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当時と変わらず楽しめた『真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER』女神転生関連作品の思い出とともに語る

とりあえず一周クリアしてきました。
一周目は、難易度は常にHARD、アマラ深界ルートにてクリアしました。
ガンガンパトりましたし、ラストバトルは非常に熱かったです。

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プレイ時間は83:43。プレイした日数は一月ほど

なお私はニンテンドースイッチ版でのプレイです。
「処理落ちがー」なんて声も聴かれますが、
私も最初は気になったものの、その後はそこまで気にはならなかったです。
むしろいったん落ち着くので、
うっかりキャンセル押してしまって「再度マルバツゲーム開始~」
という、元ではあるあるな事故は一度も起きませんでした
とはいえ、直るならば直していただきたいですが。
「フリーズした」という話も聞きましたが、私は一度も遭遇せず。

遊んだのがもうかなり前のことであったため、すっかりストーリーの進行順序やダンジョンマップなども忘れており、かなり新鮮な気分で遊ぶことができました。
あと見たいのは各エンディングくらいですが、気が向いたらやります。

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当時入手をあきらめた「反魂神珠」も手に入れました。
ついでにあの落とし穴マップも全部埋めました

昔遊んだわー」という方にも「興味はあったんだよねー」という方にもお勧めできるゲームです。
当たり前といえばそうですが、万人にウケるようなゲームではないです。
ですが、このゲームでしか味わえない世界観とその美しさはぜひ見てほしいですね。

さて、『真・女神転生Ⅲ NOCTURNE』(以下『真Ⅲ』)に関しては非常に語りたいことがたくさんあります。ありすぎます。
なので以下を読む際は、非常に長い記事となっていることをご了承ください。多少のネタバレもあります。

真・女神転生Ⅲとの出会い

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手元にある真・Ⅲマニアクス。中古屋で購入。

私はリマスター前の『真Ⅲ』はマニアクス版にてプレイ済み
これと出会ったのは、『真Ⅲ』発売当時・・・
ではなく、だいぶたった後でした
というのも『真・女神転生』シリーズやその関連作品を遊びだしたのは十年ほど前からで、昔は父親が遊んでいるのを横から見ているだけでした。

私が大学生になったころ、大人なゲームもやってみたいと思い、大人向けなイメージがあったアトラスのゲームをいくつか遊びました。
その際に選んだ一つが、私の父が何度もプレイしていたシミュレーションRPGの『魔神転生』でした。

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1994年1月28日発売のSFCソフト。
なお、SFCの真・女神転生は1992年10月30日。
当時の発売ペースって怖いですね。

このゲームが私にとって、初めての女神転生関連作品ゲームでした。
このゲームを選んだ理由はただ一つ。
悪魔の絵がかっこいいから。

このゲームの悪魔のグラフィックは、画面いっぱいに表示されるんです。
魔神転生シリーズはⅡが名作だといわれていますが、
Ⅱはここまででかでかと表示はされませんので、
この1点において、私はⅡよりⅠのほうが好きです。

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登場する悪魔の種類は少ないし、使いまわしグラフィックも多いけど、
ここまでどでかく表示されるのは魔神転生だけ!

この『魔神転生』をクリア後、当時の現行機種でも悪魔が出てくるゲームを探したところ、
同じシミュレーションRPGの『デビルサバイバー オーバークロック』を見つけ、こちらも遊んだのでした。

DSで発売された『女神異聞録デビルサバイバー』に、
シナリオ追加がされたソフト。
Ⅱも出ていて、どちらも面白い作品です。

『魔神転生』の後がこれでしたから、知らない悪魔が山ほど出てきて非常に面白かったです。
そしてメガテン初心者が必ず引っかかる「物理反射」の洗礼も受けました。
このゲームではあの象さんはいませんが、
バロンと永遠に争っているあの魔女がいらっしゃいますので・・・

こちらのゲームも遊び終えた後思いました。
女神転生シリーズも遊びたいなぁ」と。

しかし当時はまだ『真・女神転生Ⅳ』は出ていないころ。
『真Ⅲ』を買おうと思っても、ネットで調べると中古価格が2万3万などで売られている始末。
なので遊ぶのはあきらめていました。

ですが、あるときにふらっと立ち寄った中古ゲームショップにて、
『真Ⅲ』のマニアクス版が4000円で売られているのを発見。
PS2本体ごと迷わず購入しました。
今思っても、あれは本当に幸運でした。

当時のプレイ

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ろくに情報仕入れずにプレイしたので、
悪魔になった時はびっくりでした。

先に書いた通り、もともとこのシリーズは
悪魔がかっこいいから
という理由で始めたのもあり、
当時はいわば、
大人向けのポケモンを遊んでいる
ような感じのプレイでした。
つまりは仲魔をがっつり育てることを目標にしていたようなもんです。
その方針でプレイしていて、ストーリーは結構どうでもよかったです。

というのも、ストーリーが難しい!
さらに言えば登場人物の言っていることが極端すぎる!

