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【上村松篁】 版画 / シルクスクリーン「丹頂」 査定 買取 致します。


作品名: 丹頂
作家名: 上村 松篁
作品詳細: シルクスクリーン 60.8×42cm


◎上村松篁の芸術

上村松篁(うえむら しょうこう)は、日本の洋画家で、明治時代末期から昭和時代にかけて活躍した画家です。1883年に生まれ、1958年に亡くなりました。西洋画の技術を取り入れつつ、日本の伝統的な美意識を融合させた作品で知られています。

松篁は、東京美術学校(現・東京芸術大学)で学んだ後、フランスに留学し、そこで西洋の絵画技法を深く学びました。帰国後は、その技術を活かして日本画に新しい風を吹き込みました。特に、彼の風景画や女性像は、繊細かつ精緻な表現で高く評価されています。

上村松篁は、日本の近代画壇において重要な役割を果たし、日本画のみならず洋画の分野でも大きな足跡を残しました。彼の作品は、今日でも多くの美術館やギャラリーで観賞することができ、その芸術的価値は時代を超えて受け継がれています。

また、彼は教育者としても活動し、後進の育成にも力を注ぎました。その教えは多くの弟子たちによって受け継がれ、日本の美術界に大きな影響を与え続けています。


◎上村松篁の日本画

上村松篁の日本画における特徴としては、西洋画の技術を取り入れた新しい表現方法と、日本の伝統美を重んじる姿勢が挙げられます。彼の作品は、伝統的な日本画の枠組みを守りつつ、色彩や構図、光の扱い方に西洋画の影響を受けた斬新さがあります。このようなアプローチにより、松篁は日本画の新たな可能性を開花させました。

色彩の使用

松篁は、西洋画で学んだ色彩理論を活用し、日本画に独特の色彩表現をもたらしました。彼の作品には、鮮やかでありながらも上品な色使いが特徴で、それは日本の四季の美しさを表現するのに適していました。また、彼は光と影を効果的に使い、立体感や空間の深みを出す技法を日本画に取り入れたのです。

構図と主題

松篁の作品には、自然や女性、歴史的なシーンを題材としたものが多く見られます。これらの主題を通じて、彼は日本の伝統的な美しさや、時には詩的な情景を描き出しています。彼の構図には、洋画で磨かれたバランス感覚が生かされており、見る者の目を引きつける力があります。

技法

伝統的な日本画の技法に、油絵のような立体感や深みを加えた松篁の画法は、非常に独創的でした。彼は、緻密な筆使いで細部まで丁寧に描き出し、作品に繊細さと力強さを同時に表現しています。また、彼の作品には、西洋の影響を受けつつも、日本の自然や文化に根ざした美意識が反映されています。

上村松篁の日本画は、その革新的なアプローチと深い美意識によって、日本画の新たな地平を開いたと評価されています。彼の作品は、日本の伝統文化と西洋の技法が融合した独特の世界を展開し、現代においても多くの人々に愛され続けています。


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