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百田夏菜子ソロコンサート Talk With Meに参加して

最初に

2021年10月16日、17日の2日間にわたって行われた、ももいろクローバーZのリーダーである百田夏菜子さんのソロコンサート Talk With Meに参加してきました。

すでにTwitterやFacebookなどに感想を書きましたが、あまりに素敵なシンデレラタイムであったこのライブについて、何か自分なりに感じたことを書き留めておかないと気が済まなくなりました。あの時あの場所で感じた自分の思いを残しておかないと、なんだか自分自身がシンデレラと過ごしたお城から帰ってこれないような気がして、初めてレポート記事をしたためております。少しずつ少しずつ書き留めて行ったのですごく時間がかかってしまいました。完成したのはソロコンから3週間後。もう誰も読んでくれないかもしれませんが、、、

チケットは16日分しか抽選に当たらなかったのですが、16日公演後に急遽17日のスタンド席の当日券が販売されることが決定し、無事に両日参加することができました。実は初日終演後にあまりの素敵さに我慢できず、17日のライブビューイングのチケットを取ってしまったのです。その後当日券が出て少しだけ迷いました。でも17日にSSAに様子を見に行ったところ、いつの間にか無意識のうちに赤パーカーに着替えている自分がいました。それに気づいたとき、迷っていた自分を恥じました。チケットを売り出していて自分も会場前にいるのに、参加しないなんて選択肢があるわけがなかったのです。ライブビューイングチケットはサンクコストして捨てて当日券を購入したのです。

座席には比較的恵まれまして、16日はアリーナC3前方、17日はBブロックよりのAブロックのはじのスタンド上部と、近くから、少し引いた視点からと、それぞれ違った視点で夏菜子ちゃんソロコンを堪能することができました。

このライブの2日目に、私はとても不思議な体験をしました。


今まで参加してきたどんなアーティストのどんなライブでも感じたことのない体験をしたのです。そしてこの体験のせいで私は今でもシンデレラタイムの魔法が解け切りません。詳しくは後ほど。

セットリスト

01. 魂のたべもの
02. D’の純情
MC01.
03. キミノアト
04. 太陽とえくぼ
MC02.
05. 愛・おぼえていますか(映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』主題歌)
06. それぞれのミライ
衣装チェンジ
07. 夢の浮世に咲いてみな
08. リバイバル
MC03.
09. 強がり(戸田恵子カバー)
10. The Show
衣装チェンジ
11. 赤い幻夜(映画『すくってごらん』主題歌)
12. タキシード・ミラージュ
MC04.
13. ひかり(夏菜子ちゃん作詞)
14. 白金の夜明け
本編終了
En00. overture
En01. イマジネーション
MC05.
En02. わかってるのに(ナオト・インティライミ作)
En03. 渚のラララ
MC06.

一言でまとめると

「夏菜子ちゃんは宇宙で一番かわいい」

これに尽きます。全く貧弱な語彙力で申し訳ないですがそうとしか言いようがありません。異論は認めません。

あんなに小さくて華奢な体で、
さいたまスーパーアリーナのセンターステージに一人で立って、
2時間以上の時間にわたって、
歌もダンスもトークもピアノも魅せてくれた夏菜子ちゃん。


夏菜子ちゃんのこと好きになって心から良かったと思います。

ももクロとの出会い

私がももクロの存在を認識したのは、ちょうどZ伝説~終わりなき革命~が発売された頃でした。最初にももクロを知ったのはYouTubeでした。その当時はアイドルに興味があったわけではなかったのですが、なぜかYouTubeのおすすめに出てきたZ伝説のPVをなんとなく再生し、そして1発で彼女たちのファンになりました。

その頃の私はガンで手術をした直後であり体調も悪く、会社も休みがちでいました。でもZ伝説の中の夏菜子ちゃんのパートの、「絶対あきらめない」「いつだって味方だから」「もっと強くなれる」といったフレーズにとても励まされました。まだ中高生だった彼女たちのキラキラと溢れるエネルギーに元気をもらいました。何事にも全力で取り組むももクロちゃんたちの姿に、勇気が湧きました。それからというもの、体調が悪化したり、仕事がうまくいかなかったり、人間関係で悩んだり、なにかあるたびにこの曲を聴き、勇気を、元気をもらっていました。

もちろんそこからももクロの他の曲も聴きました。どの曲も若い彼女たちのキラッキラのエネルギーが溢れ、前向きで、自分の背中をそっと押してくれる曲ばかりでした。そして彼女たちも急激に人気が高まり、翌年には紅白に出場するまでになりました。いつかももクロのライブに行って生で彼女たちの歌を聴きたい、彼女たちのエネルギーを分けてもらいたい、と思っていました。でもライブの映像を見る限り、超満員のモノノフで溢れかえった会場で過ごすことは、まだ体調が悪かった私には無理なことでした。

そこから月日も流れ私のガンも再発、転移などなく体調も安定してきました。そして、2020年6月に転機が訪れました。たまたまYouTubeで見ていた桃神祭でのD’の純情の映像。この曲のイントロとラストの振りが大好きで良く見ていた映像でした。でも歌詞はZ伝説のようにわかりやすいものではなく、それまではなんとなく聴き流していました。ですが、たまたまその日は歌詞の意味を考えてみることにしたのです。そして自分なりにその意味が腹落ちした瞬間、私はももクロの虜となりました。もちろんそれまでも好きだったのですが。

その直後、ANGEL EYESに加入し、晴れてモノノフを自称するようになったのです。

最初はなんのことだろうと思っていたこの曲の歌詞でしたが、Z伝説と同時発売だと知りまして、なんだかそこから一気に頭に入ってきました。私の理解は、Z伝説はあかりんとモノノフを勇気づけて鼓舞する歌だと考えています。それに対してD‘の純情は、彼女たちがあかりんの脱退で辛く悲しく悩みに悩んでいるけど、でもそんな状況を受け入れて自分たち自身を鼓舞しながらも、モノノフたちにも手を差し伸べてほしい、助けてほしいと求めてる歌なのではないかと思ったのです。ずっとももクロたちに元気づけられて勇気をもらっていましたが、彼女たち自身もものすごく苦しかったんだと気づいて、じゃあ今度は私も全力で応援しょうと思いました。この曲は私をモノノフにしてくれました。だからこそいつか生で聴きたいと願っておりました。それがまさかまさか、夏菜子ちゃんのソロコンで叶うとは、、、、イントロが流れ曲名を認識できた瞬間に涙腺崩壊でした。

