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奪い合う夫婦

私たち夫婦は、たぶん子離れできていない。できているつもりで、できていない。
たぶんこれから先も子離れできる気がしない。できているつもりではあるが。

わけがわかんないよね。
そもそも子離れって、どうしたらいいの?
子離れってどういうことを言うの?


そんな夫婦の間で、起こるべくして起こった出来事。



争奪戦その1

3号ちゃん、2年生最後の参観日。
2年生になってから、参観日には必ず妻が行っていた。特に決めていたわけではないけど、仕事の関係上そうなっていた。

今回の参観日も、妻が前々からその日のために休みを取っていた。
そしてこのタイミングで、有給消化の指示が重なり、これはチャンス!と私もその日を休みにした。

しかし、参観できる親は1人という制限があったのだ。

私「今回の参観日、俺が行くから」

妻「えっ!前から休み取ってたんだから私が行くよ」

私「いやいや、それは知ってるけど、2年生最後だし、まだ1回も行ってないし、俺も休み取ったし」

妻「はっ?💢」

ちょっとイラッとし始めた妻。空気を読んだ私は急に下手に出た。

私「最後くらい俺に行かせて、頼む、ね?」

妻「.....わかったよ....行っといで...」

渋々ながらOKが出ました。



争奪戦その2

参観権を勝ち取ってウキウキしていると、このタイミングで2号くんからの連絡。

大学への提出書類を忘れてた!連帯保証人の署名をもらわなくちゃならん!
大至急出したいんだけど、どうしよう!

参観日の前日は祭日。
そう、妻も私も2連休ということになる。そうなると、ここでまた争いが始まる。

妻「ちょうどいい、私が書類を取りに行って、サインもらったら次の日に届ければ大丈夫」

2号くんに会うためなら片道3時間弱の運転なんか苦にならない私たちにとって、これはピンチではなくチャンスなのだ。

連帯保証人は私の兄で、地元に住んでいる。サインをもらうには2号くんの所へ2往復する必要がある。

そうです、2日連続で2号くんと会えるんです!
(そういう考えになる夫婦)

私「いやいや、冬道は疲れるから俺が取りに行くから、次の日に届けてよ」

妻「もう大分雪も解けたし、大丈夫だよ、私が2往復するよ」

私「いや、心配だから」

妻「大丈夫だって!」

緊急会議の結果、1日目の日帰り出張の権利を私が勝ち取った。
これまた渋々その権利を譲った妻だが、実家に電話したところ、ばあちゃんまで行くことになったらしい。
「私も会いたい!」と張り切っていたみたい(笑)



とまぁ、夫婦だけではなく、その親までがベッタリの環境。

こんな環境だから、甘えん坊の3号ちゃんはこれからもずっと甘えん坊のままかな。


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