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大雪の悲劇

今年の1月のある日、私の住む街に大雪が降った。まとまった雪が降るのは毎年のことなのだが、今回はとんでもないことになった!
一気に降った量としては過去最高の積雪量!約60cmだよ!一晩で!

ここまで降られたらさすがに交通機関も麻痺するわけ。
道路の除雪なんか追いつくわけないし、それでも車を出す人々。そうなると当然あちこちでスタックして立ち往生。

職場のグループLINEには、遅れる旨のメッセージが立て続けに入る。
なんとかしなきゃ!
私が選んだのは、徒歩での出勤。
片道6kmほどの道のり。車だと15分程度かな。ジョギングだと、40分ほど。
この距離なら歩いても、多く見積もっても1時間半ほどで到着するだろうと思い決断した。
冬休み中の3号ちゃんは、外を歩くのは危険なので妻と一緒に家に待機させ出陣した。

歩道の除雪などされているわけもなく、膝ほどまで積もった雪の中、必死に歩き続けた。
途中、何度も後悔したが、後戻りできるはずもなく、遭難ギリギリの精神状態で歩き続けた(笑)
予想の1時間半ほど歩いたが、まだ職場が見えてこない距離。


樹氷のようでなんか綺麗

想定を遙かに超える時間が掛かっている。そうなると、やはり心が折れてしまう。
その場で立ち尽くし足が前に動かない。本当に遭難するのか(笑)

雪はやんでいたので呆然と空を見上げると素敵な光景が目に飛び込む。
この緊急事態から一瞬だけ現実逃避してパシャパシャ写真を撮りまくる。


職場グループLINE

ちょっとだけ景色に癒され、職場に安否を知らせて再び歩き始める。
結局、2時間ほど掛けて職場にたどり着いたのだが、気力も体力も限界に近い状態だったね💦
私のLINEを見た後輩が「あの時、ろくさん どうにかなっちゃったと思いましたよ!寝ちゃダメ〜って心の中で叫んでましたよ(笑)」と遭難ギリギリのおっさんをからかって笑ってました。

その日、メンバーが全員揃ったのは昼近かった。

酷い目に遭ったな.....



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