ライブ開始前

初日はアリーナ席だったためWゲートからの入場でした。入場すると目の前に現れたのが円形のセンターステージ。まずは案内板で自分の席を確認すると、、、なんとなんとアリーナ前方の良席でした。テンションぶち上がりです。ただスタンド席も200レベルまでしか使用しておらず、かなり近くに感じられるものでした。おそらく、スタンド5〜10列目あたりが一番見やすかったのではないでしょうか。ただ私は見やすさよりも近いことが何よりも嬉しく思うタイプなので、アリーナ前方席に当たったことはものすごく喜ばしいことでした。

開始20分くらい前になると、何やら白いオバケがうろうろしだしました。頭から白い布をかぶり眼だけがあいている感じの。舞踏会ドレス姿の女性のように、スカートのすそを持ち上げるしぐさをしています。こんな感じで。

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まぁ実際はこんなのなんだけど。

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何匹もうろうろしていました。ふと気づくと、隣にオバケがいます。何やらこっちをじっと見ています。手を振ってみるとちょっと振り返してくれました。

あれ?こいつもしかして中身は夏菜子ちゃんなんじゃない?

そう思ってよく見ると他のオバケと違って少し足が見えている。中身は明らかに衣装っぽい服装。背格好も夏菜子ちゃんくらい。

うわ、絶対夏菜子ちゃんだ。

それからはそのオバケに注目して見ていると、ほかの座席でも観客に絡んでいます。ますます夏菜子ちゃんっぽいですね。

そして時計の針が0時に近づきシンデレラタイムが開始しようかというころ、オバケたちが一斉にステージ周辺に集まります。夏菜子ちゃんと思わしきオバケは、ステージに上る階段の真ん前にいます。

はい、もうあやつは夏菜子ちゃん確定だ!

と思った瞬間、全オバケが一斉にはけていきました、、、夏菜子ちゃんと思わしきオバケも一緒に、、、え?え?違うの?でも戻ってくるのか?と思っていると、ステージのせりから夏菜子ちゃんが登場しました。私の読みは全く外れていました、、、

ですが、この演出は夏菜子ちゃんをはじめとする出演者達がステージ入りするためのカモフラージュであったことは間違いないようです。2日目はスタンド上段から見下ろしていてよく動きがわかりました。途中でABブロックの間から、スタッフに先導され、ひょこひょこ歩くオバケがステージ下の入り口に吸い込まれていったのを確認しました。あのオバケこそ夏菜子ちゃんだったに違いありません。

さあ夏菜子ちゃんソロコンの始まりです!

01.魂のたべもの

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なんとソロコンのスタートはこの曲でした。『MOMOIRO CLOVER Z』のアルバム収録曲です。正直なところこの曲についてはそこまで思い入れはなく、いつも流して聴いていた曲でした。歌詞についてもそんなに考えて聴いたことがありませんでした。

「魂のたべものは何ですか 何ですか
 魂のたべものが 愛ならば それが愛なら
 それが夢なら 希望ならば
 私だってもう抱きしめてるよ」

でもすべてが終わった今になって思うと、この1曲目では夏菜子ちゃんがソロコンをやると決意するまでの葛藤や苦悩が表現されているのではないかと思います。でも最後は夏菜子ちゃんがファンの喜んでくれている笑顔を想像してソロコンを決意してくれた気持ちが込められているのではないかなって思います。

02. D’の純情

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最初にも書いたようにここでなんとなんと、D'の純情でした。振り付けはソロコンオリジナルで。

「会えて嬉しいよ こころがうずくよ
 何回も何回も
 サンキューって サンキューって
 サンキューって サンキューって
 サンキューって
 叫んでいたんだ ずっとね」

きっと夏菜子ちゃんは、この曲を歌うことでずっとソロコンを待っていてくれた夏菜子ちゃん推しのモノノフたちに、全力でありがとうって伝えたかったんだと思います。

私がモノノフになった曲を生で聴くことができて、感無量でした。
もうこの時点で涙があふれ、マスクの中では鼻水が垂れそうになっていました。

上に引用した部分の歌詞、きっと夏菜子ちゃんもこういう思いで歌ってくれていたのだと思いますが、私自身もこの気持ちそのものでいました。

MC01.

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こーんばーんはー

って感じで「ん」で下がる独特のアクセント。この一言だけでもうかわいい。

あぁ夏菜子ちゃんだ。本物の夏菜子ちゃんだ。大好きな夏菜子ちゃんだ。

そこから、

あら、あら、あらあらあらあらあら、、、、なるほどねー

と会場を見回す夏菜子ちゃん。360度すべて赤いサイリウムに囲まれている様子をしみじみと噛みしめて見ているかのよう。

2日目にはこのタイミングで後ろの方の席を気にしてくれて。

後ろの方の席の方も元気ですかぁ?楽しんでくれていますかぁ?

そしてここから、

こっちの角(Aブロックの一番Bブロックより最上段)と、あっちの角、どっちが遠いのかな?こっちの角の人の方が遠いのかな?

って手を差し出してくれたんです。そのとき夏菜子ちゃんと目が合ったように思えたんです。振り向いてみると後ろには誰もいない。そう、何を隠そう

こっちの角の人というのは私のことだったのです。

少し離れているけど、確実に目が合っていました。声は出せないし立ち上がれないけど、夢中で頭の上で2本の赤いサイリウムを振りまくって答えました。声が出せないだけで、これはもう

リアルに夏菜子ちゃんと会話をしたと言っても過言ではありません

このことが、後ほど語る不思議な体験のきっかけになっているのかもしれません。

そして水を飲む夏菜子ちゃん。水を飲んでいるだけでかわいい。何をしていてもかわいい。夏菜子ちゃんの水筒になりたい。

普段映像で見ていたライブでは、特に夏バカみたいなスタジアムライブでは手を振り上げて、

うおぉぉりゃあぁぁぁ!!!!みんな!!!楽しんでるのかー!?

