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LAPRASのモブプロ生配信を支える長廻さん

LAPRAS Advent Calendar 2021 18日目の記事です。

こんにちは。LAPRAS CTOの@rocky_manobiです。
最近「LAPRASモブプロ生配信」という取り組みについて質問を頂く機会が増えているため、この取り組みについて紹介したいと思います。スタートしてからちょうど1年ほど経過しており、頃合い的にもよさそうです。

モブプロ生配信とは何なのか、どうやってこの活動を継続しているのか、などなど裏側についてお伝えできればと思います

※自社推しが過ぎますが、組織の一員としての本心なので寛大に見ていただけると嬉しいです。
※採用PRを含みます。

LAPRASモブプロ生配信とは

「LAPRASの開発者が集まってモブプロをする様をYoutubeに垂れ流す」というシンプルな企画です。配信周期は毎週、尺は1時間程度、開発テーマは概ね4~5回で一区切りするようなものを選んでいます。

コードを書くだけではなく、TODOの整理や設計の相談、振り返りなども生配信中にやっています。こんな感じです。

(↑の動画に共通して出演している) @ちゃんもろ さんの発案によって始まったこの企画も早いもので開始1年が経ちました。最近はconnpassでイベントを設置した上で生配信をしているのですが、ときには100名以上の方に登録頂けるなど、ご興味をもって頂けるような状態になっています。

バズるという状態ではないものの、配信を見てサービスに登録頂ける方もいらっしゃったり、カジュアル面談や選考においても以下のようなフィードバックを頂いたりと、徐々に効果が感じられるようになってきました。採用担当としても本当にありがたい限りです。

● 開発チームの雰囲気や関係性が知れ、安心して選考にすすめた
● 外から見るとLAPRASはとっつきにくい人達のあつまりに見えたけれどそんなことはなさそうだと安心した
● ビジネスサイドとしてもこれから接するエンジニアさんの雰囲気が分かって安心感がある

弊社面談/選考を受けてくださった方から頂いた声

マイナビTech+さんに取り組みを取材頂いたりもしました。
取り組みの目的や心や工夫についての声を記事にしていただいております(ので、このエントリではそこには詳しく触れません)。

エンジニア工数は配信時間のみ(75分/週)

ここからはこの取り組みの裏側についてお話ししていきます。

動画コンテンツを毎週作るということから、運用にかなりパワーを割いているように見らることが多いのですが、出演しているエンジニアは出演時間以外は基本的に何もしていません。毎週木曜の18:00にGoogle Calendarに導かれて集まり、配信が終わるとともに解散していきます。

シリーズの節目では取り組むテーマを決めるための会議等もしますが、そのときは配信が無いので、基本的には75分/週の範囲で収まっています。

エンジニア採用をする程度にはやるべきことも多い状況なので、低コスト運用は取り組み継続において重要な要素です。

※一方で、ここ数回はテーマを持ち込んだ人が下調べや準備を整えてくださるケースが増えてきたというのはあり、もしかしたら初期よりも低負荷ではないかもしれません。反響が大きくなると楽しさも増しますが、同時にプレッシャーも大きくなります。「楽しくやっている」の範囲を超えないよう、改めて期待値調整等々の必要がありそうです(と言っていました)。

モブプロ生配信を支える長廻さん

本題です。
エンジニアの負担が限りなく"出演のみ"であるということは、誰かがこの取り組みを支えているということになりますが、それがLAPRAS のプロダクトマーケティングマネージャの長廻さん」というわけでございます。
この手の企画を継続するには彼のような動きが必要不可欠だと感じており、感謝の気持ちとともにここで共有させて頂きます。

LAPRASのサービスの数字責任をもち、ユーザさんと会話し、メンバーを巻き込み、戦略を立案/実行するという読んだだけで多忙とわかる業務の傍ら、彼はこの番組の「開発以外のすべて」を担っています。

エンジニア陣から施策のアイディアを募り、そこで出たモブプロ生配信というアイディアを企画として整理し、運営の効率化や期待値調整によって低コスト運用を実現し、計測した反響や成果を社内に共有して演者をモチベートする。こうした活動を継続的に続けられています。

こうした長廻さんの動きが無ければこの番組は継続はおろか、第1回すら迎えることは無かったことでしょう。

やっていることや工夫していることを聞いてみました

このままだと長廻さんにひたすら感謝する記事になってしまいますので、運営でやっているTipsを少しだけお聞きしてみました。
とはいえ執筆動機の9割が感謝の気持ちで始めてしまったのでこのセクションはそこまで厚くはないです。

定常運用

  • 配信

    • StreamYardの有料プランを利用してYoutubeにストリーム配信

    • 配信1週前にConnpassでイベントページを作成してTwitterにも告知

      • Connpassからの通知で次回配信の存在に気づいて頂ける(Youtubeチャネル登録よりもハードルが低め)

    • リアルタイムのテロップ差し替え/サウンドロゴ再生などなど演出

      • (弊社デザインを統括している小瀧さん によるサウンドロゴがまた素敵で、好きなんですよね)

