。
再来年は東北だって走るし、できたら沖縄もCBで走りたい。
北海道も一度くらいはバイクで走りたいです。
本当は老後の心配しなきゃいけないのに、それどころじゃないバカジジイですが、こればっかりはどうにもなりません。
さて、これから免許を取りたいな、そろそろリターンしようかな、そう考えておられる中高年の方々に僕は言いたいことがあります。
メリットやデメリットがどうかは知りませんが、バイクに乗ったからと言って何も特別なことはありません。
何か幸せなことが待っているわけでもありません。
お金だってかかります。
事故を起こせば怪我をするリスクがありますし、運が悪ければ命を落とすかもしれません。
バイクに乗れたからと言って誰も褒めてくれるわけでもありません。
それでもバイクに乗りたいですか?
それとも、バイクに乗ること、諦めますか?
この記事を読みながら「諦めようか」と思うのなら僕はその方が良いと思います。
リスクを背負うことを迷うのなら、無理に火の中に飛び込むことはありません。
でも、この記事を読みながら「乗りたい」 と思ったのなら、絶対に乗って欲しいです。
きっとあなたは「乗って良かった」と思うはずです。
乗らずに後悔するくらいなら、乗ってみてこの先の未来を考える方が、僕は残りの人生を有意義に過ごせると思いますがどうでしょうか?
僕は体が許す限り、乗り続けます。走り続けます。
もしあなたが僕と同じ気持ちでいるのなら、是非僕と一緒にツーリングに出かけてください。
心から楽しみにしています。
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