って感じでモノノフをあおりまくっているエネルギーの塊みたいな夏菜子ちゃんが、ソロコンでは一転して、ふんわりふわふわなしゃべり方で、

元気ですかぁ? 楽しんでくれてますかぁ? ありがとうございまぁす。

って。あぁきっと普段の夏菜子ちゃんはこんな感じなんだろうなって。
このライブ会場では、素に近い夏菜子ちゃんなんだろうなって。
なんだろうな、部活でなついてきてかわいい後輩みたいな感覚。
それか、もう家族みたいな感覚ですね。いつも身近にいて何も飾らない感覚。
もうなんなの。早くもトロけてしまいますよ。

03. キミノアト

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すごくきれいなバラード。
切なくはかなく歌い上げる夏菜子ちゃんの歌声が素敵だった。
この曲が収録されているバトルアンドロマンスの頃は、まだまだ歌が苦手だったはずが、今は一人で歌い上げている。この成長を思うとオジサン泣けてきてしまった。
この曲の歌詞も、中高生のアイドルが歌うよりも、大人になった今のももクロちゃん達が歌う方がずっと響きます。

04. 太陽とえくぼ

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夏菜子ちゃんの初めてのソロ曲。もともとはまさにアイドルって感じのかわいらしい振り付けと歌だったけど、ソロコンアレンジはもっとずっと大人っぽさも表現されていて、素直に素敵な曲でした。
昔の映像みると、歌の最後の方は息切れしちゃってる感じだったけど、今は全くそんなことなく安定の歌声がすごくキレイでした。


そして、とにかく、かわいい。もうかわいい。かわいいの権化。
映像の中でも女子ノフ達の「かーわーいーいー」って声が聞こえますがもうほんとそれ。私も会場で聴きながらマスクの下で何度「かぁわいい、、、」って声が漏れてしまったことか。

「逢えなくても おしゃべり出来なくても
 つながってるって 信じられる気がする」

この部分がまさに今のコロナ禍の状況の中、ももクロのライブや舞台も延期や中止が相次いでいる状況に重なって、しみじみとした気持にもなりました。

05. 愛・おぼえていますか

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本広監督が夏菜子ちゃんに初めて会ったころから歌ってもらいたいと思っていた曲だとか。マクロスの曲ですね。
アイドルが歌で戦争を止める話、ということを聞いて、そんな歌を自分が本当に歌えるのかと悩んでセットリストに入れるかギリギリまで迷ったんだって。
というか、マクロスって見てなかったけどそういう話だったんだ。

ここで、思い出したのがこれ。もうだいぶ前にももクロちゃん達が戦場カメラマンの渡部洋一さんに、

戦場の子供たちがアイドルの歌で笑顔になる。アイドルを求めている。

というようなこと言われて夏菜子ちゃんがコメントしながら泣いてしまって、その後にコノウタを歌ったやつ。これを思い出しながら聴いていました。

愛・おぼえていますか、は題名から曲の認識はできていなかったものの、聴いてみると確かに聴いたことのある曲でした。

いやもうこれマジでさ、戦争も止められるんじゃないか?

そう思いました。この夏菜子ちゃんの歌声と姿の前で戦争なんてできる?
この夏菜子ちゃんの前で人を殺せるの?できないよね?
この曲でも、私は泣いてしまっていました。

そんなことを考えながら聴いていたところ、冒頭でも書いたように私にすごく不思議なことが起きました。正直なところ初日の席は音響面で言うと反響音がひどくやまびこのような状態でした。赤い幻夜のときはそれが幻想的で合っていたのですが、全般的に聴きやすいとは言えない状態でした。ですが2日目のスタンド席では反響音はなく、すごくきれいに演奏や歌声が聴こえました。そして、先ほど書いたように、MCの時に夏菜子ちゃんが私に話しかけてくれて目が合った。きっとだからなのでしょう、これから書く体験は2日目のみで起こったことです。

突然夏菜子ちゃんの声が、オーラが、そして魂が自分の身体に絡みついてきたのです。

え?なにこれ?何が起きてるの?

初めての体験に戸惑いながらもすごく心地いい。
とにかく、自分の周りを夏菜子ちゃんが取り囲んでいる感触。
まるで夏菜子ちゃんにそっと抱きしめてもらっているかのように。

何言ってんだお前、気持ち悪いなと思われてしまいそうですが、
少なくとも私の中ではこんな感触だったんです。

こんな感触を覚えたまま、この曲は終わり、次の曲へと移ります。

06. それぞれのミライ

曲が始まる前にステージ上で何やらドレスをごそごそやってる夏菜子ちゃん。そして、そのままステージに寝転がると、カメラは真上からのアングルに。

そこにはドレスのすそが丸く広がりその中にいる夏菜子ちゃんが。
もう天使としか言いようのない、それはそれはもう美しい姿でした。

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ぜひ真上から見てもらいたいです。円盤化に期待ですね。

この曲は、夏菜子ちゃんが初めて作詞をした曲だそうです。

そして、先ほどの感触の続き。それらの感触は絡みついたまま、今度はジワジワと私の身体の中に入りこんできたのです。もちろんそれは目に見える現象ではないし、物理的な現象でもないでしょう。でも私は確かにその感触を感じました。その時私は確かに夏菜子ちゃんに触れられた感触を感じたのです。

そして身体だけではなく、私の心そのものに夏菜子ちゃんが触れてくれた感触を得ました。

愛・おぼえていますかのころからずっと泣いていたのですが、ここで心にもはっきりと夏菜子ちゃんの感触を感じて、その瞬間とてつもなく涙があふれ出してきました。とてもとても、温かく心地の良い涙でした。自然と嗚咽を漏らしそうになるのを、必死に口を押さえて我慢しないと声を出してしまう寸前でした。口を押え肩を震わせて声を我慢しながらも、とてつもない幸福感でいっぱいでした。

もう全身に鳥肌が立ち、そして、ゾクゾクしました身体が、心が、震えました。
こんなにも幸福感に溢れた心地よい感触が存在するなんて!

