編集者として20年仕事してきましたが、音作りに本格的に関わるとはおもっていませんでした。大学時代の自分に教えてあげたい。
とはいえ、前職でも劇場映画の制作でたいへんな、そして有意義な体験をさせてもらいました。
それは、公開日も決まっていて、この日に納品しないとダメ、という締め切りの二週間前くらい。
日本トップクラスのスタジオでも監督が納得いく音にならず、監督と制作Pと3人で渡米することになったのです。
カリフォルニアのハリウッド現地のスタジオでは一発でOK。自分でもはっきりと違いがわかりました。すごく良くなったんです。なぜ、なにを、どうしたらそうなるのかは全然わかりませんでした。アメリカのスタッフの方からも、なぜできないのかわからないよ、と言われました。カリフォルニアの気候がなせるわざなのか? ハリウッドの魔力なのか?
まあ、海外レコーディングをするアーティストも多いし、いろんな理由があるんでしょう。
3泊5日で帰国した朝に、その日の昼から行われる関係者試写会のため、成田から直行で試写室に映像をとどけました。
今考えてもいい経験をさせてもらいました。あれ以上の痺れる締め切りはいまのところないですね。
限界を超えるたびに限界が伸びるということを前職は教えてくれる、ドラゴンボールのような職場でした。あれ以上いたら、確実に体壊してたと思うけど(笑)。
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