  • 予告変作成

    • 生配信中に盛り上がったところを時間とともにメモをしておき、予告編作成のコンテンツを考える時間を短縮

    • 配信終了後30分以内には予告編付きのツイートをPOST

      • 動画編集- iMovie

      • 字幕 - Vrew

  • 効果測定/フィードバック(ここは僕の観測です)

    • Twitterでのハッシュタグ/エゴサ結果、Youtubeコメントなどを社内Slackで共有して演者を励ます

    • 再生回数のマイルストン(10000回等々)を突破するたびにSlackで共有

    • 社内での成果共有では関わったエンジニアさんや開発ネタの発案者に必ず言及してチームの成果であることを強調(ここがとてもカッコいい)

企画

企画としての目的や計測項目の整理をするうえで、以下のようなことにも注意を払っていたとのこと。我々は楽しく配信していただけなのに。

  • 成果が出てくるまで時間がかかり、数字だけを見ると地味な結果になることが分かっていたので、数字が出ていなくても説明がつく状態で運営する

    • エンジニアの工数は「配信時間のみ」として運営

    • 自身の工数も可能な限り配信時間+α程度に抑える仕組みづくり(配信時間込みで90分/週)

  • 準備無し、編集無しのぶっつけ本番という期待値調整をすることで、低クオリティコンテンツによる評判の悪化などのリスクを軽減

継続できる理由 - 参加したくなる空気

 「こうした取り組みは社内メンバーの協力が欠かせず、出演者が飽きたり、『これに参加したくないな』と思われたりすると続かなくなります。視聴者だけでなく、社内の目も意識して配信をしています

https://news.mynavi.jp/techplus/article/20211214-2226582/

こちらは取材頂いた際にお話しされていた事ですが、長廻さんはまさにこれを体現されています。

例えば開発テーマを決める会議においては、マーケターとしての専門的知見や反響などのデータをエンジニア陣にインプット頂きつつも、あくまで議論の主体をエンジニアにおくような進行をされています。
LAPRASというエンジニアさん向けのサービスを運営しているからこそ、社内のエンジニアの感覚を大切にしたいとおっしゃっていて、これが口だけではないのが格好良いんですよね。エンジニアへの、同僚へのリスペクトを感じます。

エンジニア側も「長廻さんに編集の手間をかけさせてはいけない」という気持ちが強くあり、放送事故を防ぐためのドキュメントを作ったり、リアルタイム操作でできる範囲でのコンテンツの改善案を出したりと、皆で改善していく流れができています。関わる人皆が自分事としてとらえられているような、そんな雰囲気です。

実行力のある人がいるありがたみ

実際のところ「モブプロ生配信やってみようか」というアイディア自体は特別なものではありません。先行でやられている企業さんもいらっしゃいますし、今もいろいろな場所で「やったらいいよね~」という話はされていると思います。

以前のLAPRASも同じような状況で、たまに雑談でアイディアは出るものの実行されることはないという状態でした。(これはこれで反省すべき点で、少し開発作業以外への腰が重いところは改善していきたいです)

そこへ長廻さんが現れ、配信の足回り/告知/効果測定/大義などなどを整備頂き、実際に動き出しました。その後も長廻さんの圧倒的運営力に支えられ、共有いただく反響に勇気づけられながら、皆がアイディアを出し合い改善をし続け、今の状態に至ったという感じです。
どうしても演者ばかりが目立ちがちですが、取り組において長廻さんの存在はとてつもなく大きいものです、ということを感謝の気持ちとともに共有したい記事でございました。

開発者側のリードは@ちゃんもろさん

今回は長廻さん回なので言及が少なかったですが、演者であるエンジニア側は@ちゃんもろ さんの強力なリーダーシップのもとに進められているとうことを付け加えておきます。

取り組みの目的/動画配信を手段とする理由/扱うテーマや配信中のふるまいについてのガイドライン的なものを明文化し、参加するエンジニアで共通認識を持てるようにするなど、こちらも素敵な動きなので、どこかで共有したいと思います。(運用を始めてみたいという企業様はご連絡を頂くと取り急ぎ共有できるかもしれまん)

ここからはいつもの流れです

ということで、LAPRASでは一緒にサービスを開発頂けるエンジニアさんを募集しております。今回はエンジニアリングの取り組みとは別角度で、エンジニア職以外にも素敵な方がいて、良い関係でお仕事していますよというお話をさせていただきました。

LAPRASのアドベントカレンダーには非エンジニア職の人もたくさん記事を投稿しています。これまでに書かれている記事は下に一覧も載せておきますので、ご興味ある方は是非ご覧ください。(残念ながら長廻さんの担当は12/22なのでまだ存在していません)。

ただの感想になってしまいますが、どの記事を読んでも "日々勉強をして専門性を磨いていく必要があるのは何もエンジニア職に限ったことではなく、それぞれの分野に専門性は存在するものである"ということを感じられて、自社でなくともこうした知識に触れられることに充実した気分になれます。

最後までお読みいただきありがとうございました!!
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