先ほどから感覚ではなく感触と表現しています。そうなんです、感覚ではないんです。本当に物理的な接触があったような、夏菜子ちゃんが触れてくれた感触がしたのです。

私は音楽が大好きで、今までロック、ポップス、パンク、ジャズ、フュージョン、ソウル、ファンク、レゲエ、クラシック、オペラ、演歌などなど様々なジャンルの音楽を聴いてきました。ライブにもたくさん参加しました。その度に、カッコよく素敵な歌声に、演奏に、共感できる歌詞に、メロディの美しさに、ステージ上のアーティストの神々しさに鳥肌が立ち涙があふれる体験をしてきました。

音楽だけではありません。映画も大好きで多いときは年に100回以上映画館に足を運びます。歌舞伎やミュージカル、バレエのような舞台芸術も大好きです。音楽と同じようにもちろんこれらの芸術に触れ、涙あふれる体験はたくさんしてきました。

でも、この時体験した感触は、生まれて初めてのことでした。

演者のパフォーマンスにではなく、演者とのつながりそのものを感じ涙が止まらない。こんなことって、こんなことって、こんなことって、ほんとにあるんだ。

あぁ、これがきっと、夏菜子ちゃんの、Talk With Meなんだ

と思いました。
ファン側は声を出しておしゃべりすることはできなくて、声は夏菜子ちゃんからの一方的なトークや歌声だけど。
でもきっとこういう形で夏菜子ちゃんは、

私たちの心の中にまでおしゃべりしに来てくれているんだ

と思いました。

ふと近くにいた女性に目をやると、タオルで顔を覆って肩を震わせて号泣していました。きっと彼女も私と同じような体験をしたのかもしれません。
あつのりんはTwitterで、

オーラというか磁場を感じた。

というような表現をしていました。彼もまた、見えないけど何かしらの力を感じたんですね。

「愛・おぼえていますか」からのこの不思議な体験のせいで、「愛・おぼえていますか」も「それぞれのミライ」も実は全く歌詞が頭に入ってきていませんでした。どんな歌詞だったのかこれっぽっちも思い出せない。何ならメロディも思い出せない。

でも涙があふれたんです。これ以上ないくらい。嗚咽が漏れるくらい。


この曲が終わるといったん夏菜子ちゃんはステージ下へと戻り、衣装チェンジです。

07. 夢の浮世に咲いてみな

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しばらくすると、特徴的なイントロのドラムフレーズが。そしてせりあがってくる夏菜子ちゃん。先ほどまでの天使のような真っ白なふわふわドレスから一転、全身ギラギラシルバーのスーツ姿。一面にTalk With Meの文字が描かれている。髪もストレートに。かわいいから、カッコイイへ大変身。

08. リバイバル

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今度はアルバム『MOMOIRO CLOVER Z』からのかっこいいダンスナンバー。アンナ先生と二人でキレッキレのダンスを披露。

MC03

かっこいい衣装と歌声とダンスと裏腹に、いつものかわいい夏菜子ちゃんの声でのトーク。

このスーツギラギラでスターみたいでしょ?

ってちょっと照れながら。

いえいえ、スターみたい、じゃなくてスターそのものですよ!

09. 強がり(戸田恵子カバー)

次はカバー曲。

ももいろ歌合戦の時に戸田恵子さんが歌っているのを聴いて。すごく素敵だなぁって思って。そのことを伝えたら、「ぜひ歌って。」って言ってもらえて。

私は初めて聴いた曲だったんですが、この曲は歌詞がもう、、、

「あたしにだって 泣いてる夜くらいあるわって
 そんな風に言ったら 今度はみんな笑うのかしら」

「だってつまづけないわよ 怖いものがないわけじゃない
 今度倒れたら もう立ち上がれない かもしれないわ」

「涙の数だけ私も 優しくならなきゃ いけないね
 明日はどこにいるかしら 笑っているかしら」

いやさぁ、、、もうさぁ、、、こんな歌詞聴いちゃったらさぁ、、、

いっつも前向きで明るくて元気でキラッキラのはじけんばかりの笑顔でエクボがかわいらしい夏菜子ちゃんだけど。もちろん、落ち込むことだって辛いことだって、そしてきっと一人で涙を流すことだって、あるよね。怖くてたまらないことだって、不安でしかたないことだって、あるよね。時には、作り笑顔をしないといけないことだって、あるよね。

いつもの夏菜子ちゃんは人前で泣きたくないって言ってて、めったなことでは涙を見せることはない。きっとそういう弱い自分は全部中に押し込めて、アイドルの百田夏菜子として、みんなのイメージ通りの太陽のような女性でいてくれてる。

でも夏菜子ちゃんがこの曲を素敵だなって思ったのは、こういう思いが夏菜子ちゃんの中にもあったからだよね、きっと。そしてソロコンでこの曲を歌ってくれたのは、いつもは絶対に見せない弱い自分の姿も、少しだけファンのみんなに見せてくれたんだなぁって。そうすることで、ソロコンに来てくれたファンのみんなと少しでも、心通わせようと、近くに来てくれようとしたんだろうなって。

あぁ、もう無理。書いてるそばから涙出てくる、、、

10. The Show

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次はまたアルバム『MOMOIRO CLOVER Z』から。とってもかわいらしい歌い方とダンス。ダンサーの方も階段を並べてみたり、その上に夏菜子ちゃんが登ったり座ったり。傘をさしてみたり。

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でもさ、こんなにかわいらしい曲だけど、ちゃんと歌詞を聴くと、ちょっと切なくてドキッとするよね。

