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ロコたろうと読書

この半年

 ご無沙汰しております。先月記事を投稿していたら、○か月連続投稿だったんですって。かといって無理にコレ! と記事にするわけにもいかず、特にこだわるものでもないしなぁと、また新たに、気ままに投稿していきます。
 
 投稿自体はしていましたが、ひとつお知らせしていなかったことが。実は半年ほど前から、短時間ながら保育園で働いております。フリースクールの仕事に活かす前に、現場で実践を積んでおこうと思って。そのため、フリースクールに携わる時間は以前より短くはなりましたが、いろいろ考えて、日々いい意味で疲れております。
 うまく人間関係なじめるか、仕事は覚えられるか、すぐやめちゃうかも、と思って言えずにいましたが、とりあえず入職して半年経過したことで、公表します。

密かな楽しみ

「自分のお金で」

 仕事の関係もあって、だったのですが、この数ヶ月、自分が新しく働いたことで得たお給料で、自分の思うような服を買ったり、子どもの行事写真を買ったりすることが、とにかく快感でした。仕事着として、長そでトレーナー数枚、ジャージのズボン3本ぐらい、その後夏の仕事着として追加で半そでTシャツ5枚を「今月はこれだけ使ってヨシ!」と決めて買い物をしたこと。これまでも買い物はしてきたけれど、小さな額でもものすごい罪悪感を感じていたのに、少しここから解放されたこと。もう少し季節が進んだら、半そでとトレーナーの間の「長そでTシャツ」(ロンTとは言わない(笑))、長そでトレーナーもあと2枚ぐらい(純粋に追加と、汚れたときのストック用に)そろえる予定ですが、とにかくうれしかった。子どもの行事写真(ネット注文)も、欠けていようが背中からだろうがとりあえず子どもが写りこんでいるものを選び、旦那に取捨選択してもらっていました。結果、自分がこれいいのにな、と思った写真でも、「同じようなのがあったから」という理由で買う候補からはずれていたり・・・。それが今では、旦那の顔色を伺わずに自分の好きに買える! 我が家は家計は旦那管理のため、学用品や園・学費については全部旦那が現金をその都度おろしてきて支払っていたのが(保育園関係はほぼ現金払い)、今は私が立て替えて、あとから旦那に請求しています。締め切りを破るのが当たり前だった旦那には、もう任せきれないので! 任せきれないけれど、でも払っているのは旦那で文句が言えなかったところ、自分で払えるようになったので、「何か文句ある?」と言えるのって、ああ、なんて強いんだ!! 当然、締め切りも守っておりますよ。だって、締め切りを守らないことで、相手が迷惑してしまうだろうし・・・。
 
 でも、そんな服や子どもの写真、学用品などの支払いよりも、私自身にしていてうれしい投資が2つ。
 ひとつは、前よりも「手抜きご飯」ができるようになったこと。手を抜きすぎるのはよくないと思いながら、前よりも「いざとなったら手を抜くか!」と思えるようになったこの「気もち」の部分が大きい(以前はこれもためらうぐらいでした)。
 もうひとつのうれしい投資は、「本を買うこと」。月に1冊読む、あるいは買う。今日は、この「本を読む」ことについて。
 
 ここから先、本といえば小説のことを指します(たまぁに学術書も読む・・・といえば読むのですが、やっぱり小説が好き!)

私の独特な?読み方スタイル

ネタバレ大歓迎!

 ゲームでも、マンガでも、推理小説でも、サスペンスなどの2時間ドラマでも。な~んでも、私は続きや結末が気になって仕方がない。もうほんっとに、仕方がなくてたまらない私は、連載物のマンガでは難しいけれど、「だいたい登場人物が固まったころ」までを読んだら、一気に最終章の結末が書かれているであろうあたりまで読み飛ばしてしまいます。まずは、ざっと流れを把握。読み飛ばすまでではなくても、さーっと流し読み。
 こういうきっかけで事が起こって、この人が重要人物だったのかぁ。とわかってから、もう一度最初に戻って、今度はじっくり読み。自分にとっておもしろかった! と思う本ほど、こんな読み方をします。だから、ミステリーの場合、重要人物が事が起こってから名前が出てきたであれば、こいつ誰? となること、多々。
 そして2度目。今度はじっくり。「なんであんな事が起こって、重要人物を特定するまでに何があったの?」と、過程をじっくり辿っていく。トリックや伏線が張られていたのなら、「あ、このセリフが」「あ、この行動が」証言や証拠になるんだなと、1度目ではバラバラだったのが、きれいにつながったり、ピースがはまっていく感覚。
 だからドラマでも、古畑任三郎シリーズが大好きでした。どの話が、とまでは語ることはできないけれど、犯人が最初からわかっていて、その追い詰められていく様を見ていくのが、最後に解明される動機が、この私の読み方スタイルと重なっていたからか、好きでした。実際見れてはいないけれど、たぶん刑事コロンボも好きかもしれない。

