CB1300のメンテナンス(続々)
中古車だから仕方ないと言えばそれまでですが、毎月のように点検整備が欠かせない感じですね。
たまたま僕は自分でいじれるので殆どの事や自分でやりますが、メカに弱い人はショップに預けるかメンテナンスしないまま乗るのでしょうか。
こんなに頻繁にメンテナンスするのは僕だけなんでしょうか・・・。
それとも12年も昔のバイクに乗る以上、これは避けて通れないことなのか、自分でも良くわかりません。
◇ フロントブレーキキャリパー オーバーホール
以前から気付いてはいましたが、キャリパーの汚れがけっこうキツくて、
それだけなら良いのですが、ピストンにも何か固着しているような感じの
汚れが目立ちます。
錆があるように見えなくもないので、ピストンとシールを一式注文し、
やっと今日手に入れました。
僕のCBはコンバインドブレーキといって、リアブレーキと連動する形になっています。
フロントキャリパーは片側3ポッドですのが、3つのうち1つだけピストンのサイズが違います。
片側で小(22Φ)x1、中(サイズ不明)x2 いずれも 27mmのようです。
つまり左右で6個のピストンと6組のシールセットを購入しました。
ブレーキパッドも薄くなってきたので、この機会に交換ですね。
RKのパッドは購入してあるのでいつでも交換できます。
10月には車検を通す予定なので、遅くても9月までにはオーバーホールついでにキャリパーを綺麗に掃除予定です。
タイミング的には丁度良い機会かもしれません。
キャリパーはオーバーホールした時に詳しく note でアップしたいと思います。
◇ ハンドルをノーマルに戻した
既に交換はしちゃいました。(タイトルの写真が現在の状態)
ハンドルのセットバックスペーサーも外して完全なノーマルのポジションになっています。
そのため、やや低めの前傾ポジションになりましたが、乗車姿勢としては決して悪いものではありません。
というかこれが本来の位置です。
ノーマルに戻したのにはいくつか理由があって、タイヤ交換をしてもシミ―が完全には解消していないので、シミ―対策としてノーマルに戻したわけです。
ノーマルの方がハンドル自体も重い上にウェイトも重いので、僅かながらでもシミ―には有効なんじゃないかということです。
また、車検の時にハンドルが微妙にサイズ違いで云々されるのも嫌なので、
だったらということでノーマルにしたということですね。
◇ オイルフラーキャップとドレンボルトのワイヤーロック
本当はワイヤーツイスターを買いたかったのですが、まだ購入していないので、仕方なく手で捩じりロックしました。
長距離でドレンボルトが緩んだりフィラーキャップが外れたりしては洒落になりませんので、まずはワイヤーをかけたかったです。
上手に綺麗にはできていませんが、どんなに最悪の状況になったとしても、落下紛失という事態は防げます。
その前に、自然に緩むということが起こらないし、そのためのワイヤーロックなので、落下以前に緩むことはありません。
◇ シミ―現象対策
以前からシミ―現象がけっこう出ていたので、タイヤを交換すれば治まるだろうと考えていたためにタイヤ交換以外には何も対策していませんでした。
ブランドにこだわりもないので安いもので良かったのですが、無名品とかは怖いので PIRELLI ANGEL ST にしました。
スピードレンジがZですし、道具を揃えるのも大変なので今回はショップで
交換してもらいました。
バランスもしっかりやってもらってあります。
やはり古いタイヤが偏摩耗していたらしく、シミ―現象は以前に比べたらかなり解消できました。
しかし完全に消えたわけではありません。
そんなわけで、
・念のためステアリングステムヘッドの増し締め → ガッチリ締まっていたの
で増し締めはしていません
ステムのベアリングにガタなどがないことは以前から確認済。
・フロントフォークのアライメント
二本のフォークの並行出し、高さ(アクスルの微妙な高さの違い)合わ
せ、フォークとトップブリッジの締め直し
・チェーンアジャスターの左右調整見直しで後輪のアライメント調整
・フロントホイールのベアリング点検を、フロントフォークオイルシール交
換の時に以前一度やりましたが、タイヤ交換のタイミングでもう一度
チェックしました。結果は問題なし。
・フロントフォークのプリロードとダンパー、リアサスのプリロードとダン
パー調整実施(今までより少し硬め)
これらのことをやってみましたが、チェーンアジャスターの左右調整で
スイングアームピボットから後輪のアクセルまでの距離が5mmほど違っていた以外は特におかしなところはありませんでした。
しかし、まだ 50~60km/hくらいで少しシミ―現象があります。
他に何をすればいいのか・・・行き詰っているところです。
◇ クラッチのフルード交換
ブレーキフルードのエア抜きをする時についでにクラッチの方もやろうと思ったら、クラッチの方は使用頻度が多いせいか、フルードがかなり黒っぽくなって汚れが酷かったので交換しました。
CB購入当初から、ブレーキフルードにはYAMAHAのDOT4を使っています。
◇ リアブレーキディスク
ディスクはけっこう摩耗していて、レコード板状態ですし縁のところを指でなぞると明らかに段がついていることがわかります。
規定値内の摩耗なのかまだイケるのかわかりませんが、ここまで段差があると交換したいというのが心情です。
ただ、ディスク一枚の値段が2万円ちょっとするので迷っています。
◇ エンジンオイル交換
CBを購入して間もない頃、まずはエンジンオイル交換ということで、フラッシングするつもりでオイルだけ交換したら、汚れも酷かったのですがかなりスラッジが目立ちました。
この時の走行距離は 35,000kmくらいです。
こりゃいかんってことで、その後も1,000kmくらい走行したところでオイルとエレメント両方を交換し、エレメントには5mmくらいの小さいネオジム磁石をいくつもくっつけてやりました。
そこから更に2,400kmくらいの走行でもう一回オイルとエレメントを交換。(この時の走行距離は38,400km)
CB購入から 3,700km 走行する間に 3回オイル交換をしたということです。
さすがに3回目の交換ではスラッジの量はかなり減り、普通に汚れたオイルになっていましたので少し安心しました。
次の交換時期は40,00kmくらい走ったところで決めようかなと思います。
巷では3,000kmごととか5,000kmごとに交換なんて言ってる方々がいらっしゃいますが、バイクの乗り方やメンテナンスの内容に応じて適度な頻度で交換するという意味では、走行距離でオイル交換のタイミングを決めない方が良いと言いたいです。
◇ タイヤ交換後の走行感
以前、僕のCBはコーナーに入ると自分からどんどん寝ようとするというようなことを書かせてもらいました。
今回、タイヤ交換をしてわかったことですが、コーナーリングの時の走行感はまったく変わってしまいました。
と言っても僕の好みの方へ変わったので結果的には良好ということです。
交換前に履いていたタイヤは DUNLOP SPORTS ROADMSMART Ⅲ というもので、バイクを寝かそうとすると自分からどんどん寝ようとするのでそれを抑えるような乗り方をしていました。
今回交換したのはPIRELLI ANGEL ST というもので、価格的に安価な割には信頼できる感じの良いタイヤだと思います。
コーナーリングではまったく不安がなく、安定した感じがあり、DUNLOPの時のように不自然に寝ようとするような感じがまったくありません。
とても自然なコーナーリングができます。
CBの車格でのバイクでロングツーリングをするにはぴったりはまるタイヤだと感じています。
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