「なんだか少し 板挟み
 どうしよう 問題ばかり
 答えはいつも 見つからなくて
 逃げ出したい
 落ち込んじゃう時もある
 本当は泣きそうでも
 心配しないで 流れにまかせ
 人生というショー
  楽しみましょう」

さっきの「強がり」とは全く違う曲調だけど、でもやっぱり同じように、自分の中の弱さを吐露する歌詞。引用したこの部分以外もそうだよね。

あぁ、やっぱり夏菜子ちゃんも、逃げ出したい時があるんだな、、、

でもこの歌は、最後は人生をショーに例えて、楽しみましょうと、とっても前向きに結ばれる。そして、夏菜子ちゃんは満面の笑顔でこの歌を歌ってる。

「がんばってみても もう1人じゃムリ
 どうしたらいい?」

この部分の疑問の答えは、ももクロのメンバーそれぞれが1人じゃ抱えきれない弱さがあったとしても、メンバーと一緒なら人生というショーを楽しんでいけるってことなんだなって思いました。だからこそ夏菜子ちゃんも、笑顔でこの歌を歌うことができるんだなって。

だって、傘さしてる夏菜子ちゃんの顔、これ以上ないくらいの笑顔だよね!

あぁやっぱりももクロ曲は前向きでいいなとしみじみと思いました。ももクロちゃん達がこんな歌詞をこんなに素敵な笑顔で歌ってくれるんだったら、自分もきっともっともっと人生楽しめるなって。

ここで夏菜子ちゃんとバンドたちはステージ下へ。

11. 赤い幻夜(映画『すくってごらん』主題歌)

衣装チェンジの間、ステージにはモクモクとスモークがたかれていく。ステージ中央には円錐形に赤いレーザーが光を放つ。スモークが濃くなって、少なくともアリーナ席の1日目は円錐の中は全く見えなかった。

ここでスモークがはれていくとその中にはピアノと夏菜子ちゃんの姿が。

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赤い幻夜はソロコンオリジナルアレンジだったそう。音数少なめの大人なアレンジをしてもらったんだって。アリーナもスタンドも一面の赤いサイリウムが光り揺れていて、まさに「赤い幻夜」のイメージそのもの。とてもとても幻想的。

映画『すくってごらん』でピアノの演奏を吹き替えじゃなくて自分の演奏でやると決意した夏菜子ちゃん。その苦労は、昨年末のももいろ歌合戦の引き語り披露のあと、めったなことでは涙を見せない夏菜子ちゃんがボロボロと泣いてしまったことからも想像に難くないです。そして優勝旗を持ってきた川上さんまで泣いていました。川上さんも、夏菜子ちゃんの努力と苦労を近くで見て知っていたんだろうね。

とここで、またさっきみたいな感触が。なんだろう、今度は入り込んでくるというより、夏菜子ちゃんのピアノを弾くタッチが、自分の身体の上にされているみたいな。夏菜子ちゃんの指が、自分の体の上を這いまわっているみたいな、そんな感触。それがやっぱり心地よくて、幸せで、もう、ほんとにゾクゾクしてたまらなかった。もちろん涙もあふれて止まらない。

まぁあれですね、言葉にすると相当気持ち悪い感想ですね、、、


12. タキシード・ミラージュ

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次はセーラームーン曲のタキシード・ミラージュ。私はおっさんなだけあって、セーラームーンは見ていなかったので、この曲はこの時が初めての出会いでした。というか、終わってから調べるまでセーラームーン曲だとわかっていませんでした。

そしてこの曲、最高でした!!

他の方の感想やレポを見ていても、タキシード・ミラージュが良かったという声がものすごく多いですね。大名曲「MOON PRIDE」しかり、「ムーンライト伝説」しかり、セーラームーン曲は名曲が多いですね。ももクロちゃん達の歌声にもピッタリに思えます。アルバム『白金の夜明け』を聴いていたときのこと。初めて聴いた「MOON PRIDE」がえげつない素敵さだと思っていたら最後に「pretty guardian セーラームーン♪」のフレーズがあり、あぁこれセーラームーン曲なんだと気づいたこともありました。

ところで、この動画の2:44からの夏菜子ちゃんパート最高すぎませんか?

後ろ向きのところから振り返るときの笑顔と、フレーズ後の決めポーズでの笑顔。この笑顔見ているだけで私は生きていけます。この笑顔を見ていたら何杯でもご飯食べられます。

脱線しました、、、スミマセン、、、

私はと言えば、「赤い幻夜」でまたあの不思議な感触を感じ、そしてこのタキシード・ミラージュでは、「それぞれのミライ」の時のように

また夏菜子ちゃんが身体の中に入ってきてくれる感触を得ました。
また夏菜子ちゃんは、私の心に触れてくれました。

その感触の幸福感に、もちろん大号泣しながら、口を押えて変な声が出そうになるの我慢しながら、ゾクゾクしながら、震えていました。

またもや夏菜子ちゃんは、心の中におしゃべりしに来てくれたんだ。

そんな感じなので、実は歌詞はほぼ覚えていません。「タキシード・ミラージュ♪」ってフレーズしか。でも最高な曲でした。


MC04.

2日目の「タキシード・ミラージュ」を弾き終わった瞬間、突然声を張り上げて

きーんちょーしましたー!!!