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そして先生が言っていることもよくわからなかった

まぁこれは、このゲームの感想としてよく言われることでもありましょう。
当時の私も理解不能でした。
なので、当時は仲魔を鍛えまくることに主眼を置いており
結果一周目でクリアしたルートはアマラ深界ルートでした。
難易度はさすがにノーマルでしたが。
その後2週目もやりはしましたが、他のエンドを見るよりは理想のスキルを持った仲魔を作るのに専念していました。

今回のプレイ

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ボイスが付いたことで愉快なことになっていたマネカタさん

そんなストーリーそっちのけで当時は遊んでいましたが、
今回はしっかりストーリーも味わいつつ遊ぼうと思っていました。
特に各コトワリの思想について。
今なら共感できるところがあるかもしれないと。
あれからほかのアトラス作品もたくさん遊びましたし、
社会の荒波に飲まれていろいろと思うことも多かったし・・・

結果として、ストーリーはかなり理解できました。
更にそれぞれのコトワリについて「わかる!」と思うところもありました。
ですが、やはり彼らのコトワリは尖りすぎている!と再認識しました。
世界が無くなったうえに、それに対応できる力を得ると、
そういう考えになってしまうのでしょうか。

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千晶は「そう思う人いそうだなー」という意味で分かるけども、極端。
絶対その強者の中でまた格差が生まれるよなぁ。

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氷川のもわかるけどやはり極端。
生きる意味とは何でしょうね。

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勇のは今でもわからなかったです。やはり独りよがりが過ぎる・・・

そしてどのコトワリにしろ、
未来を考えるとろくなことにならんのでは?としか思えない。
正直、この考えが覆せないので彼らのコトワリには賛同できないなぁと。

とはいえ、ふつうに現実で生活している中では絶対に考えることがないであろうことに対して、こうやって考えを巡らせることができるのが、
女神転生だけでなく、アトラス作品のいいところだ
なとも思いました。
『ペルソナ3』でも「命とは」と悩みました。
こういうとんがったテーマというのはとてもいいものです。

難易度HARD、アマラ深界ルートクリアを目指して

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この場面で流れるロウのテーマのBGMはお気に入りです。

ストーリーは上記で十分楽しんだので、プレイ時間の大半は難易度HARDのアマラ深界ルートクリアのための仲魔作成時間がほとんどでした。
一回やりたかったんですよね、一周目HARDでアマラ深界ルート。

アマラ深界ルートは戦わなければいけないボスが何体か追加される上に、
増えたボスの中には、難易度HARDの場合のみ、
行う行動の種類が増えたり、技の効果が一部異なる悪魔がいます。
マニア向け難易度のこちらをクリアすることは、今や立派なアトラス好きとなった私にとってはぜひやっておきたいことでした。

難易度HARDでやらずとも、アマラ深界ルートはボスが増えるので、鍛え上げたお気に入りの仲魔を大活躍させることができますから、
今作で「この悪魔かっこいい!」とか「この悪魔気に入った!」なんてものがある方には、ぜひ進めていただきたいルートですね。

私もお気に入りな悪魔は多いものですから、
今回も過去に遊んだ時と同じく、お気に入り悪魔を作って鍛えてしながら進めました。

ということで以下、私のお気に入り悪魔たちです。

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世界一カッコイイ蠅王様ことベルゼブブ
わかる人にはわかるアイアンクロウ持ちです。
1時間くらいのマラソンで済みました。
常世の祈りも持たせたので回復もばっちり。
あと個人的に絶対持っていてほしいマハジオダイン
やはり蠅王様には電撃が似合う。ナイス・ショートはないけどね。

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耐性優秀で、しかも常世の祈りまで覚えてしまう、
レベル50台のお役立ち悪魔筆頭のティターニア。
今回は4属性それぞれの最強スキルを持たせました。
その後合体に回そうかとも思いましたが、いい組み合わせがなく、
なんだかんだで最後まで連れまわしてしまった。
その結果、レベル79と初期レベルが57の悪魔とは思えないレベルに・・・

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全体的に強いが印象的なシヴァ。
カンストしたHPから繰り出される八相発破はやはり強かった。
あと持たせたラクカジャは、ラストバトルの生命線でした。

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全悪魔中、NO1の耐性を誇るマザーハーロット
冒険途中でも作りましたが、貫通を得た後に再作成。
今回はヘルファングを何とか持たせました。
せっかく作ったんですが、使うことはなかった。残念。

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そして我らが人修羅
ちなみに名前の元ネタは悪魔城ドラキュラシリーズのアルカードです。
私が持たせたスキルは、
鉄板であろう気合い、貫通、食いしばり、至高の魔弾
そして弱化のフォッグブレスと雄叫び
ラストダンジョンで全体的に使えるショックウェーブ
モーションがとにかくカッコイイ死亡遊戯。
慈母の晩餐
のほうが威力が高いんですが、消費するHPが35%なのが痛い。
死亡遊戯は消費HP32%なので最大3発撃てるため、
便利さから言うとこっちです。

終わりに

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このシーン大好き

だいぶ好き放題書きましたが、
「私はこのゲームが大好きである」
ということは伝わっていただけたかと思います。

好きが高じて、電ファミニコゲーマーにて、
下記の記事も書かせていただきました。

こちらの記事は、『ペルソナ5』を遊んだけれど女神転生シリーズをやったことがない人たちを狙って、人気悪魔を紹介する内容にしました。

一部ファンの間ではペルソナ派とメガテン派で派閥が起きていますが、
ペルソナ5で敵シャドウが悪魔たちになったわけですし、悪魔つながりで女神転生シリーズを遊ぶ新規層も増えてくれるとうれしいなと思っています。

アトラスが作るゲームは強烈なファンが付きやすい一方、ペルソナ派とメガテン派のようにめんどくさいファンも付きがちなもので、今作がかなり原作準拠な内容になったのもそんな声が多かったからかなと思っています。

とはいえ、新規層を取り込むことを考えると、
合体時のスキルのランダム引き継ぎ(通称マルバツゲーム)など、
昔はこれで良かったけれど現在では手間となっている部分
改修してほしかったなぁと個人的には思います。

ぜひアトラスには、ファンからの意見はほどほどに取り入れつつ、基本的には我が道を行くカオスの精神でゲームを作っていただきたいなと、一ファンとしては思います。
来年に発売される、『真・女神転生Ⅴ』も楽しみに待ってます!

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ライドウの新作や過去作HD化も待ってます!

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