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生成AIと、変わらないもの


映画『ザ・ビートルズの奇跡 リヴァプールから世界へ』を観てきました。
活動初期のビートルズについて、当時のマネジャーや、元ドラマーのピート・ベストらが語るというドキュメンタリー映画です。


個人的に私は60~80年代の洋楽が好きなのですが、


ビートルズの音楽は、聴くと自然に耳に馴染みます。
約半世紀経った今も、古さがないし、音の心地よさがなんとも言えない感覚になるんですよね。

(個人的に、ビートルズと料理は相性いいと思うのですが、私だけかしら?リズム感がなんだか合うんですよね。料理中にかけると、私はご機嫌で料理できます♪)


先日、生成AIで作った音楽を視聴する機会がありました。
もはや当たり前の感想しか出てこないのですが、もののわずかな時間で楽曲が作れていてすごかったです・・。

先日、小説の賞のための公募案内を読んでいたら「生成AIを使って書いたものも応募と可能とする。」といったような一文を読んで、創作の世界にもどんどん生成AIが入ってきているな〜と実感しました。


(ちなみに私は、生成AIは興味ありますが、自分が書く小説にAIを用いて書こうとは全く思わない派です。)

2023年に、ビートルズの古いカセットテープに残っていた音源を生成AIを用いて蘇らせ、「Now and Then」がリーリースされたとき、とても話題になっていたことを覚えています。


(Now and Then も聴けば聴くほど味があって良い曲です♪)


こうやって、生成AIによって復活したり、救われれるものがたくさんあると思うから、生成AIを用いたアートの分野も面白いなと思うのです。


個人的には、生成AIの活用は趣味レベルで楽しんでいます♪

Dall-E 3で作ったイラスト 60年代イギリス リバプール イメージ


そして、私の意見としては、「変わらないもの」も「新しいもの」も同時に大事にしていけたら良いな〜と思うのです。


四字熟語に『不易流行(ふえきりゅうこう)』という言葉があります。
不易=いつまでも変わらないもの
流行=時代に応じて変化していくもの


変わらないものの中でも、変化を求めていくこと。そして、新しいものを求める流行性の中にこそ、不易(変わらないもの)の本質があるという、言葉だそうなんですよね。


俳人の松尾芭蕉は俳諧こそが不易流行だと問いたそうです。(諸説あり)
つまり、俳句自体は昔から変わらないけれど、常々新しいものを取り入れることの中に、俳句の本質があるといった意味。

これって、まさにアートの分野でも、今まさにどんどん進化をとげている生成AIの世界でも言えるなと思うのです。

人々や時代の進化のために生成A Iを活用するけれど、生成AIを活用しようとする試みそのものの中に、人間の本質的な営みがあるんじゃないかな〜と。


話を元に戻すと・・・。


60年代に音楽界のみらず、世界を席巻したビートルズは、カーバー曲を演奏するのではなく、自分たちの「オリジナル楽曲」を演奏することにこだわりながら、常に革新的なレコーディングを試みたと知られています。

(逆回転とか、サウンドエフェクトとかを取り入れたり。当時からしたら、きっと奇想天外だったかと・・。)


まさに、音楽界の不易流行だったのじゃないかな〜と。


そして、今なお多くのファンがいて、きっとビートルズは、時は流れても新しい時代にずっと永遠に残り続けるであろうし、本質であり続けると思うのです。


もしジョン・レノンが今、生きていたとしたら、再びThe Beatlesで曲を作っていたとしたら、どんな感じになったのでしょう?


この時代を面白がっているのかしら?


などと妄想しました。

きっとこれから先も、時代は進化し続けて、どんどん良くなっていく世の中になることは間違いないと思うけれど、時には足を止めて、歩みを止めて、
昔を振り返ってみたり、価値を再発見してみたり、ゆっくりと音楽に浸ってみるのも良いよね、とそんなことを思いましたとさ。



私自身、変わりゆくものを捉えながら、変わらないものを大事にして生き続けていきたいと思います。

なんだか真面目に書いてみました。





























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