とバブりだす夏菜子ちゃん。はいかわいい。もうかわいい。めちゃめちゃかわいい。

かわいくて愛おしくてたまらない。

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なんだかもう喉かわいちゃいました。

と水筒のドリンクを飲みだすも、

あぁっ!こぼしちゃった!
でも、ま、いっか。今日でライブ終わりだし。明日は着ないもんね。

と、さっきまで素敵な弾き語りしていた夏菜子ちゃんとは一転してバブみが続いています。
なんだこのかわいさは。どういうことなんだ。今まで生きてきてこんなにかわいさ感じることそうそうなかったぞ。


13. ひかり(夏菜子ちゃん作詞)

まだまだ弾き語りは続きました。

まだ夏菜子ちゃんが浜松の実家から通っていたころ、帰りの新幹線で書き留めていたメモの言葉を拾ってきて、作詞したんだって。
このころは毎日終電で浜松に帰っていて、終電に間に合うようにお仕事を切り上げないといけなかった。そこから、「シンデレラタイム」って言葉が生まれたんだとか。

あ、でももうずいぶん前のことなんで、このときどんな気持だったかとかは忘れちゃったんですけどね。
アボカドサンドイッチ食べていて、アボカドをぽろって隣の席に落としちゃったこととかありました。

さすが安定の夏菜子ちゃん。

ここでふと思う。ってことは、毎日東京⇔浜松間の新幹線には夏菜子ちゃんが出没していて、時には席が隣になる人もいたってことなんだよね。すげーなそれ。紅白出たり国立でライブやってたりする頃だって通ってたから、中には夏菜子ちゃんだとわかってた人もたくさんいたはずだよね。いいなぁ。私が電車で見たことあるのは、ネプチューンの原田泰造さんくらいのもんですよ。それもまだボキャブラ天国に出ていた駆け出しのころの。

曲は「のぞみ」「ひかり」「こだま」っていう新幹線の名前がうまく使われて歌詞に溶け込んでいた。この歌詞を自分で考えたんだ。すごいな。

2日目は演奏を始めると、

あ、間違っちゃった。間違っちゃったよね、今。
もう1回やっていい?

初披露の曲だもんね。難しいよね。

14. 白金の夜明け

アルバム『白金の夜明け』のタイトル曲。この曲も名曲として挙げる人多いよね。冒頭は今までのきれいなピアノの音とは一転して不協和音の激しい演奏から始まる。

「僕の心が今
 どんなに地獄でも
 僕のまわりの世界は今日も
 普通の一日…」

なんかもう冒頭から真理。

そして中盤の一番盛り上がるところ。

「ずっと笑顔ばかりを選んで
 泣き顔見せるのを迷ってた
 強い人になろうとして
 弱い僕を封じ込めて
 ひとりぼっちになった」

初日はこの部分で夏菜子ちゃんがこっちを向いて歌ってくれていたんだけど、バックから光が当たっていて、手を広げて、堂々と胸を張って歌う姿。

本当に夜明けの太陽のように輝いていた夏菜子ちゃん。

多分このソロコンの時間の中で、夏菜子ちゃんが一番大きく感じられた瞬間だった。まぶしかった。

・・・そしてミニスカ衣装のすそがすごく短くて、夏菜子ちゃんの太ももも輝いていて、それはそれは尊い光景だった・・・
夏菜子ちゃん、邪な気持ちで見てしまってごめんなさい、、、

「夜明けに生まれかわろう
 正直な自分こそがプラチナ
 ワルい夢から目覚めたら
 サエナイ寝ぼけ顔を
 ジャブジャブジャブ洗い流そう」

冒頭から心の地獄や絶望について歌っていた歌詞が、
最後にきてそれらを「ワルい夢」と切り捨てて、
顔を洗って洗い流しちゃえと結ばれる。

なんて前向きな歌なんだろう!!

この曲で本編は終了。

ソロコンということで、「赤い幻夜」は絶対弾き語りしてくれるとは思っていたんだけど、

まさか、4曲も引き語り曲の披露があるとは!!

潤沢に準備時間があったとは言えないと思うし、そんな中もうそれは計り知れない努力をしたんだと思う。多分、コロナでダウン中も、家ではピアノの練習をしていたんだろうなと思う。やっぱり『すくってごらん』でピアノの経験をしたことが、ソロコンやろうって思う原動力の一つになったんだろうね。

En00. overture

overtureのフレーズを弾きながらピアノとともにせりあがってきたのは、夏菜子ちゃんじゃなくてへいへい。ピアノ一本のovertureもすごくかっこよかった。

En01. イマジネーション

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またもアルバム『白金の夜明け』からの曲。へいへいのピアノ伴奏のみで歌う。イントロのピアノ演奏の時は、夏菜子ちゃんがピアノに肘をついて、指一本で高音の鍵盤をたたいてアクセントを加える。その姿がとてつもなくかわいい。かわいい。かわいい。かわいすぎる。ちなみに初日は白T、2日目は黒T。

「銀河が滅びても
 2人ならなんだか 逃げられそうだよ」

この歌詞のあたりで、漫画『最終兵器彼女』のラストシーンを思い出してました。決してこの曲みたいな明るい漫画じゃないけど、宇宙船になった彼女に乗って滅びた地球から離れていくラストシーン。

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途中でへいへいの椅子に無理やり隣に座って、連弾を披露。その姿は、『すくってごらん』で王寺と連弾していた吉乃のように楽しそう。
こんなことされて、よくへいへいは普通にピアノ弾いていられるな。メンタルすげーな。

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「ああ こんなにも 気持ちが 溢れるの 
 ねえ ねえ ねえ ねえ
 にやけてしまうよ Hey!

 雨の日でも 風の日でも 貴方がいれば
 夢を見れるの 行くぜ!」

もうこんな歌詞を夏菜子ちゃんが歌ってるんですよ!夏菜子ちゃんが!
こんなの、もはや全オタクの気持ちだよね。

もうとにかくかわいい。かわいい。かわいい。
ドームトレックの時のこの映像もものすごくかわいいんだけど、
この1万倍はかわいかった。

そしてラスト。

「会いたくても会えない夜は
 夢の中で 声を聞かせて
 待ってるね」

はい、もう無理。こんなかわいいとか、もう無理。
ラストの「待ってるね」に、会場にいた全員が、
夏菜子ちゃんに恋したはず。異論は認めません。
だって、夏菜子ちゃんが、夢の中で待っててくれるんですよ!

あぁ、夢の中でいいから、夏菜子ちゃんに逢いたい。

この曲を歌う夏菜子ちゃんは、
もう頭がおかしくなるくらいにかわいかった。

気が狂いそうになるくらいにかわいかった。

かわいくてかわいくて、叫びだしてしまいそうだった。

とてもじゃないけど、平常心でいられなかった。

もう好き。大好き。大大大好き。
夏菜子ちゃん、僕と結婚してください。

あぁ、夏菜子ちゃん、

「私をどうして 夢中にさせるの?」

MC05.

