見出し画像

【アグリコラ】柵の自由研究

はじめに

 どうもロハンザムです。
 月に1回、福井アグリコラ会を開く程度にアグリコラが好きなのですが、初心者の方に柵の引き方をアドバイスするのは、なかなか難しいところがあります。
 経験者たちが盤面をうまく埋めているのは、あと木がいくつ取れそうか、家の数を増やすのか、畑タイルが何枚になりそうかなどを逆算して、柵を引いてるからです。
 そんなん初心者に説明してもよく分からないので、持っている木の数に応じて、どんな柵ができるのかパターン化してみることにしました。
 柵の引き方が分からない、なかなか盤面が埋まらないという方々の少しでも参考になれば、幸いです。

・得点の比較について、例えば、初めて1マス分柵を引くと、柵点が-1点から1点で2点行動となりますが、単純化するため、そのことは無視しています。
・得点の「空地」とは、得点計算時に使っていない農場スペース1つにつきマイナス1点を打ち消したので、加点しています。
・家畜の種類数が3種類(羊・猪・牛)を超えるのは、拡張で馬🫏やラマ🦙が出てくるからです。

12木4マス

【得点】8点(牧場4+空地4)
【1木あたり】0.66点
【収容数】4種類8頭
【補足】通称田の字。木が少ない・畑がゆるい・家を増やしやすい等なら、とりあえず、この形を目指しましょう。

12木4マス

12木6マス

【得点】8点(牧場2+空地6)
【1木あたり】0.66点
【収容数】2種類12頭

12木6マス

12木8マス

【得点】9点(牧場1+空地8)
【1木あたり】0.75点
【収容数】1種類16頭

12木8マス

12木9マス

【得点】10点(牧場1+空地9)
【1木あたり】0.83点
【収容数】1種類18頭

12木9マス

13木6マス

【得点】9点(牧場3+空地6)
【1木あたり】0.69点
【収容数】3種類12頭

13木6マス

13木6マス改

【得点】8点(牧場2+空地6)
【1木あたり】0.61点
【収容数】2種類12頭
【補足】「放牧人」(得点計算時に農場スペース3以上の牧場1つにつきボーナス2点を得る。)があると狙う。

13木6マス改

13木7マス

【得点】9点(牧場2+空地7)
【1木あたり】0.69点
【収容数】2種類14頭

13木7マス

14木5マス

【得点】9点(牧場4+空地5)
【1木あたり】0.64点
【収容数】4種類10頭
【補足】12木のつもりが手元に14木あるじゃんって、調子が良いときにできる田の字進化型

14木5マス

14木6マス

【得点】9点(牧場3+空地6)
【1木あたり】0.64点
【収容数】3種類12頭

14木6マス

14木8マス

【得点】10点(牧場2+空地8)
【1木あたり】0.71点
【収容数】2種類16頭
【補足】「放牧人」、「牧人の杖」(柵で囲んで4スペース以上の牧場1つを新たに作るたびに、すぐその牧場に羊2頭を置く。)があるとき狙う。

14木8マス

14木9マス

【得点】11点(牧場2+空地9)
【1木あたり】0.78点
【収容数】2種類18頭
【補足】木の得点効率が良いので盤面が埋まらないときに覚えておくと良い。

14木9マス

15木5マス

【得点】9点(牧場4+空地5)
【1木あたり】0.6点
【収容数】5種類10頭
【補足】「畜産労働者」(〜得点計算時に牧場が一番多いプレイヤーは全員ボーナス2点を得る。)があるなら狙う。

15木5マス

15木6マス

【得点】10点(牧場4+空地6)
【1木あたり】0.66点
【収容数】4種類12頭
【補足】基本形。とりあえずこれを目指そう。

15木6マス

15木8マス

【得点】11点(牧場3+空地8)
【1木あたり】0.73点
【収容数】3種類16頭

15木8マス

15木8マス改

【得点】11点(牧場3+空地8)
【1木あたり】0.73点
【収容数】3種類16頭
【補足】↑の形より、実際にはこの形になりやすい。右下に7木2マス柵を引いたあと、盤面がなかなか埋まらないときにこの形に落ち着くことが多々ある。

15木8マス改

15木9マス

【得点】11点(牧場2+空地9)
【1木あたり】0.73点
【収容数】2種類18頭

15木9マス

14木12マス【例外】

【得点】13点(牧場1+空地12)
【1木あたり】0.92点
【収容数】1種類24頭
【補足】家や畑の点数が頭打ちとなるので、やらない。

14木12マス

まとめ

 とりあえず類型を並べてみました。1木あたりの得点効率から言うと、①14木12マス②12木9マス③14木9マスとなりますが、家や畑の点数が頭打ちとなるので、最初からオススメはできません。基本形である15木6マス、12木4マスを狙いつつ、15木8マス、13木6マス、11木4マスあたりにやむを得ず着陸する流れかと思います。これらのパターンをイメージできていると、他のプレイヤーがまだ木を集めるのか、柵を引いてしまうのかを推測するのに、多少の手掛かりになります。
 なお、家畜が1〜2種類しか飼えない柵を前提にプレイするのであれば、カード上で飼えるようにしておくこともドラフト時のちょっとしたコツになります。
 また、盤面づくりのアドバイスとしては、慣れないうちは家・畑・柵の緩衝地帯を作りましょう。どれかが邪魔になって広げられないと言うことがないように、常に間に空きスペースを意識します。
 余談ですが、大きめの柵を引く+牛1をとりにいく=牛の王子(乳牛王子)が出てきやすいので、覚えておくと良いでしょう。
 どのような盤面にするかはアグリコラの一つの魅力ですので、柵も含めて、あれこれ試していただくのが一番かと思います。
 みなさまも良きアグリコラライフを!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?