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商業小説家を続けながら放送大学大学院を修了できた理由7か条 その4

 外では紫陽花が色づいています。お待たせしました、その4です。
 
 

その4 院試の前に放送大学(学部)の3年次に編入した


 念のため最初に書いておきますが、放送大学の学部を卒業すれば院の入試で優遇されるという制度はありません。推薦入試もありません。
 じゃあ何が役に立ったのか。それは「放送大学エキスパート」です。2007年度の学校教育法改正で設けられた「科目群履修認証制度」の一環で、内容に一定のまとまりがあるプログラムを各大学などが開設し、プログラム修了者に対して履修証明書を交付します。法に基づく公的な証明書なので、履歴書にも書けるのだそうです。
 自分が何を学んだか対外的に証明できるのが一番のメリットかと思いますが、履修内容の手引きとしても非常に有用です。
 私は「放送大学エキスパート」のプログラムのうち、日明貿易や小説の執筆に関係ありそうなプログラムを選びました。
(なお履修するだけでは交付されないので、証明書の発行を申請しないといけません。私は履修するだけで申請をしていないので、科目履修生や選科履修生として再入学して申請せねばなりません。)


 この「放送大学エキスパート」をモデルとして、学部での履修科目を決めました。プログラム名を見ると、日明関係史研究や小説執筆(特に「からくさ図書館のある京都」各シリーズ)との関連が感じられると思います。

・歴史系博物館プラン(ただし著作権法以外)
・異文化コミュニケーションプラン
・日本文化を伝える国際ボランティア・ガイド(基礎力)養成プラン
・アジア研究(2019年3月31日廃止。同4月1日から5年間は認証状申請可能)
・日本の文化と社会(2023年3月31日廃止。以下同文)

 上記プログラムの中には英語の科目もありました。院試の英語対策が過去問を眺めただけで済んだのは、学部で英語も学習しておいたからかもしれません。

 著作権法を取らなかったのは、これを履修したら学業と仕事の両立がちょっと大変になるな、と思ったからです。再入学したら履修したいところです。
 いつもより長い記事になりましたが、読んでくださってありがとうございます。おかげさまで学習活動の振り返りができたと思います。ではまた「その5」もしくは他の記事でお会いしましょう。

からくさ図書館来客簿 ~冥官・小野篁と優しい道なしたち~ | からくさ図書館来客簿 | 書籍情報 | メディアワークス文庫 (mwbunko.com)


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