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[唯一無二ハーフ/フル切り替え機構]KONICA AUTOREX P


初めましてRockyです。

今回紹介するのは日本にかつて存在していたフイルムカメラ会社 コニカから登場したKONICA AUTOREX Pです。

株式会社コニカは世界で初めてのフラッシュ内蔵カメラやオートフォーカスカメラ機構を開発させたカメラ業界を大きく支えたカメラ企業の一つです。

その中でもKONICA AUTOREX P(1966)KONICA AUTOREX(1965)の普及版として販売された、自動露光計が付いていない完全フルマニュアルの機械式フィルム一眼です。

機械式のため電池を使用せず、いつまでも使えることそして故障したとしても修理が安価で済むところが利点だと思います。

KONICA AUTOREX P
ファインダー上部にKONICAの文字

自分が手にする最初の一眼フィルムカメラを何で選ぶかと考えた時、見た目の可愛さを重視していたため銀色のアルミニウム合金は重さや手触りともにすごくワクワクしました。

またフィルムを巻き上げるレバーが大きく、奥まで曲げる動作感とシャッターのガシャーンという音が、写真を撮る感触として非常に心地よいと感じお気に入りです。

KONICA HEXANON AR 50mm F1.7

レンズはKONICA HEXANONAR50mm F1.7 という圧倒的なレンズの明るさと名玉と名高い描写力を持ったレンズとなります。絞りの調節リングもレンズに付いていてフォーカスリングも非常に滑らかで合わせやすいです。

基本的に一万円以下のものしかないので初めての人でも手を出しやすいレンズとなっています。

そして1番の唯一無二のポイントは途中でハーフカメラと35mmカメラを切り替えられるところです。ハーフしか取れない、35mmしか撮れないカメラが一般的である中でどちらも撮れるカメラは他にはない優れた点と言えます。

ハーフとフルを切り替えるときは少しだけ注意が必要なので必ず確認しつつ行いましょう。

以下作例となります。

自分は基本的に露出計を使って露出を測りつつ撮影をしています。
フィルムは黒つぶれに弱いので適値より少し明るめに撮っておくのが良いです。

夜の撮影の際はISO400のフィルムを装填しており、f値開放ギリギリで撮っています。またシャッタースピードも1/60sまではなんとか撮り切れると思います。

写真は片手でライトを当てつつ、もう片手でフィルムカメラを持って撮影しています。なるべく明るいライトが当たる場所を探して撮っています。

以上がKONICA AUTOREX Pの紹介となります。フィルムカメラの中ではメジャーどころではないですがだからこそ他の人と違う個性と面白さを備えた素敵なカメラではないかと思います。

少しでも役に立っていれば幸いです。

Rocky

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