見出し画像

日商簿記2級を取れば人生が変わる話

私は『日商簿記2級(以下、簿記2級)を取得してから人生が変わった』と言っても過言ではありません。

『簿記2級』というと会計系の中でも人気資格のひとつになります。
会計系の資格の中では、公認会計士や簿記1級の下位資格という位置づけにはなりますが、簿記2級を舐めてもらっては困ります。簿記2級の威力は思っているよりも凄まじいです。

この記事では私自身の経験と合わせて簿記2級という資格の素晴らしさをお伝えしていきます。

-  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -

目次

◇簿記2級の難易度

◇簿記2級を活かして未経験転職(実体験)

◇簿記2級の可能性

◇まとめ


-  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  

◇簿記2級の難易度

冒頭から簿記2級で人生が変わると大袈裟な表現をしておりますが

『簿記2級程度で人生変わらんやろ』
『そんな資格誰でも取れるわ』
『簿記2級程度でほざくな』

と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

結論から言います。
『簿記2級は難しいです』

数年前から比べるとかなり試験が難化しているみたいで、適当に勉強してると普通に落ちます。
ちなみに頭のいい私は1発合格です。
冗談です。出身大学はMARCH未満です。

本題の簿記2級の難易度ですが、体感で表すと簿記3級の3倍くらいは難しいです。なんとも抽象的な表現ですが、、、笑

具体的な数字で表すと以下のとおりです。

(1日2時間の学習を前提とした場合)

簿記3級の取得までに約1ヶ月
簿記3級合格から簿記2級取得までに3ヶ月
だいたい上記の期間が合格までに必要です。

これだけ見ると大したことない期間ではあるのですが、1日2時間を忙しい社会人が4ヶ月継続して勉強をする。この継続こそが1番難しい課題になってきます。

継続するためにはモチベーションが必要です。
簿記2級を取得すべき明確な目的を定める必要があります。その目的として簿記2級取得後のキャリアについて実体験を含めお伝えしていきます。

◇簿記2級を生かして未経験転職

私は現在FASで働いております。いわゆる会計を中心としたコンサルを行う会社なのですが、事業再生やM&Aという分野に携わらせていただいております。

今でこそ財務を専門とした業務をしておりますが、前職は外資系生命保険会社で営業マンという全く畑違いの仕事をしておりました。友人や知人に電話をし生命保険を売る。紹介で出会った人に生命保険を売る。法人相手に生命保険を売る。まさに下の画像のような『気合いで行ってこい!』という感じで、ただひたすら営業の毎日でしたが、3年間社内表彰にも該当するほど頑張っておりました。

しかし、営業についてはスキルとして一通り身につけたと感じるようになりました。そして、将来を見据えて会計分野を専門として活躍したいと感じるようになり、M&A・会計コンサル・会計事務所等を中心に転職活動を開始しました。

いくら営業で成績を残していようと転職活動はそう簡単にはいきません。なぜなら外資系生命保険会社と会計業界での業務の間になんの相関もないからです。完全な異業種・異職種です。

会計業界での経験がないため書類で落とされたり、そもそも応募資格がなかったりということが多々ありました。

そんな私を救ってくれたのが『簿記2級』でした。この簿記2級という資格は会計分野に転職する際、よく応募条件に記載されています。
以下はその一例になります。

会計業界での転職には簿記2級がかなり重要視されており、転職成功のポイントになるのは間違いありません。いわば『会計業界への入場切符』が簿記2級という資格なのです。

実際に私も数社から内定を頂きましたし、数十社と面接をしました。結果的には簿記2級を持っていることと前職での法人営業の経験が豊富だったことを評価していただきました。また、エージェントや人事からも簿記2級を持っているということは、未経験で採用するための最低条件だという話も聞きました。

以上のように私は簿記2級のおかげで人生が変わったうちの1人です。そして簿記2級にはもっといろんな可能性があるので、それについては次のセクションにまとめさせていただきます。

◇簿記2級の可能性

【博多ニキが考える簿記2級の可能性】

①会計士や税理士など上級資格へ繋がる
②会計の専門家としての道が開ける
③簿記講師として副業を行う

ひとつずつ説明していきます。

①会計士や税理士など上級資格へ繋がる

これについては想像がつきやすいと思います。簿記2級からまた数段難しい資格にはなりますが、もっと会計分野を極めたいと思った時に、簿記2級は会計士や税理士といった資格を取るための基礎となります。他にも中小企業診断士や簿記1級の取得にも生かすことができます。
そのため基礎として簿記2級をとりあえず取得し、会計業界に転職して、のちに自分の進みたい道が定まった時、必要に応じてスムーズに上級資格の学習に取り組むことができます。

②会計の専門家としての道が開ける

先ほど未経験で会計業界への転職に苦労したとお伝えしましたが、会計業界・コンサル業界は少し特殊な業界で、その業界に入るためのハードルがが高くても一度その業界に入って経験を重ねれば、比較的簡単に転職・キャリアアップを行うことができます。資格よりも実務経験が重視される業界ですので、例えば会計事務所で3年経験を積めば、比較的簡単に大きな会社の経理部に転職できたり、コンサル会社に転職できたりします。もちろん人柄は重要ですが、実務経験を積むことでハードルが下がることは事実です。
実際に私は常に転職サイトに登録し、プロフィールを更新し続けています。FASに転職しある程度の経験を重ねてきたことで、転職サイトでも大手コンサル会社からオファーが届くようになりました。それだけ人手不足で経験者が重宝される業界なのです。

③簿記講師として副業を行う

家庭教師のように、簿記受験生に向けてオンラインや対面で講師を行うという副業もあります。ネットで[簿記 講師 副業]などと検索してもらえば案件は出てきます。そこに応募して業務委託という形で仕事を行います。
もしくは自分自身で集客を行い、受験生に向けて簿記のコーチングを行うという手法も考えられます。

◇まとめ

ここまで簿記2級と私の実体験についてツラツラと書き連ねてきました。会計業界やコンサル業界に挑戦したいという方には、ぜひ簿記2級の学習から始めてみてほしいと思います。取得さえできれば、転職やキャリアアップにとって大きな武器になることは間違いありません。私が体現しております。

『簿記2級で人生は変わります』

最後になりましたが、1人でも多くの方にこの記事が参考になれば幸いです。簿記の相談や会計業界への転職については随時相談を受け付けておりますので、お気軽にTwitterのDMまでご連絡ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?