次の曲の解説が始まる。ナオト・インティライミさんと対談したときに、夏菜子ちゃんがよく「あーそれわかってるのに」みたいなことをよく言ってたらしくて。彼以外にも、川上さんとかにもよく言ってるんだって。
「もう、わかってるから!」「わかってるのに、うるさいなぁ」
みたいな感じで。

その話を聞きながら、ナオト・インティライミさんがその場で曲にしだしたと。
「わかってるのに〜♪」って。

それで夏菜子ちゃんは、

そんないい曲風にするのやめてくださいよ!だめだめ!やめて!

って言ってたんだけど、それ聞いたナオト・インティライミさんがさらに、
「もうやめて♪」「それはだめだよ♪」
ってさらにいい曲風にしだしたんですと。
そして後日、ちゃんと曲に仕立てて送ってくれたんだって。

この曲はギター1本の伴奏で歌う予定だったんだけど、ステージのどっち向きで歌うかを忘れたと言い出す夏菜子ちゃん。さすが夏菜子ちゃん。
どっちだっけ?どっちでもいいんだっけ?と確認しながら、

よし、じゃあじゃんけんで決めよう!そこの勇者、じゃんけんしましょう!

とステージ前のファンを指名しだす。2日間ともじゃんけんで決めた。

あなたが勝ったら、こっち向いて歌うね。
私が勝ったら、あっち(反対側)向いて歌うね。
あ、BとDブロックの方は選択肢にもなくてごめんなさい、、、(初日)
あいこだったら、こっち(B)かあっち(D)向いて歌うね(2日目)

そして、

あ、みんなは勇者が勝っても負けても、責めないであげてね。

ってちゃんとフォローも忘れない、やさしい夏菜子ちゃん。

結果は、両日とも勇者の勝ち。ちなみに両日とも私は反対側の席でした、、、

En02. わかってるのに(ナオト・インティライミ作)

今までのどの曲とも違ってこの曲は、
目をつぶって少し眉間にしわを寄せながら、
消え入りそうなウィスパーボイスで歌う夏菜子ちゃん。
こんな感じで歌う夏菜子ちゃん珍しいなと思いながら聴いていた。
1曲前の「イマジネーション」の時の宇宙一かわいい姿とのギャップがすごい。

正直なところ、この曲を歌う夏菜子ちゃんの姿は、
ものすごくエロかった。びっくりするくらい艶っぽかった。

え、、、夏菜子ちゃんってこんな感じにもなるんだ、、、ってびっくりしました。
エロいって表現はなんかよくないかもしれないんだけど、でもそう思ったんです。
さっきまでとは違う意味で、すごくドキドキしたしゾクゾクしました。

すごいエロくて、女性の香りがあふれ出ているような感じ。

今までに夏菜子ちゃんには、ももクロchanの映像とかで出てくるように
かなこちゃん(5ちゃい)とか、赤ちゃんじゃん、とか、バッカだなぁと思うことはあったし、
ライブや記者会見の姿で、かっこいい、かわいい、きれい、元気いっぱいって思うことはいくらでもありました。
でも「エロイな」って感想を持つことはたぶん一度もなかったと思うんだけど、この時初めてそういう感情が湧いてきました。

、、、ただ、ほかの方のレビュー読んでも「エロい」って表現している人は一人も見当たらないので、私が勝手にそう思っただけかもしれません。

歌詞は、最初は

「わかってるのに〜 わかってるけど〜 わかってるってば〜」

というのが繰り返されます。

そして途中で、

「もうやめて、それはだめだよ」
「もう終わりにしようよ、、、しよう、、、」

と続きます。2行目の歌詞、何とも意味深な、、、
そしてラストは、

「わかってるんでしょう? 
 本当は 別れたくないよ、、、」

と結ばれました。

ほかの方のレビュー読んでると、
 ・初日  :別れたくないよ
 ・2日目:わかりたくないよ
と歌っていたという声が多いんだけど、私は両日とも「別れたくないよ」に聞こえたんだよなぁ。でもラストで突然恋人同士の痴話げんかの話になって、え?そういう歌だったの?って思ったんですよね。
そういう意味では、「わかりたくないよ」ってラストの方がしっくりくるかなって思いました。でも途中の「もうやめて」「もう終わりにしようよ」とかのあたりは、「別れたくないよ」の方がつながる気もして。
どっちが正解なんだろう。2日間でわざと違う歌詞で歌ったのかな。

この「わかってるのに」の意味は、元のエピソードはトークでもあったように、
「もう言われなくてもわかってるよ、うるさいなぁ」的な感じだったり、
この動画のように、ド忘れしちゃったことを、
「あぁ、わかってるはずなのに!」的に言ってるようなわりとゆるいニュアンスだったはず。
余談ですが、この動画の夏菜子ちゃんはもうほんと愛おしいな。

それを、こんなにもエロくて切ない歌に仕立てあげるとか、ナオト・インティライミさんってすげー人なんだなって思いました。

あぁ、アーティストの見ている世界って、こんなにも一般人と違うんだ!

って。

この曲、ぜひ配信してもらいたいな。
こんなにもエロい夏菜子ちゃんのウィスパーボイスを、ハイレゾで、ヘッドホンで耳元で堪能したいです。

En03. 渚のラララ

画像19

さぁ最後の曲です。最後はバンドメンバーたちも楽器を持ってステージ上に上がってきました。ダンサーの2人も。夏菜子ちゃんを先頭に、楽隊の列で円形ステージを廻ります。バンドメンバー、ダンサーの紹介もありました。

声出しNGのため一緒に歌えないけど、一緒に踊れるようにって夏菜子ちゃんが呼び掛けてくれて、会場みんなで夏菜子ちゃんのフリ真似して踊ることができました。

「ラーラーラーラー ラーラーラーラー
 ラーラーラーラー ラーラーラーラー
 ・・・」

初日は途中でバンドメンバーが引っ込んでしまうことをリハしてしなくて、ステージ上でアカペラ状態になり、終わりどころで夏菜子ちゃんが戸惑いながら終了。
2日目は事前打ち合わせで来ていたのか、ラストまでばっちり決まってました。

MC06.

