サーモンの魅力に取りつかれて|春のフィンランド旅行記
フィンランド料理といえば、何を思い浮かべますか?
サーモン、鹿肉、ミートボール?
日本でも食べられる食材だし、そんなに珍しい料理でもなさそう。
そんな軽い気持ちでフィンランドで1番に訪れたレストランは、ヘルシンキ大学の近くにあるRavintola Kolme Kruunua(ラヴィントラ・コルメ・クルーヌア)。
約10時間のフライト後に食べる最初のフィンランド料理。家庭料理が味わえるということで、サーモンスープにサーモンステーキ、ピュッティパンヌを注文。
お店に着いて一品目にサーブされたサーモンスープは、ミルクスープのようにサラサラで口に入れると鼻から抜けるディルの香り。あっさりしたスープに脂がのったサーモンの旨味が、優しい味わいで美味しい。
フライトで疲れた体に染み渡る。
初めて食べる美味しさに、ここから私はサーモンを食べ歩く旅にすると決める。
サーモンを沢山食べたくて、お寿司の食べ放題にも足を運んだ。ヘルシンキのバンハ協会付近にあるHaru Sushi Kamppi。
贅沢なサーモン尽くしのお寿司、カリフォルニアロール、数種類のアラカルトどれもがビッフェ形式で食べ放題のお店。
日本のお寿司とは少し異なったテイストだけど、北欧にまで日本食の文化が取り入れられているのは嬉しい。
日本のお寿司と比べるとう〜ん、物足りない?と思うような具材もあったけど、サーモンだけはどれも脂が乗っていて何度もおかわりしたくなる美味しさ。
1人15€程なので気軽に行きやすい。
フィンランドを旅して思うのは、どこのお店も内装がおしゃれで洗練されている。
マーケット広場では屋台が出ていてランチを楽しむ人で沢山。オレンジのタープ下はイートインスペースに。
日本で食べる鮭は一切れ分にカットされたものしか見ないので、この大胆な姿でグリルされる光景には驚き。
ヘルシンキにあるスーパーのK-Supermarketでもサーモンの焼きそば?を選んで、夜ご飯に。焼きビーフンのような味付け。
他にもハンバーガーや鹿肉のソテー、ミートボールなどのご飯の選択肢はあるけど、どこに行ってもサーモン料理が大抵ある。フィンランド人にとっては身近な食材なんだと実感。
サーモン料理を食べ尽くした5日間。
あともう数日いたら、お肉をガッツリ食べたいー!!ってなっていたかもだけど、大満足。
写真を見返すとCafeに行ってまでもサーモンサンドを頼んでいたことに、もはや執念を感じる。
地元民で賑わうCafe Regatta(カフェ・レガッタ)
カフェの付近で見かけた珍しい野鳥を思わずスマホで撮ってしまう。
日本ではあまり食べることのないフィンランドや北欧料理。
まだまだ現地に行かないと食べられない料理がある。
新しい食文化を見つけることができる。
これは旅行の醍醐味の1つだと思う。
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