クリップチューナの液晶画面の掃除

ギターの音をマイク採りして、WiFiで飛ばし、リアルタイムでヘッドホンで聴きながら練習中です。びっくりした。弦を押さえる、弦から指を離す、ポジション移動する、いずれの動きでも弦と指の間でノイズがばっちり聞こえます。普段の練習では気付きませんでした。おそらく、指先が斜めになっているし、たぶん、「押さえ方が下手くそ」ということがばれてしまった。かなりショックです。このキュキュッという音が気になるなあ。時間を掛けて、左手の動きを矯正しなくっちゃいけないわ!
 
ところで、リュックにそのまま突っ込んでいたら、チューナの画面が汚れて、見にくくなってしまいました。【写真1】KORGのチューナPitchHawk G2です。【写真2】細かな埃が内部に入って、画面が汚れています。演奏中に画面が暗く感じます。表面を拭いても埃は取れませんでした。液晶画面の中に入っているようです。【写真3】筐体の外側を隈無く探したのですが、ネジがみつかりません。仕方ないので、表面板側から開けることにします。腕時計の裏蓋を開けるツールです。電池を交換する際に使います。液晶画面の横の隙間からそーっと突っ込んでみました。液晶板は筐体内部にあり、その外側にアクリル板の薄板が被さっている構造です。どうやらアクリル板の裏面と、内部の液晶の表面に埃が付いていることがわかりました。
 
【写真4】アクリル板は両面テープで固定されているだけでした。もともと隙間があり、埃が入り込む構造です。ここで、アクリル板が曲がったり、割れたりするとあとが悲惨です。先ほどの腕時計のツールで少しずつ丁寧に剥がします。こう申しては悪いのですが、値段の割には、作りが安っぽいし、雑すぎるようです。表面板に粗末な、いわゆる「プラ板」を使っています。表面板とケースとが密閉構造にもなっていないし、試作品でもあるまいし、それを両面テープでつけるだけです。日本製品としては恥ずかしい!製品の構造だけから言いますと、チープなjoyoaudioやammoonのほうが遙かに作りは丁寧です。さらに、機能は便利ですが、回路の製造単価は200円前後でしょうね。おそらく中国等に依存しており、自社では作っていないのかもしれません。KORGさんは稲城市「京王よみうりランド」駅にある日本メーカーです。KOの2文字はの京王線のKOからとっている。長年良い製品を作ってきました。チューナーの中身を掃除しただけですが、ちと残念感を払拭できません。
 
【写真5】綿棒とエタノールで埃を綺麗に取り除きました。表面板を両面テープで元通りに貼り合わせます。出来上がりです。【写真6】写真2と比べると一目瞭然です。画面が綺麗になり、とっても見やすくなりました。

画像1