だから、気をつけなければいけない

 私自身は先に結末を求めて、そこに何があった? と経過を振り返るのが好きでも、全員が全員この流れが好きだとは限らない。「自分で結末などを確かめたい」人もいるだろうし、私とちがって一度読んだだけで各伏線などもしっかり拾え、最初からバラバラをつなげることができる人だっているかもしれない。
 だから、うっかり結論を明かしてしまわないように、明かしそうになるときは「ネタバレOK?」と確認するようにしています。うっかり言わないよう結構気をつかいますが、知りたくないという権利だって大事にしないとね。

ここでも影響を受けている

「2回目」の読み方が変わった

「思い立って資格を取るまでのお話」(11)で、QuizKnockさんの「QuizKnockと学ぼう」の各動画に お世話になったと綴ったけれど、今回の「本を読む」ということでも、この動画に影響されているなぁと感じていて。1文字1文字じっと見つめる感じの読み方になった気がして。一度流し読みしているので結末がわかっているため、これが伏線だったということに気づくのは2回目という部分は変わらないけれど、小さな伏線も「あっ、これ!」と気づくようになった。
 さらに、「ここは好き!」「ここは・・・、モヤモヤする」など、「自分がどう感じるか?」を中心に読むようになったなぁ、と。2回目のじっくり度合いが変わり、伏線に気づきやすくなった気がします。読んでいてちょっとひっかかったときに、「なんでひっかかったんだろう?」「ああ、またこんなこと言ってる、だからモヤモヤというか、イライラするんだ」と、読み進めていて自分の感情も揺れ動いています。

今はまっている小説

ひとつの物事を様々な視点より

 今日(2023.6.24)時点で、これはおもしろいなと思って読んでいる本が、いずれも湊かなえさんの「母性」と「告白」。朝の通勤時間のお供です。1日に読み進められるページ数は本当にわずかだけど、今、「母性」が2周目、「告白」は1週読み終わりました。「母性」の1週目、「告白」の1週目、そして「母性」の2週目、という流れで、この間、少しずつ他の本も挟んでいます。 
 どちらも、ひとつの物事(に至るまで)に対して複数の視点が絡むのは共通しているのですが、今、「母性」の2週目ということもあって、かなりモヤモヤしています。それだけ感情を動かされる小説ってすごいなぁと思う一方、「あっ、ここに伏線があったのか!」とワクワクもしています。
 ちなみに私の母は、西村京太郎さんの大ファンらしく、たぶん全刊そろえている・・・、のではないかな(ひいきしているとか関係なく、特定の出版社でそろえている、というのは聞いたことあり)。今度帰省したら、私が唯一持っているものを母も持っているか、尋ねてみようと思います。

本を読むのは、やっぱり楽しい

何よりのミリョクは??

 本を読むのって、やっぱり楽しいです。個人的に何よりの魅力は、「疑似体験」だと思うんです。
 電車なら、乗っていて実際見える景色、人の動きなら、その人の行動とそれに伴う気持ちの変化、自分が体験できないことが、本の中にはたくさんあふれている。実際に目で見るのとはちがうものを思い浮かべることもたくさんあるだろうけど、「あんな感じなのかな」と想像を膨らませること。こんな景色が見えているのかな、と、頭の中に描くこと。「どうしてそんな気もちになったんだろう」「ああ、きっと私もそう思うと思う」と、登場人物に思いを馳せること・・・。
 
 短い時間で、目標は1ヶ月で文庫版の小説1冊(だいたい300ページぐらい)を読み終えること、と、ぼんやり設定して。でもそろそろ、次の1冊もほしいなぁ、なんてぼんやり考えて。
 
 今度私が手にしている本は、いったい、どんな本でしょうか?? 私も、本との新しい出会いを楽しみにすることにします。

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