最後の曲が終わり、夏菜子ちゃんからの最後の挨拶。
正確には覚えてないけど、記憶を頼りに書いてみます。

初日:

私のファンの皆さんは、私のソロコンをずっと待っていてくれたんだよね。
でも、「夏菜子ちゃんがやりたいって思えないなら、、、」って思いも持っていてくれたんだよね。

私、みんなのその気持ち、全部知ってたよ。
知ってたけど、、、でも、それでもやっぱりソロコンをやりたいって思えなかったんだ。

でもこういう状態になって、何かファンの皆さんに届けることができないかなって考えるようになって、それでソロコンをやることにしました。

今日はすごく楽しい時間でした。本当にありがとうございましたぁ!

2日目:

ずっとソロコンをしてこなかったけど、皆さんの声は届いていました。
ただ、いろんなお仕事している中で、ソロコンサートっていう選択肢はほんとになかったんです。

でも、皆さんに何か届けたいって思ったときに、
自然と、ソロコンで皆さんが喜んでくれている笑顔が想像できたんです。
それで、ソロコンをやろうって思えました。

今日はすごく楽しい時間でした。本当にありがとうございましたぁ!

こんな感じだったかな。そして2日目には、

みんな、あれでしょ?あいつ、もうソロコンやらないなって思ってるんでしょ?だから、今見ておかないとって思って、来てくれたんでしょ?

ここで、、、本当に、発表することは何もないんです!!!
普通だったら、次のイベント発表とかがあると思うんだけど!

こんなことも言ってました。これを聞いて、

あぁ、夏菜子ちゃん、ほんとにもうソロコンやらないんだろうなぁ、、、

って思いました。

でも夏菜子ちゃんは、両日とも、すごく楽しかったって言ってくれました。
満面の笑顔の夏菜子ちゃんから、その言葉が聞けて本当に良かったです。
ほんとは心の中ではソロコンやるのが嫌だったとかだったらどうしよう、、、みたいな心配もあったりしたから、、、でも楽しかったと言ってくれた時の幸せそうな笑顔は、絶対に嘘じゃないって思えました。

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夏菜子ちゃんも、心から楽しんでくれたみたいで、本当に良かった。

そして、最後には、こんなことも言っていました。

今回のソロコンで、皆さんからは幸せな力をたくさんいただきました。
また皆さんにお返しができるように、頑張っていきます。

みんな、元気が欲しいって思ったら、ぜひももクロのライブに来てください!
4人の力を誇りに思っているし、4人だったら絶対にみんなを笑顔にしてあげられるって、自信があります。

またどこかで、きっとお会いしましょう!

ももいろクローバーZの、百田夏菜子でしたぁ!!!

そう、夏菜子ちゃんのソロコンだったけど、最後の最後に彼女は、ももクロのメンバーとして締めたんです。
声優、ドラマ、映画などなど、ソロの仕事をすることが増えてきた夏菜子ちゃん。
でもきっと、

音楽活動は、そしてアイドル活動は、ももクロとして4人でやることに強い誇りを持っているんだな。

って思いました。
だからこそ、ソロコンをやることにはすごくためらいがあったんだろうなって。

そして、

「あれ?」

という夏菜子ちゃんの言葉とともに、止まっていた時計がまたカチカチと動き出して、0時を迎えようとしました。
「あれ?」って言ったときの夏菜子ちゃんの流し目がまたもうたまらなくかわいかったです。
0時になると、シンデレラはステージの中に帰って行きました、、、


ももクロの百田夏菜子として最後の挨拶を締めた夏菜子ちゃん。
ソロコンでシンデレラになり、魔法がかかった時間から、
魔法が解け日常へと戻ることに対して、こんなに前向きなやり方があるなんて。
ソロコンが終わってしまう寂しさの感情がある一方で、

そうだ、日常に戻ったら今度はももクロちゃんに逢いに行けるんだ!

って思いになれました。
そう思ったんですが、夏菜子ちゃんに触れてもらった感触の強烈な体験が私の記憶から離れることはなく、今でも夢見心地です、、、


終了後

また何やら最初のオバケたちが集まって、うろうろしだしました。
両サイドの大スクリーンには、ソロコン告知の時の映像の続き?再編集?したものが流れていました。
2日目は上から見ていると、ひょこひょこするオバケとともにゾロゾロ列になってはけていくオバケたちが。きっと中身は夏菜子ちゃんとバンドメンバー、ダンサーたちだったのでしょう。


後日談

ソロコン報告の夏菜子ちゃんのインスタより。2枚目もぜひ見てもらいたいです。始まる前にステージ下でスタンバイしている夏菜子ちゃんの写真。

始まる前からこんなにも楽しみそうな笑顔でいてくれたなんて!

レポートを書くのに時間がかかってしまったため、書き終わる前にマンスリーAEで夏菜子ちゃんのインタビューが公開されました。
AE会員限定コンテンツなので詳細は伏せますが、これを読んでまた私は泣きました。

私が夏菜子ちゃんと心の中で触れ合ったと感じた思いは間違ってなかった。

それが確信できる内容でした。
夏菜子ちゃんもそう感じてくれていたんだってわかりました。

ちなみに、マンスリーAEのフォトレポートの夏菜子ちゃんの笑顔は、公開されている写真よりさらにもっとずっと素敵な笑顔に思えます。まだ見てないAEメンバーはぜひ見るべし。


あとね、あんなにためらっていたソロコンなのに、夏菜子ちゃんにとってもほんとに楽しくて幸せな時間だと思ってくれたみたいです。

なんだか次の開催にも前向きになってくれているような発言も。楽しみですね!!

もちろん無理にやってくれとは言わないけど、また夏菜子ちゃんの中で思いが積み重なっていって、そしてまたその思いをソロコンで伝えたいって思ってくれたなら、やってくれたら嬉しいなぁ。

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