【前編】Twitter挫折経験者でも大丈夫!Twitterを今度こそ継続できる秘訣
㈱ログシーのキャリアコンサルタント&広報担当の鈴木さくらです。
常々「Twitterはサードプレイスだ」と思っている私。自身の個人アカウントと企業アカウントを運営し、そして、先日フォロワーさんが2000人に達したそのプロセスにおいて、Twitterはやはりサードプレイスだと再認識しました。
(ちなみに小耳にはさんだ話ですと真偽のほどは不明ですが、Twitterでフォロワー数2000名以上は利用者の6%とも言われています)
そこでこんなツイートをしたところ、
こんなリプや
こんなリプとか
温かくいろいろいただき、「うん、やっぱりサードプレイスだわ」と確信しました。
そこで「家と職場以外の第三の居場所」程度に、気軽に私が使っていた「サードプレイス」について改めて調べてみたら、サードプレイスという概念は奥深いことが判明。なんと!サードプレイスたるものには8ヶ条があったのです!!
■「正しさよりも、楽しさ」で動く私たちだからこそ
noteを活用している人の多くはTwitterを併用している人が多いですよね。Twitterを活用する目的は人さまざまだと思いますが、あなたはどんな目的でTwitterを活用していますか?
どんな目的にせよ、この8ケ条を眺めてみると、サードプレイスという概念とTwitterはとても親和性が高く、また、継続的にTwitterを運用をしていくうえで大きなヒントとなる概念だと改めて認識しています。
Twitterを活用している人の話を聞くと、Twitter挫折経験を経ている人が一定数いるなあと・・・気持ちはよくわかります。私も挫折しそうになったことはありましたし、4年ほどはFacebookにどっぷり浮気してTwitterをほったらかしにしていましたから笑。
巷には「Twitterを始めて◯ヶ月でフォロワー◯千人になりました!」というフォロワー増加のためのハウツー記事はたくさんあるので、フォロワー数を増やすための実践的なヒントはそちらをご覧にいただくとして、ここでは主に仕事でTwitterを活用している人がサードプレイスの8ヶ条を意識して取り組むことで、もっとTwitterライフが楽しくなるんじゃないかな!という「Twitter挫折経験者でも大丈夫!Twitterを今度こそ継続できる秘訣」についてお伝えしていきます。
何事も義務感では続かないもの。やはり楽しくないと。私たちは「正しさよりも、楽しさ」で動く動物ですからね。ということで、仕事でTwitterを継続活用したいそこのあなた、必見です!
■サードプレイスはコミュニティライフの”アンカー”であり、創造的な交流が生まれる場所
(※画像はAmazonよりお借りしました)
RAY OLDENBURG, THE GREAT GOOD PLACE: Cafes, Coffee Shops, Bookstores, Bars, Hair Salons, and other Hangouts at the Heart of a Community, New York, Marlowe & Company, 1989
「サードプレイス(Third places)」という言葉は、もともと米国社会学者レイ・オルデンバーグによって生み出されたもの。彼の『THE GREAT GOOD PLACE』(1989年)という著書のなかで「サードプレイス(Third places)」について述べられました。
かつては街のどこかに庶民が自由に集まって議論を交わす場があったが、20世紀に入ってからは世界中で消滅しつつある―――その「場」の例がタイトルにある「 Cafes, Coffee Shops, Bookstores, Bars, Hair Salons, and other Hangouts」です(Hangoutsとは”行きつけの場所”とか”たまり場”)。そのような世界的な兆候に危機感を覚えたオルデンバーグは、地域の人々が日常的に身近に集まれる場「サードプレイス(Third places)」の大切さを説いた―――ざっくり要約するとそのような内容です。
オルデンバーグは、「ファーストプレイス」を個人が自宅で生活を営む場所とし、「セカンドプレイス」は職場であり、おそらく個人が最も長く時間を過ごす場所。そして、「サードプレイス」はコミュニティライフのアンカー(アンカーとは船の錨のことで、”拠り所”という意味)ともなるべき場で、より創造的な交流が生まれる場所として定義しました。
以降、「Third Place」が本のタイトルに使われたのはこちら。
(※画像はAmazonからお借りしました)
Ray OLDENBURG, Celebrating the Third Place: Inspiring Stories About the “Great Good Places” at the Heart of Our Communities, New York, Marlowe, 2001.
2001年に出版された『Celebrating the Third Place』では、オルデンバーグが選ぶ、約20の「Third Place」なるものの実例が紹介されています(地元密着型のコーヒーショップ、飲食店、ガーデニングストア、書店など)。さらにそこには、オルデンバーグのつぶさな観察により見出された、サードプレイスに共通する下記の8ヶ条がまとめられています。
■サードプレイスたらしめる、驚きの8ヶ条
では、ひとつずつ見ていきましょう!
1)中立地帯
サードプレイスの構成者は義務感からそこにいるのではない。彼らは、経済的、政治的、法的に縛られることなく、喜んでやってくる。個人が思いのまま出入りができ、もてなすことを要求されず、全員が心地良く寛ぐことができる。
2)平等主義
サードプレイスは、個人の社会における地位に重きを置かない。経済的・社会的地位は意味がなく、ありふれていることが許容される。サードプレイスでは参加するために、何も必要条件や要求がないこと。会員など制限はなく、あまねく人々が入ることができる。
3)楽しい会話が主たる活動
遊びココロや楽しい会話がサードプレイスの活動のメインである。会話のトーンは気軽で活気があり、ユーモアやウィットに富み、優しい遊びココロは高く評価される。
4)アクセスしやすい設備と環境
サードプレイスはアクセスがしやすくオープンで、みんなが訪れやすい環境であること。柔軟で親切で、集まる人のニーズに応えること。なかにいる人々が協調的であること。
5)常連と新参者
サードプレイスには常連がいて、その空間やトーンを形成している。その場所らしさを彼ら自身が創る。それが新たな訪問者を惹きつけ、常に新参者を快く受け容れる常連がいて、新参者にも優しく、心地良い空気を創っている。
6)健全で受け容れる態度と姿勢
サードプレイスは健全であること。そのなかには無駄遣いや変な派手さはなく、家庭的な感じ。偉ぶったり、排他的であってはいけない。いかなる個人、あらゆる階層の人を受け容れる。日常に溶け込む簡素な外観(デザイン)をしている。
7)明るく、機嫌がよくなる
サードプレイスでの会話のトーンは、けっして緊張や憎悪を生んではいけない。その代わり、陽気でウイットに富んだ会話、気さくな冗談は歓迎される。明るく遊び場のような雰囲気を持っている。
8)第2の家
サードプレイスにいる人たちはあたかも同じ家に暮らす者同士のように、しばしば温かい感情を共有する。この場所に根ざしている感情を互いが持ち、癒しや精神的に生まれ変わることを得る。もうひとつの家、リビング、家族的な存在である。
ふう、すごい。なんて詳細な条件でしょうか・・・こんな詳細な条件があったなんて。改めて眺めて見ると、驚きますね。
さて、あなたにとってのTwitterは現在どの程度のサードプレイスでしょうか。これらの一つ一つの条件と照らし合わせながら、サードプレイスになりえているか、一緒に考えていきたいと思います。最高クオリティのサードプレイス認定を受けられるでしょうか?!
後編では、これらの8ヶ条をTwitter活用として紐解いていきますね。これら8ヶ条を具体的にどのようにTwitterで活用できるのか、その方法も紹介していきます。継続的にTwitterを運用をしていくうえで大きなヒントが得られることでしょう。どうぞお楽しみに!
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