基本同時代人だが、漱石鷗外は殆ど交流がない。
もちろん鷗外漱石は芥川=菊池寛の世代より上で、それぞれバックに大学関係者と新聞社がついているので、文藝春秋や芥川賞の影響は受けていない。
芥川龍之介を夏目漱石が激励
恋文かと思うくらいしばらく漱石の爽やかな激励が芥川に向けられる。人物的にやばいやつだとか、ジジイにキレられたとか孫がいうが、文章の透明感は小説でも論文でも書簡でも偉いもんだ漱石は。
芥川が衰弱するのがこの11年後、漱石はこの年にこの世を去る。対する鷗外は漱石の五個上、芥川が衰弱死する5年前に死ぬがおそらく何か引き止めるような影響力はもうなかったはず。以下のエピソードは彼らがこの世をさるもっと前、青春時代の出来事だ。
あれが森さんかあ
誰かの葬式のシーンだったかと思うが、調べるのに多少時間がかかるが、ええ描写や。
鴎外については夏目漱石論があるが、鴎外らしいふざけた論文となっている
他に句会かなんかで一緒だったというのが年譜に入ってて、漱石から少し何か書いたので以上なはず。あとは娘さんからの言質となるが、森茉莉は父の鴎外が漱石のこと意識してたんじゃないかと三島由紀夫とのインタビューで答えている。
スター夢の共演みたいな文学話
実篤x森さん